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クレジットカードをよく利用する人でも、普段、コンビニやスーパーなどで暗証番号認証を必要としない買い物が多いと、いざというときに番号を思い出せないこともあるでしょう。
番号を思い出せないときにすべきことを整理して紹介。今すぐクレジットカードを使いたい場合の対処法や、のちのち番号を確認したり、変更したりする方法を解説していきます。
暗証番号とは?
クレジットカードの暗証番号は、あなたが所有者であることを証明するもの。クレジットカードの申し込み時に、暗証番号となる4桁の数字を自身で決めます。
カードを使用する際に入力を求められることがあります。他人に暗証番号が伝わってしまうと不正利用される恐れがあり、クレジットカードには基本的に暗証番号は記載されていません。したがって、一度決めた暗証番号は忘れないように覚えておく必要があるのです。
暗証番号の決め方
前述の通り、暗証番号は自分で決められます。
第三者に推測されないよう、覚えやすいからといって自分の誕生日や電話番号の下4桁を採用することは推奨できません。自分だけしか把握できない、類推されにくい番号を選びましょう。
かといって覚えにくいものを選んでしまい、のちのち忘れてしまうのも考えもの。自分の中で語呂を考えるなど、工夫は必要です。
クレジットカードの暗証番号を忘れた場合の対処法
暗証番号を忘れてしまったときの対処法などを解説します。サインレス決済についても理解しておきましょう。
暗証番号がいらない『サインレス決済』の活用
日本にあるほぼ全てのコンビニでは、『サインレス決済』が導入されています。少額の商品をカード決済で購入する場合、暗証番号やサインは求められません。
サインレス決済は、会計を迅速に済ませるために生まれたシステムです。どこでも利用できるわけではなく、契約を結んでいる店舗のみ利用できます。
コンビニだけでなく、スーパー・デパートやショッピングセンターの食料品売り場、高速道路の料金所など、よりスムーズな決済が求められるような場所で導入されています。
サインレス決済は少額決済に限られ、上限額は店舗により異なります。分割払いやリボ払いはできず、利用できるのは1回払いのみです。
忘れたらサインで対応
カードがロックされた場合でも、自筆でサインの認証をすれば、実店舗でカードを利用することは可能です。
そもそも、サイン決済は本人確認の正当な手段です。暗証番号が分かっていても、周囲の人や監視カメラに見られることに抵抗があり、常にサイン決済をしている人も少なくありません。
しかし、サイン認証は暗証番号での認証に比べてセキュリティが高いとは言い切れない部分がありますので、できれば暗証番号で認証する方が安全です。
なお、インターネット上で入力するパスワードを忘れた場合でも、カードに書いてあるセキュリティコード(裏面に記載されている数字の下3または4桁)で認証できることがあります。
暗証番号の確認方法
分からなくなった暗証番号を確認する一般的な方法を知っておきましょう。通知書で照会する方法と、ネット上で確認する方法があります。
暗証番号の照会
カード会社のカスタマーセンターなどに電話をするか、公式サイトへアクセスして手続きを行うことで、暗証番号を照会することが可能です。
その場で番号を教えてもらえることはほとんどありません。暗証番号通知書が、登録している住所へ1~2週間ほどで送られてきます。
カード会社によっては、デパートなどに設置された専用の端末で、すぐに暗証番号が分かる場合もあります。
なお、最初にクレジットカードを申し込んだ時点で、カードと一緒に暗証番号通知書も送られてくることがあります。届いた覚えがある場合は、自宅の書類に埋もれていないか探してみましょう。
Web上で可能な場合も
暗証番号の照会がWeb上で行えるカード会社もあります。通知書が郵送されてくるまでの時間が短縮できる、とても便利なサービスです。
確認する際は、カードの有効期限やセキュリティコードなどの入力も求められるため、手元にカードを用意して利用しましょう。
また暗証番号を照会できるサービスは、カード会社の公式サイト内にあるマイページなどにログインしなければならない場合がほとんどです。
そのため、ログインするためのIDやパスワードなどを忘れている場合は、それらの照会から行う必要があります。