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「目にいい」はもう古い!?スーパーフードとして研究が進むブルーベリーのスゴい実力

2020.01.02

 最近、これまで巷で知られてきた「ブルーベリーが目に良い」という説に、「科学的根拠はない」という論説が知られつつある。パソコンやスマホが手放せず、目を酷使することの多い現代だけにがっかりした人も多いかもしれないが、元来それだけではない、ブルーベリーのさまざまな驚くべき”効能”が注目されていることを知っているだろうか。そうした意外な論説も、昨今のブルーベリーの健康効果に対する研究ブームから明らかになっているのだ。

 医療ジャーナリストの宇山恵子氏が、11月に横浜産賀ホールでUSハイブッシュブルーベリー協会による食の専門セミナーを開催し、その多様な効能を解説。今、ブルーベリーが、血圧や脳の健康、腸内細菌にがん治療、心臓病、糖尿病、肥満、免疫、美肌に骨と、広範囲に好影響を与えるスーパーフードとして研究されている現状から、普段の生活への取り入れ方まで指南した。その内容をお伝えする。

長寿と無病の心強い味方!? アメリカで研究が進む5つの分野とは

 ブルーベリーの健康効果として、アメリカでは特に5つの分野で研究が進んでいる。心臓血管の健康、インスリン反応、脳の健康、 がん治療、腸内フローラだ。死因のトップが心臓病という同国では、高血糖、高血圧、高脂血症などに悩まされる人が多い。そうした人にとって、有益な研究結果が次々と発表されている。

 例えば、今年の5月にハーバード大学などの研究で明らかになったのが、「ブルーベリーを毎日150グラム(生のブルーベリー1カップに相当)食べると心疾患リスクが低下する」ということ。また、フロリダ州立大学が2015年に発表した研究では、毎日22グラムのブルーベリー粉末(同じく生のブルーベリー1カップに相当)を8週間、摂取した中高年女性が、血圧が下がり、動脈硬化度も下がったことが判明している。

 他にも、2016年の全米科学学会で発表されたシンシナティ大学の研究では、ブルーベリーが高齢者の記憶と認知機能の改善を促すことが証明された。インスリン米国糖尿病学会では「糖尿病スーパーフード」のひとつとして積極的な摂取を勧めているという。

 腸内フローラの研究は、なかでも初期段階にあるが、大腸がんの予防効果や、腸内細菌の善玉菌が増加した研究結果も発表されており、他にも免疫や骨、肥満にかんする効果を示すデータが次々と発表されるなどホットな研究分野となっている。

 なお、目の健康効果については、ポリフェノールの一種であるアントシアニンが目の網膜にある色素であるロドプシンの再合成を促すことから、明るい光にさらされた後など眼精疲労からの回復に役立つとされるが、暗いところでの視力回復には期待が薄いことが、2014年の研究データで広まった。いわゆる「夜目に効く」可能性が低いため、巷の“反論”の声も高まったようだ。

ダイエットや美肌にも効果が!食べ方、選び方、オススメは?

 ブルーベリーは、健康だけでなく、美容にもいい。様々な病気の元になる酸化を防ぐ抗酸化物質であるフィトケミカル(phytochemical)を持つからだ。フィトケミカルは植物(phyto)が害虫や紫外線から自分を守るために持つ化合物(chemical)で、これらを食べると私たち人間の細胞を守ることにも効果があるとされる。

 抗酸化作用は、美肌のキーワード。実際、ブルーベリーに含まれるポリフェノールの一種であるプテロスチルベンは、肌のハリや弾力に関係するコラーゲンを強化することがわかっているという。気になるカロリーも低く、1カップ(約150g)で80キロカロリーほど。しかも低糖質、低GIなうえ、食物繊維も豊富で、ビタミン、ミネラルも摂取できるのだ。世界でもますます多くの人が日常的に取り入れている。

 実に、アメリカでは1994年から比べるとブルーベリーの消費量は6倍にも跳ね上がり、北米以外にも中南米、アジア、ヨーロッパで、消費は右肩上がり。グローバルで需要の多いブルーベリーは、生、冷凍、乾燥、ジュース、濃縮、粉末など多様な形態で販売されている。

 ちなみに、宇山氏自身も健康を考えて、半年で10キロのダイエットに成功したといい、その時も「ブルーベリーの力を借りました」と秘訣を明かす。

 甘いものが好きな人は、ブルーベリーでかさ増しをするのもいいし、お酒が好きな人は、ブルーベリーをスパークリングワイン、酎ハイ、白ワインなどに入れるとゴージャスになって楽しい。サラダに加えるほか、煮豚やステーキなどの肉料理や粒マスタードとも相性がいいという。

 ちなみに、生のブルーベリーによく見られる白い粉は、ブルームと呼ばれる果粉。果物が乾燥しないよう分泌するもので農薬ではない。食べても問題がない天然の粉なので覚えておきたい。生を選ぶ場合は粒が大きく、皮に張りがあって軸の付け根まで青紫色のものが良いそう。

 とはいえ、日常使いなら冷凍が最も便利と同氏はオススメする。むしろ、アントシアニンが取り込まれやすいともいわれていて、長期保存をしても抗酸化物質は減少しないという。今やスーパーやコンビニでも、冷凍ブルーベリーは販売されているので、常備しやすい。ぜひとも毎日のメニューに取り入れてたい。

■関連情報
USハイブッシュブルーベリー協会 
https://usblueberry.jp/

取材・文/松山ようこ

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