2017年1月4日に発売されたスズキ『スイフト』。そのラインアップに同年11月13日に加わり、現在のスイフトのベーシックグレードとなっているのが、『スイフト XGリミテッド』だ。
当初のボトムグレードであった『スイフト XG』をベースに、スズキの予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」のひとつ、デュアルセンサーブレーキサポートをはじめとするセーフティパッケージを標準装備(非装着車も選べ、ウレタンステアリングホイールとなる)し、さらに、クロームメッキを施したフロントグリルや本革巻ステアリングホイールを採用して、質感を大幅に高めた。また、LEDヘッドランプをメーカーオプション設定する。
クルマに求められる安全基準をクリアしつつ、質感を向上。『スイフト』のベーシックグレードとして強い存在感を発揮する同車の魅力に迫る。
スズキ『スイフト XGリミテッド』の外観
重心の低いプロポーションと躍動的なフォルムが新鮮な『スイフト XGリミテッド』。フェンダーの張り出し感を強調して、力強さと安定感のあるスタイリングとなった。また、大開口のフロントグリルなど、フロントマスクは力強いものとなる。
ピラーをブラックアウトしたことで一体感のあるガラスエリアは、先進感のあるフローティングルーフを実現。リヤドアハンドルはCピラーガーニッシュに配置され、まるで2ドアクーペのようなスタイリッシュなサイドビューとなっている。
スズキ『スイフト XGリミテッド』の内装/室内・荷室空間
スズキ『スイフト XGリミテッド』の内装はドライバーを中心とする操作性に優れた構成が特徴だ。例えばナビゲーションパネルやエアコンの操作系は運転席側に5度傾けて配置されており、スポーティな印象と高い操作性を両立する。
メーターやホーンパッド、エアコンルーバー、エアコンスイッチなど、機能部品は円筒モチーフに統一。
スピンドル加工の盤面や、水温計・燃料計をメーター内に配置したデザインなどが施され、スポーティさと高い質感を実現する。
また、ステアリングホイールには操作性、乗降性に貢献するスポーティなD型タイプを採用した。
フロントシートは座面形状とバネ配置を最適化している。高性能低反発ウレタンを採用し、サイドボルスターを高くすることにより、着座時のフィット感や振動吸収性、旋回時のホールド性を強化している。
『スイフト』には、新設計のプラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」が採用されており、おかげでゆとりある乗員スペースと荷室スペースを確保する。
荷室は開口する地上高を先代スイフトに対して80mm低く設計。荷物の出し入れ時の使い勝手に優れる。
スズキ『スイフト XGリミテッド』のエンジン・駆動形式・燃費
『スイフト XGリミテッド』には、スズキ自慢のK12C型デュアルジェット エンジンが搭載される。
熱効率を向上させた1242cc自然吸気エンジンは、燃焼改善技術により圧縮比を12.0から12.5まで上げて熱効率を高めながら、冷却性能向上や混合気の最適化などの技術でノッキングを抑制する。
低回転域でのトルクの向上を見せつつも、フリクション低減やエンジンの軽量化・コンパクト化で優れた燃費性能と力強い走りを両立する。
形式:K12C型
種類:水冷4サイクル直列4気筒DOHC16バルブ吸排気VVT
総排気量:1242cc
圧縮比:12.5
燃料供給装置:EPI(電子制御燃料噴射装置)
最高出力:67kW(91PS)/6000rpm(ネット)
最大トルク:118N・m(12.0kg・m)/4400rpm(ネット)
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク容量:37L
スズキ『スイフト XGリミテッド』の駆動方式・ミッション形式は?
同車には、2WD(FF)と4WD(フルタイム)があり、2WDには5MTとCVT、4WDにはCVTが用意される。