DIME MAGAZINE
料理の味や栄養素はどうなってるの？ 圧力鍋との違いって何？
「ヘルシオ ホットクック」はなぜ、ボタン1つの簡単調理で、生のサバとサバ缶を間違ってしまうほど、骨まで軟らかくおいしく仕上げてくれるのでしょうか？
その理由を知るため、東洋大学食環境科学部健康栄養学科助手／博士（学術）の露久保美夏先生に、うま味が増す理由や栄養素を壊さない加熱方法を教えてもらいましょう。
おいしさの秘訣は長くゆっくり加熱すること
久保先生によると、「ヘルシオ ホットクック」で作る料理のおいしさの秘訣は、うま味成分の1つでもある“グルタミン”にあるそう。
「グルタミンは、胃や腸管、肝臓を守る役割があり、身体を支える20種類のアミノ酸の1つです。水や熱に弱いグルタミンは、高温・短時間で調理する圧力鍋を使うと壊れてしまう可能性がありますが、『ヘルシオ ホットクック』の場合はゆっくり時間をかけて加熱するため、タンパク質に酵素が働き、グルタミンを生成する温度を長く保ってくれます。そのため、身体を支えるアミノ酸の1つ、グルタミンを多く残せて、うま味を増せるんです」（久保先生）
【参考】
味の素：グルタミンとは
味の素：うま味って何だろう？
「ヘルシオ ホットクック」で作った肉じゃがの調理時間や味は？
「ヘルシオ ホットクック」で作った肉じゃがも、筆者はついでに食べてみました。
じゃがいもは、箸を入れるとホロホロと崩れるほど軟らかいのに、煮崩れしません。また、固くなってしまいがちな牛肉は、箸で持つとプルプルと震えるほど軟らかく仕上がっています。
もちろん、高温調理ができる圧力鍋を使えば素早く調理できます。
しかし、「ヘルシオ ホットクック」は調理時間にたっぷり35分かけて加熱するため、うま味成分のグルタミンがより多く残せて、おいしく仕上がるのだそうです。うん、確かにおいしい！
水なし・自動調理では、さらに栄養素の残存率がアップする!?
自動メニューや予約メニューでうま味がアップする「ヘルシオ ホットクック」ですが、水なし・自動調理すれば、大事な栄養素をさらに残せます。
「ヘルシオ ホットクック」での調理と通常なべでの調理を比べると、「ヘルシオ ホットクック」を使用した場合、にんじんが約1.2倍甘くなり、大根のビタミンC残存率が約1.4倍多く、ほうれん草の葉酸が約1.8倍多く残存することがわかっています。
【参考】シャープ：「ヘルシオ ホットクック」水なし・自動調理
「ヘルシオ ホットクック」は調理の幅を広げる機能が豊富
シャープの「ヘルシオ ホットクック」には、水なし自動調理や予約調理のほかにも、一度に2品のおかずが作れる「上下2段調理」や、調味料の浸透ムラを抑える「まぜ技ユニット」があり、調理の幅を広げてくれます。
おかず2品の調理や炊飯・おかずを同時に調理ができる「上下2段調理」
「ヘルシオ ホットクック」は、付属の蒸しトレイにより、上下2段で調理できます。つまり、上段で蒸し物、下段では汁物といった組み合わせや、下段で炊飯、上段で煮物を作るなど、1人分のご飯の用意が一度にできちゃうんです。
例えば、冷凍ご飯と具材を同時に温めて丼ぶりご飯を作ったり、蒸し物のしゅうまいと汁物のわかめスープで飲茶セットを楽しむことも可能。ポテトサラダとアクアパッツァを同時に調理してイタリアンセットに仕上げるのもラクラクです。
圧力鍋との違いはほかにも！ 「ヘルシオ ホットクック」の“かきまぜ”のチカラとは？
通常の鍋は焦げ付きや味のしみ込みムラを抑えるため、加熱中に食材をかき混ぜる場合があります。また圧力鍋では、調味液に浸かっていない部分には味がしみ込みにくく、味ムラができてしまうことがあります。
一方、「ヘルシオ ホットクック」なら、温度と蒸気をセンサーが検知するため、火加減を自動で調節します。さらに、加熱具合いに合わせて「まぜ技ユニット」が自動で“かきまぜ”てくれるので、放置すると焦げやすいカレーやシチューの失敗を減らし、煮物も手動でかき混ぜなくても、しっかり味をしみ込ませることができるのです。
1人暮らしに必要な家電は「ヘルシオ ホットクック」に決まり!?
幅広い調理ができる“ほったらかし家電”シャープの「ヘルシオ ホットクック」。ひとり暮らしの世帯を中心に、一家に1台、新調理家電として必需品になる日がくるかもしれませんね。
取材・文／Sora
最新号
