小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

創業は240余年前の天明元年!高知県に現存する最古の蔵「日本酒蔵」の新杜氏が目指す令和時代の酒造り

2020.02.03

高知県中土佐町久礼は高知でも屈指のカツオの町であり、朝獲れの近海魚が昼前には並ぶ大正町市場など、鮮度抜群の魚が安価で手に入る。お目当ての魚を買うだけでも行く価値大だが、地元の酒蔵、西岡酒造店に足を運ぶことも定番中の定番といえよう。

なぜなら、ここは地元の食、とくにカツオに合う酒造りを公言する、漁師町らしい酒蔵だからだ。

240余年の歴史が育む酒の味

西岡酒造店は酒蔵そのものが観光コースになるほどの歴史がある。創業は天明元年(1781)というから、今年で240年余り。もちろん高知県に現存する最古の蔵である。

などと書くと重厚な建物がどーんと登場すると思いきや、ひっそりと、しかし確実に歴史を感じさせる建物が出迎えてくれる。

中に入ればいきなり土間。古い酒造りの道具に囲まれた試飲コーナーや酒蔵ギャラリーを抜け、奥に行くと太い柱と梁、神棚、しめ縄が目を引く蔵の中へ。

さすがに仕込みのタンクは現代のものだが、2階に上がる階段や天井にある滑車などは、昔のまま利用しているというから驚きだ。

個性際立つ味わい

高知の酒蔵の多くが端麗辛口の傾向がある中、西岡酒造の酒は濃厚さが際立ち、ガツンと来る。

たとえば、代々受け継いできた昔ながらの造りを守り、あらゆる温度で飲み飽きないレギュラー酒「雪柳」。冷やならすっと喉を通るが、温度を上げると独特の香りが立ち上り、染みわたるように喉を通っていく。

「久礼シリーズ」は、純米から大吟醸まで豊富に揃い、どれも力強さを感じる。本来は県外用に出荷しているものだが、各地の飲食店や酒販店から高い評価を得て、高知でも逆輸入的に売れている。

ほかにも、呑んべえの杜氏が自分の飲みたい酒、飲んでみたい酒を造ったという「どくれ」。濃厚で酸度の強い、白ワインのような「どくれ 番外」になると、ガツンの度合いは増し、個性がさらに際立つ。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年4月16日(火) 発売

DIME最新号は「名探偵コナン」特集!進化を続ける人気作品の魅力、制作の舞台裏まで徹底取材!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。