金婚式にご祝儀を渡す場合
金婚式は「式」ともいうくらいなので、結婚式と同様にお祝いとしてご祝儀を渡すケースもよくあります。ご祝儀となると、いくらくらいが相場なのでしょうか。熨斗(のし)の書き方など、一般的なマナーもあわせてご紹介します。
金額の相場はどれくらい?
ご祝儀を渡す場合、明確に相場が決まっているわけではありません。家族によって異なるというのが正直なところです。
一般的に還暦祝いや古希などの長寿祝いの金額を目安に検討すると妥当な金額になります。
家族でなく、友人や知人の金婚式のご祝儀であれば、一般の結婚式と同じく3万円程度が目安です。家族や親戚とどのくらいの金額にするか、話し合ってから金額を決めて贈ると一人だけ多かったり少なかったりする事態を避けられます。
熨斗(のし)には何を書く?
金婚式の表書きでは「御祝」「祝金婚式」「寿」と入れておくのが一般的です。
祝い事なので、ご祝儀袋の水引きは紅白か金銀の蝶結びのものを選びます。ご祝儀の表書きは筆ペンやサインペンで書けばOKです。
また、ご祝儀として入れる紙幣は新札を用意します。金婚式当日、もしくは当日に会えない場合は、1週間前後を目処に手配しておくようにしましょう。
金婚式で贈りたい言葉・メッセージ
せっかくの金婚式というめでたい場では、子どもや孫の身としては、普段はなかなか言えない感謝やお祝いの言葉を贈りたいところです。
結婚して50年という実際の年月の重みを考えると、贈りたい言葉がなかなか表せない人もいるでしょう。ここからは、金婚式で贈るにふさわしい、メッセージの文例を紹介します。
両親・祖父母へ
両親や祖父母が金婚式を迎える人に、メッセージの文例を紹介します。
- お父さん、お母さんへ。結婚50年おめでとう。いつも仲が良い二人のおかげで、私たち家族も仲良く過ごせています。これからもずっと仲良くね
- 金婚式おめでとうございます。いつも感謝しています。体に気をつけて、これからも二人仲良く過ごしていってください
- おじいちゃん、おばあちゃん、金婚式おめでとう!今度は二人の若い頃の話も聞かせてね。これからも二人が好きなことを楽しんでください
もちろん、金婚式の対象が両親なのか、祖父母なのかによって記載するメッセージは異なります。どちらにせよ、感謝の気持ちと今までの思い出、これからの労いの言葉を入れると喜んでもらえるメッセージに仕上がるでしょう。
家族以外へ
両親や祖父母など、家族以外に金婚式のメッセージを贈るときは、間柄によって文面を変えるのがポイントです。
- ご結婚50周年おめでとうございます。これからの健康を心よりお祈りいたします。いつまでも円満なお二人でいてくださいね
- 金婚式おめでとうございます。お二人は私たちの憧れの夫婦です。益々のご健康とご多幸をお祈りいたしております
- 結婚記念日おめでとう!昔はみんなでよく遊んだね。みんなあの頃は若かったですね。これからも仲の良い二人でいてください
少し距離のある間柄であれば、式らしくしっかりとした文面で贈りましょう。普段から付き合いがある友人であれば、少しフランクに手紙のようなメッセージにするのもよいですね。
文/編集部