年末の駆け込み時期に利用者が増える「ふるさと納税」。そのふるさと納税ができるサイトは複数あるが、サイトごとに寄付金額が変わることに気づいたことはないだろうか。そんな素朴な疑問を解消しつつ、ふるさと納税のお得なワザもチェックしておこう。
ふるさと納税サイトによって寄付金額が変わる
ふるさと納税ができるサイトは、今、複数存在する。中でも、全国1,788自治体、22万点以上のふるさと納税の返礼品が掲載されているのが「ふるさとチョイス」だ。
他のサイトと比較してみると、同じ返礼品でも、寄付金額の設定が低いことに気付く。
例えば福岡県 宗像市の「博多和牛サーロインステーキ(200g×2枚)・ジャポネソース付」の返礼品が、ふるさとチョイスでは寄付金額「17,000円」となっているが、同じ品が他のふるさと納税ポータルサイトでは寄付金額「20,000円」となっている。
これは、自治体から各ポータルサイトへ支払う手数料に差があるために、その部分が寄付金額にも反映されているということのようだ。
他のふるさと納税のサイトでは、それぞれお得なポイントが付与されるなど独自のサービスを展開しているところもあるため、寄付金額だけを比較して、一概にどこのサイトがお得ということは言えない。とはいえ、欲しい返礼品がある場合、他のサイトも一度見渡してみるのもいいかもしれない。
ポイントやマイルをもらうお得な利用ワザ
ふるさと納税ができるサイトやキャンペーンを旨く利用することで、お得になることもある。その利用ワザを紹介しよう。
・「楽天ふるさと納税」でポイントをためる
楽天市場による「楽天ふるさと納税」では、楽天市場の買い物と同じステップで自治体へ寄付ができる。楽天会員の場合は、利用金額に応じてポイント付与の対象となり、100円につき1ポイントが付与される。
・「ANAのふるさと納税」でマイルをためる
ANAによる「ANAのふるさと納税」では、寄付額に対して100円につきANAのマイルを1マイル貯めることができる。またANAカードで寄附するとマイルが最大2.5倍貯まるため、ANAカードを持っているなら合わせワザも可能だ。
・「d払い×ふるさとチョイス ふるさと納税キャンペーン」でポイントを当てる
「ふるさとチョイス」では「d払い」決済で合計10,000円以上利用すると、抽選で5000ポイントが10名、500ポイントが100名に当たるキャンペーンを2019年12月末まで開催している。ポイントの付与は2020年2月中(予定)で、特典のポイントの利用期限は2020年4月30日(木)まで。キャンペーンページからのエントリーが必須となっている。
年末の駆け込み納税時期とあり、年内期限のキャンペーンも多く行われている。通常のポイント付与に加え、キャンペーンも利用することで、よりお得に寄付ができる。
あくまで寄付ではあるが、寄付行為によってポイントが貯まるなどのお得を得ることができるのは覚えておきたい。
取材・文/石原亜香利