2018年10月11日に登場した特別仕様車『スイフト XRリミテッド』は、現行『スイフト』として初めてブラック2トーンルーフ仕様を設定し各種装備の充実もあり人気を博している。
『スイフト XRリミテッド』が『スイフト RS』シリーズのフロントバンパーを使うなどスポーティな方向に仕上げているのに対して、2019年11月14日に登場した『スイフト HYBRID MGリミテッド』は、『スイフト XGリミテッド』をベースに、マイルドハイブリッドを採用、快適装備を充実させた特別仕様車だ。
例えば免許を取って初めて乗るハイブリッド車や、子どもたちが成長してミニバンなどの大きなクルマが不要になったシニアドライバーのハイブリッド車としてもピッタリの1台になるだろう。
幅広い層に受け入れられそうな『スイフト HYBRID MGリミテッド』は、『スイフト XRリミテッド』の人気を超えるグレードになるだろうか? 探ってみた。
スズキ『スイフト HYBRID MGリミテッド』の外観
外観は、ベースとなる『スイフト XGリミテッド』と大きな差はない。しかし、現行『スイフト』としては初となる、ホワイト2トーンルーフ仕様の車体色がオプションで選べるなど、『スイフト XGリミテッド』とは異なる雰囲気に仕上げることができる。
LEDヘッドランプとLEDポジションランプがこちらもオプションで選べる。また、LEDサイドターンランプ付ドアミラーが電動格納式リモコン(リモート格納)で標準装備となる。
スズキ『スイフト HYBRID MGリミテッド』の内装/室内・荷室空間
カラー表示の「マルチインフォメーションディスプレイ」をインスツルメントパネルに採用。
また、シルバーステッチ、シルバーガーニッシュ付きで本革巻きの、D型ステアリングホイールを選択。
それに合わせるように、ドアアームレストオーナメントやインパネオーナメント、コンソールオーナメントにパールホワイトのカラーを用いて、室内が明るく華やかに彩られる。
物の出し入れがしやすくなった荷室は、先代スイフトに対して80mm低く開口する。
スズキ『スイフト HYBRID MGリミテッド』のエンジン・駆動形式・燃費
『スイフト HYBRID MGリミテッド』は、K12C型デュアルジェット エンジンを搭載する。
圧縮比を12.0から12.5まで上げて熱効率を高め1242ccの自然吸気エンジンは、冷却性能の改善や混合気の最適化などの技術によりノッキングの発生を抑制する。
形式:K12C型
種類:水冷4サイクル直列4気筒DOHC16バルブ吸排気VVT
総排気量:1242cc
圧縮比:12.5
燃料供給装置:EPI(電子制御燃料噴射装置)
最高出力:67kW(91PS)/6000rpm(ネット)
最大トルク:118N・m(12.0kg・m)/4400rpm(ネット)
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク容量:37L
スズキ『スイフト HYBRID MGリミテッド』にはマイルドハイブリッドを採用
発電効率のよい「ISG(モーター機能付発電機)」を搭載して、減速時のエネルギーを使って発電する、マイルドハイブリッドを採用する
そして、発生した電力はアイドリングストップ車専用鉛バッテリーとリチウムイオンバッテリーに充電し、加速時にモーターでエンジンをアシストする。
スズキ『スイフト HYBRID MGリミテッド』の駆動方式・ミッション形式は?
2WD(FF)と4WD(フルタイム)があり、ともにCVTが用意される。