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神社やお寺で恥をかかないように覚えておきたい初詣のお参りの作法

2020.01.01

お参りには気持ちが一番大事だといわれますが、参拝する思いが真剣であるほど、作法にも気を配りたいと思うでしょう。神社やお寺での基本的な作法やそれぞれの違い、お参りをする際に注意すべきポイントなどを解説します。

お参りの基本の考え方

そもそも、神社や寺院でお参りをすることに、どのような意味があるのでしょうか。基本となる考え方を理解しておきましょう。

敬意や感謝を伝える

神社は、八百万の神々や山・森などの自然、歴史上の人物などが崇拝対象です。私たちの何代も前の時代から、人々が敬意を表し感謝するために、神社へお参りをしてきました。

現在でも、家族の幸せを祈ったり、日頃の感謝を伝えたりと、人それぞれに神様へ敬意を示すことが、神社でお参りする本来の意味であるとされています。

寺院や仏壇でのお参りも同様です。本尊や先祖に手を合わせ、敬意を表しながら日々の感謝を伝えるとともに、お寺や仏壇に祀られている故人に思いを馳せる意味を持っています。

神社でのお参りの作法

神社でお参りをする際の、一般的な作法を紹介します。実際に参拝する際に役立てましょう。

鳥居と参道の歩き方

神社の鳥居は、神様が住む領域と一般社会を区切る境界線のような意味があるとされています。

尊敬する人の自宅を訪問するような気持ちで、くぐる前に会釈をし、気持ちを引き締めた上で境内に足を踏み入れましょう。参拝を終えた後も、鳥居を出る際に社殿に向き直り一礼します。

参道の中央は正中(せいちゅう)と呼ばれ、神様が通る道とされていますので、神様に敬意を表す意味で、参道の中央は避けて進みましょう。

参道を横切る必要がある場合も、横切る際に軽く会釈をしたり、中央で神前に向き直り一礼したりすることで、神様に敬意を示せます。

手水の作法

神社で手や口を洗い清める場所を手水舎(ちょうずや・てみずや)と呼び、心身を清めることを「手水を取る」といいます。最初の作法ともいうべき手水の手順は以下のとおりです。

  1. 右手で柄杓(ひしゃく)を取り、水盤の水を左手にかけて洗う。
  2. 左手に柄杓を持ち替え、同様に水を右手にかけて洗う。
  3. 柄杓を再び右手に持ち替え、左の手のひらに水を受けて溜める。
  4. 受けた水で口をすすぎ、再度左手に水をかけ、左手を洗う。
  5. そのまま柄杓を立て、流れた水で柄を洗い、元の場所に伏せて戻す。

柄杓に口をつけてはいけません。口をすすぐ際、柄杓で直接すすがないようにしましょう。

拝礼の作法

手水が済んだら参道を通ってご神前に進み、賽銭箱の前に立ち、会釈をします。お賽銭を入れたら、二礼二拍手一礼の作法で拝礼しましょう。拝礼の仕方は次のようになります。

  1. 背中を伸ばして姿勢を正す。
  2. 腰を90度に折る深いお辞儀を、ゆっくりと2回繰り返す。
  3. 両手を胸の高さで合わせ、右手を少し前か下にずらす。
  4. 肩幅程度に両手を広げ、2回拍手を打つ。
  5. 両手をずらさずにしっかりと合わせ、心を込めてお祈りをする。
  6. 手を下ろし、深いお辞儀を1回だけ行う。

拍手の際に右手をずらすのは、左手を『陽=霊』、右手を『陰=身体』とし、霊を主体とする神道の考え方に由来するという説があります。音の響きも良くなるでしょう。

玉串拝礼の作法

あらたまった参拝の際や、お祭りに参加した際などに、榊の枝に紙や麻を取り付けた『玉串』を神様に奉げる『玉串拝礼』を行うことがあります。

玉串拝礼の手順は以下のようになります。

  1. 榊の根元を右手で上から持ち、先の部分を下から左手で胸の高さに支え、平行よりやや左上がりになるように持つ。
  2. そのまま時計回りに90度回転させ、玉串の先を前に向け、左手を榊の根元に移す。
  3. 続けて右手を先の部分に移動させ、時計回りに180度回転させ、根元を前に向ける。
  4. 左手を右手と同じ位置に引き、神前に供える。
  5. 二礼二拍手一礼をする。

知っておきたいポイント

お参りの際に何気なく行っていることについて、意味や作法を詳しく理解しておきましょう。境内で堂々と振る舞えるようになるはずです。

お賽銭について

金銭をお供えすることが一般的になったのは、長い歴史の中では比較的最近です。それまでは、海や山の幸が神前に供えられていました。

豊かな生活を送れていることへの感謝を示す意味で行われるものであり、現在でもお米などをお供えする人がいます。金銭を供えることも、感謝の気持ちに変わりはありません。

お賽銭に金銭を入れることは、自分の真心を表現することでもあります。箱に供える際は、勢いよく投げ入れずに、丁寧な動作でそっと入れましょう。

お賽銭の金額は、特に決まりはありません。無理のない金額を、神様への尊敬と感謝の気持ちを込めて入れましょう。お札を入れる場合も、封筒などに入れる必要はありません。

鈴について

大半の神社には、賽銭箱の真上付近に、銅や真鍮で作られた大型の鈴が吊るされています。多くの人が、鈴から垂らされた麻縄や布紐などを振り動かして鈴を鳴らし、お参りをしているでしょう。

鈴を鳴らす意味は二つあるとされています。一つは、清々しい音色で参拝者を敬虔な気持ちにするとともに、参拝者を祓い清めるという意味です。

もう一つは、神霊の発動を願い、神様をお呼びするというものです。そのため、鈴を鳴らすタイミングは、お賽銭を入れた後、拝礼をする前が望ましいといわれています。

鈴は、神事の際に悪霊を払う道具として、古くから使われてきた道具です。御守などの授与品に鈴が用いられているのも、厄除けや魔除けの意味が込められています。

お守りやおみくじについて

神社では、お神札やお守りを受けることがあるでしょう。お神札は家の神棚に祀り、家を守ってもらうもの、お守りは常に身に付け、神様のご加護を戴くものです。

お神札は年末に神社でお焚き上げをしてもらい、1年ごとに新しいものを受けましょう。お守りも同様ですが、願いが叶うまで身に付けていても構いません。

複数の神社で受けたお神札やお守りは、同時に持っていても大丈夫です。日本に存在する多くの神様から、それぞれの神霊をもって協力して守られていると考えましょう。

おみくじは、単に吉凶の判断を目的とするものではありません。吉凶の順位にかかわらず、持ち帰って内容をしっかりと読み、今後の生活指針とするのがよいとされています。

寺院でのお参りの作法

寺院でのお参りは合掌を基本とし、神社のように拍手を打ってはいけません。崇拝の対象は仏様です。神社の作法とは異なる点があるため注意しましょう。

山門から手水舎まで

一般的に、寺院の入り口には山門があります。神社の鳥居と同様、俗界との境界を意味する場所です。

中に入る際は、山門をくぐる前に、合掌しながら一礼します。帽子を着用している場合は脱ぎましょう。敷居を踏まないように、女性は右足、男性は左足からまたいでくぐります。

手水の手順は、基本的に神社と同じです。手水舎に一礼し、左手・右手・口・左手の順に清めます。口をすすぐ際も、柄杓に直接口をつけないようにしましょう。

参道を歩く際も、神社と同様、真ん中を歩かないようにします。参道の真ん中は、仏様の通り道とされているからです。

お焼香の作法

仏前に着いた後の作法は、以下の手順で行いましょう。

  1. お賽銭を入れ、合掌しながら一礼する。
  2. 右手の親指・人差し指・中指の3本でお香をつまみ、軽く左手を下に添えながら額の前に掲げる。
  3. つまんでいたお香を、香炉へ静かに戻す。お焼香の回数は宗派によって異なりますが、分からない場合は1回のみ行う。
  4. 合掌しながら祈願し、一礼する。

お香の代わりに線香がある場合は、近くのろうそくなどで火を付けましょう。火を消すときは手であおいで消すのがマナーです。息を吹きかけて消さないようにしましょう。

神社の二礼二拍手一礼は、寺院で行ってはいけません。そもそも、寺院内では拍手が禁忌とされることが多いです。胸の前でしっかりと手を合わせる合掌が基本と心得ましょう。

鐘について

大半の寺院には、『梵鐘(ぼんしょう)』と呼ばれる釣鐘があります。大晦日の除夜の鐘で108回突き鳴らされる鐘のことです。

梵鐘は、『撞木(しゅもく)』と呼ばれる棒で鳴らします。自由に突いてよい寺院の場合は、力を入れずに2~3回、お参りの前に鳴らしましょう。

寺院から去る際に梵鐘を突いてはいけません。お参りをした後に鐘を鳴らすことは、『出鐘』『戻り鐘』といわれ、亡くなった人を送る際の鐘とされて縁起が悪いからです。

自宅や実家での仏壇のお参り

仏壇は、寺院の本尊を自宅でも参拝できるようにしたものであり、合掌などの基本作法は寺院のものと同じです。仏壇でお参りする際のポイントなどを紹介します。

基本的なお参りの作法

自宅や実家で仏壇を拝む際の基本的な作法は以下のとおりです。

  1. 正面に正座し、本尊に一礼する。お供え物がある場合は、一礼した後に供える。
  2. ろうそくに火をつけ、その火で線香に火をつける。炎が上がった場合は、線香を持っていない手であおいで消す。
  3. 香炉に線香を立てる。
  4. 合掌して鈴(りん)を鳴らし、御経を唱え、終わったら再び鈴を鳴らして合掌する。
  5. 手であおいでろうそくの火を消し、最後に一礼する。

鈴は、本来読経の際に用いられるものであり、合掌礼拝や焼香でむやみに叩くものではないとされています。

読経をしない場合は鈴を叩かず、焼香後に1回合掌しましょう。

朝夕の2回のお参り

仏壇へのお参りは、毎日朝と就寝前の2回行います。どちらも作法は同じで構いません。水や仏飯などは朝にお供えし、就寝前のお参りでろうそくの火を消した後に下げましょう。

就寝時に仏壇の扉を閉めるべきかどうかについては諸説あり、宗派や地域によっても異なる場合があります。仏壇が家庭に設けられた寺院であるという意味から考えれば、本来は閉めておくべきでしょう。詳しくは菩提寺や地域の仏具店などに相談してみてください。

お供えについて

仏壇にお供えするものは『五供(ごく)』と呼ばれます。香・花・灯燭(とうしょく)・浄水・飲食(おんじき)の五つです。

香は線香、灯燭はろうそくを指します。飲食は自分たちの主食を指し、主にご飯を供えます。浄水は水やお茶を供えますが、浄土真宗の場合は浄水を供えません。

法要・法事やお盆の時期に実家などへお参りに行く場合は、果物やお菓子、お花などをお供えするとよいでしょう。ろうそくや線香などの消耗品もおすすめです。

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