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ひな祭りといえば、菱餅を思い浮かべる人もいるでしょう。カラフルできれいな菱餅ですが、ひな祭で飾った後はどうすればよいのでしょうか?菱餅をどうやって食べればよいのかを解説します。菱餅の由来や、3色の意味についても知っておきましょう。
女の子の節句「ひな祭り」は縁起の良い食べ物が多いお祭りとしても有名
毎年行われるひな祭りですが、いつごろから始まったのでしょうか。その由来や、ひな祭りで食べるものを紹介します。
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ひな祭りの由来は古代中国と日本の平安時代。人形を穢れを移して川に流したことが始まり
ひな祭りは、中国の行事である『上巳』が由来とされています。季節の変わり目である節句は邪気がたまりやすいとされ、中国では身のけがれを払うため川で身を清める習慣がありました。
これが『上巳』ですが、日本では川に入らず、紙で作った人形で体をなでてけがれを移し、川に流して清めるようになりました。これが『流しひな』の由来といわれています。
時代と共に人形が精巧なものになったことで、流すのではなく飾るようになったものが、ひな人形です。このように、ひな祭りにはひな人形を飾り、子どもの健康祈願を込めてお祝いするようになったのです。
【2024年】3月3日はひな祭り、ひな人形はいつから飾るべき?
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ひな祭りで食べる縁起物は菱餅以外にも「ひなあられ」や「ハマグリのお吸い物」「ちらし寿司」など多数
ひな祭りでは、縁起を担ぐものや健康によいものを食べる習慣があります。
たとえば、ひな祭りの代表的な食べ物としてハマグリの吸い物があります。ハマグリの殻が対でぴったりくっついていることから、夫婦円満を表すとされ、子どもが良縁に恵まれるようにという意味を持つ縁起物です。
ちらし寿司は、長寿をあらわすエビや、健康でまめに働けることに掛けた豆が入っています。三つ葉や人参などの色彩が加わり、春らしさを感じられる食べ物です。
ひな祭りといえば菱餅(ひしもち)やひなあられが欠かせない食べ物ですが、意味や由来を考えてみたことはあるでしょうか。桃の節句とも呼ばれるひな祭りは、陰陽五行思想や...
ひな祭りに菱餅(ひしもち)を飾る由来と3色&菱形の意味
菱餅は緑・ピンク・白の春らしい色合いで3色に分かれ、ひな祭りでも定番の食べ物です。菱餅の由来や色の意味を紹介します。
菱餅は母子の健康を願う縁起物。ひな祭りの原型「上巳」と共に中国から伝わった
菱餅は上巳とともに中国から伝わった食べ物です。緑の部分は、現在はよもぎが主流ですが、元々は母子草と呼ばれる草餅でした。
母と子が健康で長生きするようにとの意味が込められています。菱餅は女の子の健やかな成長と長寿を願って飾られるものです。
・菱餅がひな祭りの定番になったのは江戸時代から
平安時代には母子草が使われた草餅が作られていましたが、江戸時代ごろから、母と子をつくことが縁起が悪いとされて嫌がられ、ヨモギ餅になったといわれています。
江戸時代に五節句が制定されると、3月3日は女の子の節句として定着しました。菱形になったのも江戸時代ごろとされています。
・菱餅が菱形をしている理由は諸説あるが長寿と健康の願いを込めて作られる
菱餅が菱形をしている理由は諸説あります。正月に食べられていた『菱はなびら餅』に似せて作られたという説や、『心臓』の形を表すという説などです。どの説にしても、菱形には健康で長く生きられるようにとの願いが込められています。
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菱餅の3色(緑・白・ピンク)に込められた意味
菱餅の色は緑・白・ピンクの3色になっています。
緑に使われているヨモギは、造血作用があるとされる健康によい食材です。新緑のイメージもあり、『健康』などの意味を表すようになりました。
白餅は菱の実が含まれており、血圧低下を促進するとされています。純白の雪をイメージすることから、『清浄』などを表します。
ピンクはクチナシの実で色付けられていますが、解毒作用があるとされる食材です。桃の花をイメージするものであり、『魔除け』を意味する色です。
色を重ねる順番にも意味が込められているといわれています。重ね方には二通りあり、下から緑・白・ピンクで重ねている場合は、『雪の下から緑の芽が芽吹き、桃の花が咲いている情景』を表しています。
また、下から白・緑・ピンクで重ねている場合は、『雪の中から新芽が芽吹き、桃の花が咲いている』という意味です。
菱餅の食べ方
色も形もきれいな菱餅ですが、形を崩して食べてもよいのでしょうか。菱餅の食べ方を紹介します。
菱餅はひな祭りにお供えしたものを当日かそれ以降に食べる
菱餅は、ひな祭りの当日またはひな祭りが終わったあとに食べましょう。
市販の菱餅は、真空パックなどに包装されています。包装を外して飾ると、お餅が乾燥して硬くなってしまうため、なるべく包装したままお供えしましょう。
菱餅は普通のもちと同じ食べ方・レシピでOK
菱餅は普通の餅と同じ調理方法で問題ありません。焼き餅、お雑煮、きなこ餅、あんころ餅など、好みの方法でいただきましょう。お汁粉やお吸い物などに入れると、カラフルできれいな見た目も楽しめます。
菱餅は切っても大丈夫
正月にお供えする『鏡餅』は、鏡開きまで食べてはいけない決まりや、切るのではなく手や道具で割る、雑煮やお汁粉に使うなどの風習があります。
しかし、菱餅にはそういった決まりはありません。「角が取れる」という意味で切って食べても大丈夫といわれています。
菱餅は3色の餅を重ねて作られているため、色の境目で切ると簡単に切り分けられます。食べる際は、まず菱餅の包装を外し、横に刃を入れながら、それぞれの色に切り分けましょう。
焼いて食べる場合は、切り分けた餅をオーブントースターに入れ、焼いている間に海苔や醤油などのトッピングを用意します。餅が焼けたらお好きなトッピングで食べましょう。
構成/編集部