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SEXを語るのはタブー?1000人調査でわかった日本の若者の性意識の実態

2020.01.19

海外では5歳頃から体系的な性教育を行う国もあるが、日本では性について語ることがタブー視されがちだ。悩みを相談できない人や、「腟外射精で避妊できる」「安全日がある」といった誤った知識を持つ人は年齢問わずいる。

今回、国際協力NGOジョイセフが18-29歳の日本の若者1000人を対象に「性と恋愛2019ー日本の若者のSRHR意識調査ー」を実施したところ、「日本の若者の性意識」の実態が明らかになった。

「セックス」を語るのはタブーなのか?

「女性が「セックス」について語るのはタブーである」と回答した人は全体で18.7%(5人に1人)にとどまり、悩みは言えないことが明らかになった一方で、セックスについて語るのはもはやタブーではないという意識があることがわかる。

一方で、「あなたがセックスについて抱いているイメージをすべてお知らせください。」という質問では、男性の1位は「気持ちいい 」59.6%、次いで「愛が深まる」50.4%、「エロい」47.6% となり、快感を求める男性の傾向が明らかになったが、女性の1位は「スキンシップ」(64.1%)、次いで「愛が深まる」(56.3%)、「愛を確かめ合える」(53.9%)とセックスのその先にある深まる気持ちを大事にしたい傾向が明らかになった。

また、女性がコンドーム を持っていることに対して「女性がコンドームを用意していたら、引くまではいかないが、驚くと思う」と回答した男性は47.1%(2人に1人)となり、性感染症を防ぐ有効な手段であり日本の主な避妊法であるコンドームを女性が用意することに違和感を持つ人が多いことがわかる。

「あなたは、セックスのときに、コンドームを必ずつけるようにしていますか。」という質問に対し、「毎回必ずつけるようにしている」と回答した男性は46.9%(2人に1人)(うち未婚男性は53.0%)となり、半数以上が毎回必ずつけていないということも分かっている。さらに、「コンドームは頼まれなければつけない」と回答した男性は20.2% (うち未婚男性は16.8%)となり、避妊や性感染症への意識の低さが浮き彫りになった。

産婦人科医・遠見才希子さんに聞く
日本の性教育・性感染症への意識の問題とは

世界人口白書(2018)によると、先進国の避妊需要充足率(15-49歳)は78%(世界平均77%)に対し、日本は61%と低く、避妊効果が高いとはいえないコンドームが主流であることが指摘されています。コンドームは性感染症予防のために使用し、避妊効果の高い近代的避妊法の併用が推奨されていますが、日本では子宮内避妊リング/システム(IUD/IUS)と低用量ピルしか認可されておらず、これらはあまり普及していません。

海外ではインプラントや注射など、女性主体の避妊法が他にも存在するため、避妊は「男性にしてもらうもの」ではなく「女性が自立して選択できるもの」という認識が強いかもしれません。日本では、若い頃からかかりつけ医を持つ習慣や、性のことを専門職に相談できる機関の受け皿が多いとはいえないですが、保健所では、性感染症検査を無料・匿名で受けることができ、性について相談できるホットラインなども増えています。現状の問題点や正しい知識を知った上で、自分と相手が対等なコミュニケ―ションで話し合い、より安全で満足できるセックスができるといいですね。

構成/ino

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