キャッシュレス決済を使いこなす上で重要なのは、ポイントを貯まったままにしないこと。支払いでそのまま使えるケースも多く使わなくては損だ。利用期限が決められたポイントもあるので、ここに挙げる具体例を参考にポイントを積極的に利用してほしい。
ポイントを使うことが好循環を生み出すコツ
キャッシュレス決済におけるポイントの還元率はサービスによって異なり、通常で2~3%程度、キャンペーンでは20%の場合もある。ただし、ポイントの多くは、2か月程度で消失する期間限定のもの。
総務省の資料によると、クレジットカードの利用などで発行されたポイントのうち3~4割は使われずに失効するとか。その総額は年間約4000億円相当にのぼる。現金と等価で使えるポイントも多く、失効はお金をドブに捨てているようなものだ。コツコツと貯めても使わずに失効するのは、非常にもったいない。
そうならないためにも、ポイントの使い道を知っておくことが重要だ。例えば、スマホ決済で貯まったポイントは(1)現金代わりの支払い、(2)関連サービスの利用料、(3)提携ポイントへの変換、(4)そのほかの支払いやグッズへの交換に使える。これらを日常的に利用してポイントを消費するようにすれば、期限切れで失効することはないだろう。
ポイントは使えば使うほどメリットを実感できるため、もっと貯めようという気持ちになり、ポイントが貯まる行動をとるようになる。そんな理想的なスパイラルを生むためにも、まずは貯まっているポイントを使い始めてほしい。
貯まったポイントは買い物で使う人がほとんど!
「実際にやったことがある」ポイントの利用方法
モバイルリサーチによると、貯めたポイントの使い方では「買い物で使う」が圧倒的に多く、次いで電子マネーと交換、現金化と続く。これらの使い方に対しては「お得感が高い」と評価する結果も出ている。
[複数回答形式/対象:いずれかのポイントサービスを利用している人]※モバイルリサーチ調べ(2019年1月)
編集タジリが実践!使い道を考えることがお得情報を知る機会に
auユーザーとして、『au PAY』を本格的に使い始めたのは、スマホの機種変更に伴って3000ポイントを付与されたのがきっかけ。長期契約の優待により約1000ポイントも加算されて、一気に貯まった約4000ポイントの一部を、様々な用途で使ってみた。
キャッシュレス決済の足しにしたり、ケータイ払いのサービスで利用したりするのは実に簡単。慣れてしまうと、ポイントをあっという間に使い切りそうなほどだ。
そのほかの使い道としては、「au WALLET Market」で利用するのもおすすめ。同サイトでは、グルメ、ライフスタイル、レストラン、ビューティーなどの様々なカテゴリーを用意。いずれも掲載件数はやや物足りないものの……下で紹介しているお得な〝ランチ券〟はもちろん、例えば、ホテルの宿泊費であれば、大幅な割引設定が並ぶ。67%引き、74%引きなんてのも珍しくない。いずれの支払いにもau WALLETポイントを適用できる。家族や自分への〝ご褒美〟に、こういったお得なサービスにポイントを使うと楽しくなってきた!
取材・文/房野麻子、編集部