小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

独自の仕掛けで客の心を鷲掴みにするNYのインディーズブックストア6選

2020.01.05

電子書籍やインターネット販売の影響で大型書店が厳しい状況にある中で、ニューヨークにある独立系書店は人気の高まりを見せているという。そこで今回は、その人気の秘密に迫りながら、それぞれに個性を放つニューヨークのインディーズブックストアをご紹介したい。

おしゃれ地区ノリータにある「McNally Jackson」

ニューヨークのおしゃれ地区ソーホーに程近いノリータにある「McNally Jackson」は、世界中から集めた海外文学集や写真集、絵本といったオンラインではなかなかお目にかかれない個性的なセレクトの本が並ぶ。

なんと言っても店内のインテリアや本を並べるディスプレイがユニーク。天井から本が吊り下がっていたり、階段の壁には、その月のベストセラーがセンスよくズラリと並んでいる。ライティングデスクには、店員さんおすすめの本も。「ここに来れば、自分の世界を広げてくれる本に必ず出会える」というようなわくわくした気分にさせてくれる。

タイプライターのディスプレイと一緒にイベントのインフォメーションが。作家を招いたイベントをはじめ、海外文学についてディスカッションする会やキッズ向けのアートの会など多彩に開催されているそうだ。

1階には、カフェが併設されており、コーヒーを飲みながら本を読むことができるが、いつもニューヨーカーでいっぱいだ。このカフェのペイストリーは、「Balthazar」や「Sarabeth」などのニューヨークの有名なお店のものが売っているのもポイント。おうちで寛いでいるかのように、みな思い思いに本を読んだり、スイーツを食べたりしている。

ただの個性派ブックストアにとどまらず、足を運びたくなる工夫を多彩に凝らしている点に人気の秘密を感じる。昨年は、ブルックリンのウィリアムズバーグに、今年は、ロウアーマンハッタンのサウス・ストリート・シーポートに新店をオープンしている。

McNally Jackson Books
52 Prince Street(Mulberry St. & Lafayette St.)
HP: https://www.mcnallyjackson.com/

ニューヨークで有名な老舗の本屋さん「Strand Book Store」

Strand Book Storeは、人気ドラマ「Sex And The City」をはじめ、多くの海外ドラマや映画に撮影場所として出てくるニューヨークでも最も知られている老舗の本屋さん。地元ニューヨーカーはもちろん、観光客も多く訪れる。

地下1階から3階まで、約250万冊の本が並べられており、新刊をはじめ、ベストセラーから、アートやデザイン本、古本まで、多彩なジャンルの本が揃う。作家のサイン入り本や初版本などレアな本は3階にあり、レア本に詳しいスタッフが対応してくれる。すべての本を並べると18マイルになることから「18Miles of Books」というお店のキャッチコピーがつけられているそうだ。

本が多彩に揃うのはもちろん、オリジナルの雑貨も豊富。Strand Book Storeのロゴの入ったトートバックは有名で、そのポップでカラフルなデザインが人気を呼びニューヨークのお土産として定番になっている。そのほか、お店には、ポーチやマグカップ、スェットなどのオリジナルグッズがズラリと並んでいて見ているだけでも楽しい。

創業者のFred Bass氏の言葉「ここで本を探すのは、宝物ハンティングしているようなものだ」のように、ここに訪れれば、運命の本に出会えるような気になってくる場所だ。

STRAND BOOKSTORE
828 Broadway at 12th Street NY, NY
HP: https://www.strandbooks.com/index.cfm

かつて文豪が多く住んでいたヴィレッジのブックストア「THREE LIVES & COMPANY」

マンハッタンのダウンタウンに位置するグリニッジビレッジは、かつてマーク・トゥエインなど多くの作家が住んでいた場所として知られている。そんな文豪たちの面影が感じられる街に佇むのが「THREE LIVES & COMPANY」だ。

リビングルームのような温かい空間に、小説やエッセイをはじめとした本がズラリと並んでいる。特に、ニューヨークをテーマに書かれた本が多いのが特徴的だ。

本好きの地元の常連客がよく来るお店だそうで、店員とお客さんが本のストーリーについて熱心に話し込んでいる姿がよく見られる。

「お客さんの好みに合わせて本をセレクトすることは多いですね。お客さんは、何気なくここに足を運んでくださり、今読んでいる本の内容や作家について話したりしてくれます。ここは、本を買うだけではなく、本を通じてコミュニケーションをする場にもなっているんです」

話をしてくれた店員は、どのお客さんがどんな本を購入したのかも、ほぼすべて覚えているという。店員自身も本が大好きで、日々いろんな本を読んでいるそうだ。本への愛が感じられるお店だからからこそ、本当に本が好きなお客さんから支持されているのかもしれない。

Three Lives & Company
154 W 10th St, New York, NY
HP: http://www.threelives.com/

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年3月15日(金) 発売

DIME最新号はデザイン一新!大特集は「東京ディズニーリゾート&USJテーマパークの裏側」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。