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【2024年】3月3日はひな祭り、ひな人形はいつから飾るべき?

2024.02.18

3月3日は女の子の節句『ひな祭り』です。童謡に歌われるなど、おなじみのお祭りですが、その起源はいつに遡るのでしょうか。ひな祭りのルーツや意味、さらにはひな人形を飾る期間、飾る年齢について紹介します。

ひな祭りとは?

女の子の節句である『ひな祭り』には、ひなあられや菱餅など並べて楽しむ家庭も多いでしょう。そもそもひな祭りとはどんな行事なのでしょうか。「なぜ、ひな人形を飾るのか」など、ひな祭りの由来について知っておきましょう。

そもそも「ひな祭り」って何のために行なう行事?

ひな祭りのお祝いに菱餅を飾るのはなぜ?

なぜ「桃の節句」に雛あられやちらし寿司を食べるのか?

【基礎知識】起源・ひな人形を飾る理由

平安時代から続く行事

ひな祭りは、中国より伝わった『上巳(じょうみ)の節句』と、平安時代に上流階級の少女たちが楽しんだ『ひいな遊び』が融合したものとされています。

上巳の節句とは、3月最初の巳の日に行われる行事です。人々は『人形(ひとがた)』または『形代(かたしろ)』と呼ばれる人形に自身の穢れを移して水に流し、邪気を払いました。

一方、ひいな遊びとは、現代のままごと遊びのようなものです。平安貴族の子女たちは、紙や布で作った男女一対の人形を紙の御殿で遊ばせていました。

こうした行事や遊びは次第に庶民の間にも広がっていき、やがて融合して『ひな祭り』となります。江戸時代には、身分を問わず多くの人々が現在のかたちに近いひな祭りを楽しみました。

ひな人形を飾る目的

ひな人形を飾るもともとの意味は、我が子の無病息災と、つつがない成長を願うためです。

ひな人形のルーツが上巳の節句にあるとされることからも分かるように、かつてひな人形には、穢れを移す形代としての役割がありました。

ところが、江戸時代に入って上巳の節句が3月3日に固定されると、ひな人形は豪華で華やかなものへと変化します。水に流すのではなく飾って楽しむものが主流となり、裕福な人々はひな人形の豪華さを競い合うようになりました。

ひな祭りが華やかになるにつれて本来の意味合いは薄れ、ひな人形は『厄払いのため』から、現在のように『女の子の幸せを願うため』という意味合いで語られることが多くなっていったのです。

ひな人形を飾る期間は?

ひな祭りは3月3日ですが、ひな人形はもっと早い時期から飾っておくのが望ましいとされます。ひな人形を飾るのは、いつ頃がよいのでしょうか。ひな人形を出す時期や片付ける時期、注意点など紹介します。

飾り始める時期とおすすめの日

ひな人形は、立春ごろから飾るのが望ましいとされています。立春は節分の翌日と決まっていますから、豆まきの次の日と覚えておけばよいでしょう。これを過ぎた場合は、遅くともひな祭りの1週間前には飾っておくのがベターです。

また、二十四節気の『雨水(うすい)』にひな人形を出すと、良縁に恵まれるともいわれています。雨水とは、命の源である水にかかわる日です。

日本神話では、水神は豊穣や子宝、安産をもたらしてくれる神様として崇められています。このことからも、雨水にひな人形を出すことは縁起がよいとされているのです。

雨水は例年2月18~19日頃になります。ひな人形を飾るタイミングを探している人は、カレンダーで二十四節気をチェックしておくとよいでしょう。

片付ける時期と注意点

片付けに適した時期は、いつでも構いません。「早くにひな納めをしないと、嫁に行き遅れる」などといわれますが、これは単なる迷信です。

『片付けができないと立派な大人になれない』という、しつけの意味で言われることも多いため、さほど気にする必要はありません。

それよりも、片付けの日は天気を確認することが大切です。雨や曇りで湿度の高い日にひな人形を片付けると、ひな人形に湿気が残ってしまいます。

湿気はカビの原因ともなるので、人形を保管する上では大敵です。ひな人形を片付けるのは、晴れて湿気の少ない日を選びましょう。

ひな祭りは何歳から何歳まで?

ひな祭りは女の子のお祭りとして知られていますが、その期間は曖昧です。実際のところ、何歳頃から飾り始めて、何歳頃にやめるものなのでしょうか。

ひな人形を飾る期間や、決まりごとを紹介します。

一般的には初節句から

ひな人形を飾るのは、初節句からが望ましいとされます。つまり、生まれて最初に迎えるひな祭りからというのが一般的です。

ただし、赤ちゃんのお祝いは『お宮参り(生後30日前後)』を基準に考えるケースも少なくはありません。もしもお宮参りより前にひな祭りがくる場合は、翌年からお祝いする家庭も多くあります。

ひな人形を用意するのは誰?

ひな人形を誰が用意するかは、各家庭で話し合って決めましょう。

江戸時代には、ひな人形が嫁入り道具の一つでした。この時代の慣習から、現在でも『女親の実家がひな人形を用意すべき』という傾向は根強く残っています。

しかし、家族形態や家族の概念が変化している現代では、古い慣習にとらわれる必要はありません。男親、女親の実家で折半してもよいですし、夫婦で購入するのもよいでしょう。

ひな人形の購入については『誰がすべき』と考えるのではなく、両家が円満にお祝いできるようにするのがベターです。

年齢に決まりはない

ひな人形を飾る年齢についても、特に制限はありません。

ひな人形はもともと人形を形代として不吉なものを遠ざけ、身を守るという意味がありました。「何歳になったから終わり」というものではないので、年齢にこだわる必要はないのです。

とはいえ、ひな人形を出したり片付けたりする作業には、案外手間がかかります。子どもがある程度大きくなって「もういいかな」と思うなら、そのタイミングを区切りとしてはいかがでしょうか。

構成/編集部

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