空気清浄機には、集じんや脱臭フィルター、加湿機能が付いた製品では加湿フィルターがあり、それぞれ定期的なお手入れが必要です。また、お手入れ方法がフィルターごとに異なり、使う洗剤や掃除方法に注意が必要です。空気清浄能力の低下やニオイが気になる時は、搭載されているフィルターに合わせた掃除方法を実施してみてください。
ここでは、空気清浄機に搭載されているフィルターごとのお手入れ方法をご紹介します。
空気清浄機のフィルター掃除にはクエン酸? それともオキシクリーン?
空気清浄機のフィルターを掃除していますか? 掃除せずに放置しておくと、空気清浄能力の低下やニオイを発する原因になることがあります。汚れが固まって落ちない場合は、クエン酸などを使ってお手入れする必要があるので、汚れが溜まらないように定期的にお手入れすることが大切です。ここでは、空気清浄機のフィルターの掃除方法をご紹介します。
集じん・脱臭フィルター掃除方法は? シャープの空気清浄機の場合
シャープの加湿空気清浄機『KI-LP100』の場合は、汚れや吹出口からのニオイが気になった時に集じんフィルターと脱臭フィルターをお手入れする必要があります。集じんフィルターは、タグのある面だけのホコリを掃除機で軽く吸い取ってください。脱臭フィルターは、両面に付いたホコリを軽く吸い取ってください。
※メーカーや製品ごとに掃除方法が異なるので、取扱説明書を参考にしてください。
【参考】シャープ:加湿空気清浄機『KI-LP100』取扱説明書
加湿フィルターの掃除方法は? シャープの空気清浄機の場合
シャープの加湿空気清浄機『KI-LP100』の場合は、定期的なトレーの水を捨てのほかに、約1か月に1回加湿フィルターの掃除をする必要があります。加湿フィルターは、分解せずに水洗いしてください。水垢が取れにくい時やニオイがする時は、台所用合成洗剤(粉末)や重曹を使用してお手入れします。
吹き出し口などの本体を掃除する方法は? パナソニックの空気清浄機の場合
パナソニックの加湿空気清浄機『F-VXS90』の場合、約1か月に1回本体とフロントパネルをお手入れする必要があります。掃除方法は、よく絞った柔らかい布で拭き、汚れが気になる時は水で薄めた中性洗剤を使用してください。かたい布などで強く擦ると表面が傷ついてしまうので、柔らかい布を使用してください。また、台所用中性洗剤以外の中性洗剤は使用しないでください。
【参考】パナソニック:加湿空気清浄機『F-VXS90』取扱説明書
ダイキンの空気清浄機の加湿フィルターに白い粉が付着する時は?
加湿フィルターや製品内部に付着した白い粉は、水道水に含まれるカルシウムなどの成分によるものです。付着したまま放置しておくと、加湿量の低下や水漏れの原因となるのでお手入れが必要です。クエン酸などを使用して掃除することで取り除くことができるので、使用している加湿空気清浄機の取扱説明書を参考に掃除してください。
【参考】ダイキン:加湿空気清浄機『MCZ70W-T』取扱説明書
空気清浄機の加湿フィルターの掃除方法 クエン酸で水垢落とし!
ダイキンの加湿空気清浄機『MCZ70W-T』の場合、1シーズンに1度クエン酸を使った漬け置きをおすすめしています。クエン酸大さじ2杯を溶かした約40℃以下のぬるま湯か水3Lに約2時間漬け置きしたあと、キレイな水で充分にすすぎ洗いしてください。汚れが気になる場合は、漬け置き時間を長くしてお手入れしてください。
空気清浄機の加湿フィルターの黄ばみにはオキシクリーンを使って掃除する?
パナソニックの空気清浄機の場合は、2008年度以降に発売された製品のみ酸素系漂白剤を使用することができます。黄ばみ汚れが気になる時は、オキシクリーンなどの酸素系漂白剤を使用して約30分漬け置き洗いをしてください。使用量は酸素系漂白剤の使い方を参考に、汚れがひどい場合は液量を増やすのではなく、何度か繰り返し漬け置き洗いを繰り返してください。
シャープの空気清浄機は漂白剤を使わない! 加湿フィルターの黄ばみ落とし前に確認すること
加湿フィルターの黄ばみ汚れが気になる時は、酸素系漂白剤などを使用した掃除方法が有効ですが、製品によっては漂白剤を使用できない加湿空気清浄機があるので、取扱説明書を確認してから行ってください。
空気清浄機はフィルターが水洗いできるタイプがおすすめ!
加湿空気清浄機の中には、フィルターのお手入れが簡単、頻度が少なく済む製品があります。定期的なお手入れは必要ですが、少しでも軽い掃除で済ませたい方には、フィルター自動掃除機能が付いた製品や汚れが付きにくいフィルターを搭載している空気清浄機がおすすめです。ここでは、フィルターお手入れが簡単な空気清浄機を3製品ご紹介します。
ストリーマで定期的な掃除を簡単に! ダイキンの空気清浄機
ダイキン 加湿空気清浄機『MCZ70W-T』
加湿フィルターや加湿する水をプラズマ放電「ストリーマ」で除菌することで、清潔を保ちやすい加湿空気清浄機。また、撥水・撥油効果の高い素材を使った「TAFUフィルター」を搭載することで、汚れが広がりにくく、集じん効率を長く持続させることができます。
【参考】ダイキン:加湿空気清浄機『MCZ70W-T』詳細ページ
フィルター掃除なし!? シャープの空気清浄機は自動でパワーユニットをお手入れ
シャープ 加湿空気清浄機『KI-LP100』
定期的なお手入れを軽減するために、本体背面のプレフィルターに溜まったホコリを2本のくし歯で自動回収する機能を搭載した空気清浄機。抗菌仕様の掃除ブラシは、水洗い可能なので集じん性能を高く保つことができ、ダストボックス内のゴミは約半年に1回捨てるだけです。
【参考】シャープ:加湿空気清浄機『KI-LP100』詳細ページ
フィルターのお手入れ方法が動画で確認できるパナソニックの空気清浄機
パナソニック 加湿空気清浄機『F-VXS90』
加湿フィルターを水で押し洗いできる空気清浄機。お手入れ方法が動画で紹介されているのでわかりやすく、集じん・脱臭フィルターも掃除機で軽く吸うだけなので簡単です。また、フィルターを取り出しやすい設計なのも魅力的です。
【参考】パナソニック:加湿空気清浄機『F-VXS90』詳細ページ
空気清浄機の性能を落とさないため、イヤなニオイを発しないためにも、製品ごとの正しい掃除方法でフィルター掃除を定期的に行うことをおすすめします。
※データは2019年12月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
文/Sora