ほかにもある!喜ばれるお菓子とその意味
定番の三つ以外にも、さまざまな意味合いを含んだお菓子があります。相手もお返しに込められた意味が分かっているという前提で、慎重に選びましょう。
チョコレート
バレンタインデーにもらうお菓子はチョコレートが定番ですが、そのお返しとしてチョコレートを贈ることは、他のお菓子と違い特別な意味を持ちません。
男性側にとっては、同じ物を贈ることで、無難なお返しになると考えることもできるでしょう。お菓子に意味があることなど知らないような男性に多いお返しともいえます。
しかし、意味が込められていないことや、考え方が単純すぎるということから、相手に嫌われてしまう恐れもあります。
チョコレートを返す場合は、相手がチョコレート好きな人だと分かっていたり、より高級なチョコレートが用意できたりするようなケースに限定するのがよいでしょう。
マドレーヌ
マドレーヌは、貝の形をした焼き菓子です。ホワイトデーのお返しとしては、ポジティブな意味合いをもったお菓子といわれています。
日本では昔から、貝は縁起物の一つとされており、貝が2枚重なることで『円満な関係』を表すとされています。
ホワイトデーに贈るマドレーヌは「あなたとより仲のよい関係を築きたい」という意味を込められるお菓子です。
単なる知り合い同士で、もっと理解を深め合いたい相手や、仲直りをしたい相手などに向いたお返しといえるでしょう。女性が好むお菓子であるため、相手を選ばないこともメリットです。
マカロン
スイーツの中でも人気が高いマカロンは、ホワイトデーのお返しにすることで「あなたは特別な人です」という意味を込められるお菓子です。
キャンディーほどの強烈な想いは含んでいないものの、かなり特別な気持ちを表現できるお返しだとされています。
とはいえ、マカロンは比較的高価なお菓子であるため、キャンディー以上に相手のことを大切に想うお菓子として受け取られることもあるでしょう。
マカロンを贈る場合は、相手との関係性や、バレンタインにもらったチョコレートの意味合いを深く考えることが重要です。
金平糖
キャンディーと同じカテゴリに属する金平糖は、込められた意味もキャンディーと似ています。
金平糖はキャンディー以上に口の中で溶けにくく、保存できる期間も長いため、場合によってはキャンディーより強い好意を受け取られる可能性があります。
キャンディーと金平糖を迷った場合は、金平糖を選んだ方がよりよい進展につながるかもしれません。
金平糖は小さくてかわいらしく、カラフルなものが多いため、プレゼントとしても喜ばれやすいお菓子です。
知っておきたい お菓子以外のお返しと意味
ホワイトデーのお返しとして、お菓子以外の物を選ぶ場合も、込められた意味に注意しましょう。よく選ばれるギフトを紹介します。
ハンカチ
ハンカチは、漢字で『手巾(てぎれ)』と表記できます。『手切れ』という別れの言葉を連想させるため、ホワイトデーのお返しにはふさわしくないものといわれています。
また、ハンカチは涙を拭うものとイメージされることもあるでしょう。ネガティブな連想をされやすい小物であることから、お返しとして贈るのは控えましょう。
なお、使い勝手がよく、ハンカチと似た小物としては、ハンドタオルがあります。ハンドタオルは、ハカチと全く別の物であり、特に深い意味はもっていません。
どうしてもハンカチをプレゼントしたい場合は、ハンドタオルを選ぶのもよいでしょう。
香水
おしゃれで高級な小物のお返しを考えているなら、香水を贈るのがおすすめです。香水には「あなたと親密な関係になりたい」という意味が込められているといわれています。
フランスでは、プレゼントとして香水を贈ることに「あなたを独占したい」という意味が込められているそうです。
香水のもつイメージも相まって、情熱のこもったメッセージをもたせられるお返しともいえるでしょう。
香水を贈る場合は、香りの好みを事前にリサーチできればなおよいといえます。判断がつかなければ、万人受けする香りを選びましょう。
靴
ホワイトデーのお返しとして靴を贈ることには、「これを履いて自分のもとから自由に旅立ってください」という意味があるとされています。
もちろん、ポジティブな意味ではありません。「別れてください」と暗に告げているような意味が込められています。
サイズや好みの問題もあるため、靴を贈り物にするのは簡単なことではありませんが、プレゼントとしては喜ばれやすいアイテムです。
しかし、相手が意味を知っている場合は、いろいろなことを考えさせてしまいかねません。お返しとして靴は選ばない方がよいといえるでしょう。