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ホンダの「シャトル」の系譜を継いだ「フィット シャトル」の歴史を一気に振り返ってみた

2020.02.06

新型ホンダ「フィット」が2020年2月14日に登場する。

今回のフルモデルチェンジで4代目に生まれ変わる新型ホンダ「フィット」は、コンセプトを若干変更し、使い勝手に優れた、居心地の良い快適なクルマへと進化する。

ちまたで話題のホンダ「フィット」にはかつて、「フィット シャトル」と呼ばれるモデルがあったのを覚えてらっしゃるだろうか?

同車名は1代限りで、やがてホンダ「シャトル」へと進化した。しかし、シャトルの名前は受け継がれていく。

そんなホンダの「シャトル」の系譜を振り返ってみよう。

シビックシリーズに追加されたホンダ「シビックシャトル」

「フィット シャトル」が登場する以前、シャトルの名は同社の兄弟車、「シビック」に使われていたのだ。

1983年9月22日に登場した、通称「ワンダーシビック」に、5ドアの「シビックシャトル」が追加された。

SHUTTLE=シャトルとは本来、織機で横糸を通す杼(ひ)のことを指す。これが転じて、短距離路線または2つの交通系統をつなぐ定期往復列車や、航空機、バスなどの呼称としても使われる。スペースシャトルも、その一例だ。

そんな都市と都市をキビキビとネットワークするコミューターとして、ホンダはSHUTTLEと名づけた。

「シビックシャトル」のサイズは、全長3990mm×全幅1645mm×全高1490mm。ホイールベースは2450mm(タイプ55J)だった。

室内の広さを高さと幅に求めたスタイリングで、フロントシートとリヤシートは、リクライニングとスプリット方式を利用した様々な組合せが可能。また、ガラス面積を充分にとり、採光性にすぐれていた。

2代目に進化した「シビックシャトル」

ホンダ「シビック」は1987年9月9日に、通称「グランドシビック」へとフルモデルチェンジを行った。同時に、「シビックシャトル」も2代目に進化したのだ。

ワイドな面積の3次元曲面ガラスを採用したフラッシュサーフェス・フロントウインドウや、艶やかな曲面を表現したリア・クオーター・ベントガラスウインドウなどにより、明るく広々とした室内空間が生まれた。

また、コンパクトなサスペンション形式により、凹凸の少ないラゲッジスペースを確保している。

2代目「シビックシャトル」のサイズは、全長4105mm×全幅1690mm×全高1495mm、ホイールベースは2500mm(タイブ56i)となっている。

また、1994年6月30日には、ツートーン外装色ボディカラーや、アルミ製のフロント・バンパーガードとフロント・アンダーガード、さらに、PIAA社製の大型フォグライトを装着するなど、RV感覚を強調した「シビックシャトル ビーグル」も追加された。

やがて、1995年9月4日にホンダ「シビック」はフルモデルチェンジを行った(通称「ミラクルシビック」)。

しかし、そのラインアップに「シビックシャトル」の名前はなかった。代わりとしてミラクルシビックのワゴン/ライトバンバージョンとなる、ホンダ「オルティア」「パートナー」が実質の後継車となった。

ホンダ「フィット シャトル」「フィット シャトル ハイブリッド」が誕生

2011年6月16日に、2代目「フィット」「フィット ハイブリッド」にワゴンスタイルの新型コンパクトカーが追加された。これが、「フィット シャトル」「フィット シャトル ハイブリッド」だ。

ホンダ「フィット」のセンタータンクレイアウトを継承し、大容量のラゲッジスペースを確保。また、ガソリン車、ハイブリッド車ともに低燃費を実現。それでいて、5ナンバーサイズに収まる使い勝手の良いクルマとなっていた。

ハイブリットモデル(HYBRID-C:2013年8月発表モデル)のサイズは、

寸法:全長4385mm×全幅1695mm×全高1540mm
ホイールベース:2500mm
車両重量:1190kg
乗車定員:5名
客室内寸法:長さ1905mm×幅1415mm×高さ1290mm

となっている。

ちなみに、2代目「フィット HYBRID」(HYBRID:2010年10月発表モデル)のサイズは

寸法:全長3900mm×全幅1695mm×全高1525mm
ホイールベース:2500mm
車両重量:1140kg
乗車定員:5名
客室内寸法:長さ1825mm×幅1415mm×高さ1290mm

だった。

新型コンパクトステーションワゴン「シャトル」が誕生

そして、2015年5月15日にホンダは「シャトル」を発売する。

こちらのベースとなるのは3代目の「フィット」だ。

車名から「フィット」の名前こそ消えたが、シャトルの名前はホンダのDNAとして継承されていく。

そして、2020年2月14日に発売される4代目の新型ホンダ「フィット」をベースに、新しい「シャトル」が誕生する日も、近いのではないだろうか。

※データは2020年1月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。

文/中馬幹弘

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