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5ナンバーサイズで大人気!通からの評価も高い日産「セレナ e-POWER G」を徹底解剖

2020.01.16

e-POWERで5ナンバークラス(小型乗用車登録)のセレナの頂点に君臨するのが、『セレナ e-POWER G』。「ハイウェイスターもいいけれど、大人の贅沢を味わいたい」という、そんなクルマ通からの支持も厚いこのモデルを詳しく見ていこう。

日産『セレナ e-POWER G』の外観とデザイン

シンプルでスマート。それでいてゴージャス感も漂わせる『セレナ e-POWER G』のデザイン。「5ナンバーサイズ」となる、『X』、『XV』、『G』ら標準ボディの頂点にふさわしい外観を備える。

『セレナ e-POWER G』のフロントマスク

e-POWER独自のブルーのラインをアクセントに、V字を描くシャープなデザインのフロントマスクを採用する。

LEDヘッドランプとLEDフォグランプをフロントバンパーに組み込む

ハイ/ロービーム、オートレベライザーとシグネチャーLEDポジションランプを持つ、LEDヘッドランプを採用。また、フロントバンパーに組み込まれたLEDフォグランプも、シャープなフロントデザインをより際立たせる。

15インチアルミホイール&タイヤ

15インチアルミホイールはe-POWER専用デザイン。そこに195/65R15タイヤを組み合わせる。

『セレナ e-POWER G』の縦長リヤコンビランプ

e-POWERオリジナルデザインのリヤコンビネーションランプが採用され、後ろ姿を凜々しく彩る。

「デュアルバックドア」

デュアルバックドアにより、狭い場所でも荷物の出し入れがしやすい。

用途に応じてバックドア全体か、

ハーフバックドア(上側)として開閉する2通りが選べるのだ。

日産『セレナ e-POWER G』の広々とした室内空間

グラスエリアが広く、室内長と幅がミニバンクラスでナンバー1の『セレナ』。フロントからの視認性にも優れる。

5ナンバークラスの『セレナ』の頂点にふさわしく、シートは「プレミアムインテリア」の合成皮革を採用する。

日産『セレナ e-POWER G』の安全性能は?

『セレナ』は、全車標準装備で360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム)を採用している。さらに、『セレナ e-POWER G』ではオプションで安全装備を追加できる。詳しく見ていこう。

インテリジェントエマージェンシーブレーキ

前方の車両や歩行者をフロントカメラにより検知、衝突する可能性が高くなると、ブザー音とメーターへのディスプレイ表示が警告、ドライバーへ回避操作を促してくれる。

さらに、ドライバーの操作により安全な減速ができなかった場合は、緊急ブレーキで衝突を回避し、衝突時の被害や傷害を軽減する動きを起こす。

踏み間違い衝突防止アシスト

アクセルペダルを、ブレーキペダルと間違って強く踏み込んだ時に、エンジン出力を制御してブレーキをかける。

コンビニなどのガラスや、人、壁との衝突を避けるようにアシストする。

インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)+ LDW(車線逸脱警報)

警告音を鳴らしながらブレーキを制御する。これにより、元の車線内に『セレナ』を戻すような力を短時間発生させて、ステアリング操作をアシスト。

インテリジェントBSI(後側方衝突防止支援システム)+ BSW(後側方車両検知警報)

隣接するレーンの後側方を走る車両は、どうしても死角になりやすい。そちらを検知したら、ドライバーに表示して警告する。

しかし、警告にもかかわらずにドライバーが車線変更を始めたら、『セレナ』を元の車線内に戻すような力を短時間発生して、隣接するレーンの走行車両と接触することを回避するようにアシストする。

標識検知機能(進入禁止標識検知、最高速度標識検知、一時停止標識検知)

「車両進入禁止標識」「最高速度標識」「一時停止標識」をフロントカメラが検知すると、間違って進入禁止路へ入りそうになった場合や、一時停止が必要な場所で、メーターのディスプレイへ警告を表示する。さらに、ブザー(進入禁止標識検知のみ)でドライバーへ危険を伝えることで、安全運転のサポートとする。

RCTA(後退時車両検知警報)

後方を横切る車両がおり、後退している時に衝突しそうになると検知した場合、ドライバーへ警報で注意を促す。

「プロパイロット」

メーカーオプションとなるが、高速道路上での運転をサポートするもの。長時間での巡航走行や渋滞走行時に、アクセルやブレーキ、ステアリング操作をサポートし、ドライバーにかかる負担を軽減。

「インテリジェント アラウンドビューモニター」(移動物 検知機能付)

上空から見下ろしているかのような映像を、アドバンスドドライブアシストディスプレイ内の7インチカラーディスプレイに表示して、スムーズな駐車を手助けしてくれる。こちらはメーカーオプションとなる。

日産『セレナ e-POWER G』のe-POWERって何?

『セレナ e-POWER G』に搭載されているパワーユニットは、e-POWERと呼ばれる。エンジンは発電専用となり、駆動用モーターで走行する、独自のシステムをチェックしてみよう。

発電専用のエンジン

1198ccの小排気量エンジンは、発電用のモーターを回転するために搭載される。タイヤを駆動するのは、100kw(136PS)の駆動用モーターで、電気自動車と同様の走りをするのが、e-POWERだ。

アクセルペダルを踏むと駆動用モーターはすばやく反応、モーター特有の低回転から発生する力強いトルクが、小気味いい走りを可能にする。

日産『セレナ e-POWER G』は本当に低燃費なの?

『セレナ e-POWER G』の燃費性能はJC08モードで26.2km/Lという優れものだ。ちなみに、1997ccのエンジンを搭載する、S-HYBRIDの『セレナ G』(2WD)は、こちらも高性能な16.6km/Lを実現している。

日産『セレナ e-POWER G』のスペック

『セレナ e-POWER G』の主要諸元は以下の通り。

サイズ・重量・駆動形式

寸法:全長4685×全幅1695×全高1865mm
室内寸法:長さ3240×幅1545×高さ1400mm
ホイールベース:2860mm
車両重量:1760kg
乗車定員:7名
エクストロニックCVT(無段変速機)搭載

発電用エンジンと駆動用モーター

発電用エンジン

形式:HR12DE
種類:DOHC水冷直列3気筒
総排気量:1198cc
最高出力:62kw(84PS)/6000rpm
最大トルク:103N.m(10.5kgf.m)/3200-5200rpm
タンク容量:55L(無鉛レギュラーガソリン)

駆動用モーター

形式:EM57
種類:交流同期電動機
最高出力:100kw(136PS)
最大トルク:320N.m(32.6kgf.m)
動力用主電池:リチウムイオン電池

気になる日産『セレナ e-POWER G』の価格は?

日産『セレナ e-POWER G』の価格は347万3800円(税込)〜。

【参考】日産:セレナ

※データは2019年12月下順時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。

文/中馬幹弘

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