iPhoneに買い換えたばかりのときは、イヤホンの使い方を確認しましょう。ワイヤレスイヤホンを持っているなら、接続して使用することも可能です。純正イヤホンの便利な使い方や、ワイヤレスイヤホンの接続方法などを解説します。
iPhoneの純正イヤホンの基本的な使い方
iPhone購入時に付属されている純正イヤホンには、マイクが内蔵されたリモコンが付いています。リモコンには、本体に触れることなく電話操作ができる、便利な機能が備わっているのが特徴です。
ボタンの操作方法
純正イヤホンのリモコンには、中央に『センターボタン』、両端に『+』と『−』のボタンが搭載されています。それぞれ、着信中や通話中に操作できるボタンです。
着信中にセンターボタンを1回押せば通話が開始され、2秒間押して離せば着信拒否できます。通話中にセンターボタンを1回押せば通話が終了し、2秒間押して離せば通話を保留できます。
『+』と『−』は、通話中の音量調節が可能なボタンです。なお、電話の着信を受けた際は、音楽や動画の再生中であったとしても、着信が優先されます。
マイクでハンズフリー通話にも
純正イヤホンのリモコン部分には、マイクが内蔵されています。イヤホン装着時には、マイクが口元付近にくるため、クリアな音声でハンズフリー通話をすることが可能です。
電話機能による通話をする際や、Skype・LINEなどの無料通話を行う際にも、ヘッドセットなどを別に用意することなく、純正イヤホンで会話できます。
イヤホンジャックを搭載したタイプの純正イヤホンなら、PCやPS4のオーディオ接続端子に挿し込んで利用することが可能です。
オンラインゲームでのチャットやビデオ通話など、ハンズフリーで会話をしたいような場合でも、ヘッドセット代わりとして重宝します。
便利なiPhoneの純正イヤホンの機能
純正イヤホンには、通話に関する操作以外にも、いくつかの機能が備わっています。便利に使いこなせるよう、機能の使い方を覚えておきましょう。
カメラのシャッターやSiriの呼び出し
iPhoneの『カメラ』アプリを起動中に、『+』と『−』ボタンのどちらかを押せば、カメラのシャッターを切ることが可能です。
画面をタップせずに写真が撮れるため、手ぶれの発生を抑える効果が期待できます。自撮りをする際にも、無理のない体勢で撮影できるでしょう。
また、センターボタンを長押しすれば、Siriを呼び出すことが可能です。音楽や動画の再生中でも、ゲームをプレイしている最中でも、長押しするだけで呼び出せるのは便利ですね。
Siriを呼び出せるようにするためには、事前に『設定』→『Siri』と進み、『Siri』をオンにする必要があります。Siriの起動中にセンターボタンを1回押せば、Siriが終了します。
音楽・動画の再生時に
音楽や動画の再生中に、センターボタンを1回押せば一時停止し、もう1度センターボタンを押せば再生します。
センターボタンを2回押す(2回目は長押し)と早送り、3回押す(3回目は長押し)と巻き戻しの操作が可能です。
音楽に関しては、センターボタンを2回押すと次の曲へスキップ、3回押すと前の曲へスキップします。曲の再生中に3回押すと、曲の頭に戻ります。スキップ操作は、純正アプリの『ビデオ』では使えません。
音楽・動画ともに、『+』と『−』のボタンで、ボリュームを調整できます。
イヤホンを耳に合わせる方法
イヤホンの装着感がよくない場合に調整する方法を紹介します。できるだけ使いやすい状態になるよう試してみましょう。
コードの長さを調整
耳から下がっているケーブル部分を短くすることで、衣服と接触しにくくなったり、動きに合わせて揺れにくくなったりするため、イヤホンの位置がより安定します。
ケーブルの分岐部分に付いているスライダーを上に動かせば、左右に分かれたケーブルが短くなります。イヤホン部分が落ちにくくなるように調整してみましょう。
首を動かす機会が多く、どうしてもケーブルが引っかかったり揺れたりすることが頻発する場合は、コードのないワイヤレスイヤホンの利用を検討するのもおすすめです。
サイズが合わなければカバーを
純正イヤホンのイヤーピース部分は、より多くの人にフィットするよう、流線型に設計されています。しかし、自分の耳になかなか合わないという場合もあるでしょう。
そのようなときは、異なるタイプのイヤホンカバーを入手し、取り付ける方法があります。Apple純正のイヤホンカバーには、いくつかの型が用意されています。
純正イヤホンのタイプは、耳の奥まで入らない『インナーイヤー型』です。シリコン製のカバーを付けることで、摩擦力がアップし、落ちにくくなります。
耳の中に押し込むようにして使う『カナル型』のイヤーピースを、カバーとして取り付けることも可能です。
ワイヤレスイヤホンを接続する方法は?
ケーブルが邪魔な場合は、ワイヤレスイヤホンの使用を検討しましょう。ワイヤレスに対応しているイヤホンなら、簡単な操作で使えるようになります。
iPhoneのBluetoothをオン
原則として、ワイヤレスイヤホンを使用する際は、Bluetooth機能を使います。まずはiPhone側の設定から行いますが、このとき、ワイヤレスイヤホンの電源を入れておく必要があるため注意が必要です。
iPhoneのホーム画面から、『設定』→『Bluetooth』と進み、『Bluetooth』をオンにすると、『自分のデバイス』欄にワイヤレスイヤホンの名前が表示されます。
イヤホンの電源が入っていなければ、iPhoneに認識してもらえません。Bluetoothをオンにできない場合は、iPhoneを再起動してみましょう。
イヤホンをペアリング
続いて、iPhoneとイヤホンを接続する『ペアリング』を行いましょう。無事にペアリングできれば、イヤホンが使えるようになります。
『自分のデバイス』欄に表示されたワイヤレスイヤホンの名前をタップし、『未接続』が『接続済み』になれば、ペアリング成功です。
ペアリングできない場合は、イヤホンの電源が入っているか確認しましょう。iPhoneとイヤホンの距離が遠すぎる場合も、ペアリングできないことがあります。
1度ペアリングに成功すれば、2回目以降は自動でつながります。
構成/編集部