ドコモのクレジットカード「dカード」を使っていても、「dカード mini」について知らないという人は意外に多いのではないでしょうか。現在は名称が「d払い(iD)」に変わったdカード miniについてご紹介します。
dカード miniとdカードの違いとは?
dカード miniは、かざして支払う決済サービス「iD」を、ドコモのおサイフケータイで簡単に使えるようにするサービスです。スマホのアプリで利用を申し込み、買いもの時はおサイフケータイの「iD」でかざして支払い。使ったお金は毎月の携帯電話料金と一緒に請求されます。
2019年11月に名称が変更され、「d払い(iD)」となりました。将来的には、他キャリアのユーザーでも使えるようになったり、Apple Payに対応したりする予定ですが、現時点ではドコモのおサイフケータイユーザーのみ利用できます。
また、dカードはクレジットカードなのでプラスチックカードが発行されますが、dカード mini/d払い(iD)にはありません。dカードよりも利用限度額が低く設定され、毎月最大で3万円(5000円、1万円、3万円の3段階)までしか使えません。
dカード miniはdカードと併用できる?
dカード mini/d払い(iD)はdカードと併用して使うことはできますが、特にメリットはありません。
dカード miniの設定方法は?
dカード mini/d払い(iD)は「iDアプリ」から申し込み・設定ができます。ドコモのおサイフケータイ対応スマホにはiDアプリがプリセットされていますので、アプリ一覧から探しましょう。アプリにカードを登録するときに、「d払い(iD)クレジットカードの契約なしで登録する」を選択します。その後、利用目的やネットワーク暗証番号を入力し、利用規約に同意すると申し込みと設定が終了。すぐに使えるようになります。
dカード miniはiPhoneでどう使うの?
現時点(2020年1月末)で、dカード miniはiPhoneに対応していませんので使えません。
dカード miniの設定可能上限額は?
dカード mini/d払い(iD)の利用上限額は、本人の利用状況、ドコモ携帯電話料金の支払状況などにより、5000円、1万円、3万円の3段階で設定されます。利用上限額内であれば、ユーザー自身で1000円単位で上限額を設定することが可能です。
dカード miniはガソリンスタンドで使える?
dカード mini/d払い(iD)は、店頭でiDを利用して支払います。ガソリンスタンドがiDに対応していれば使えます。
dカード miniは機種変更の時どうするの?
機種変更時は、カード情報をいったんドコモのサーバに預け、新しいおサイフケータイに機種変更後、カード情報をスマホに戻すという手続きをとります。カード情報を預けるにはiDアプリを利用します。機種変更後、カード情報を新機種に戻す作業も、iDアプリで行います。
dカード miniが更新できないときは?
dカード mini/d払い(iD)にも有効期限(入会申込日より1年後の、入会月の末日)があり、有効期限更新の手続きが必要になります。通知が届きますので、iDアプリでd払い(iD)の「カードの更新」を選択し、更新手続きを完了させましょう。
更新時には、携帯電話を契約したときに決めた4桁のネットワーク暗証番号が必要になります。一定回数以上間違えるとロックがかかり、翌日0時まで解除されません。カード情報を更新できなくなるので注意しましょう。また、カード情報をやり取りするので、電波状態のいい場所で更新しましょう。
dカード miniの再発行が必要な場合
紛失や盗難でスマホの利用停止手続きをしたあとスマホを発見し、再開手続きをしないままdカード mini/d払い(iD)を使おうとしても使えません。ドコモに電話してサービス再開の手続きをしましょう。自分自身で電話の操作で再開手続きができます。
利用再開の手続き後、カード情報設定の案内がメールで届きますので、iDアプリからカード情報を再設定しましょう。
※データは2020年1月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
※本記事はカードの利用を推奨する目的はありません。あくまで自己責任にてお願いします。
文/房野麻子