紙パック式掃除機は、紙パックがフィルターの役割を担うためフィルター掃除が不要ですが、サイクロン式の場合は定期的なフィルター掃除が必要です。怠ると吸引力の低下が起こり、掃除効率が落ちて消費電力が増えてしまうことがあるので定期的なお手入れが大切です。
ここでは、掃除機の吸引力を落とさないためのフィルターの掃除方法をご紹介します。
サイクロン式掃除機のフィルターの交換時期は? 水洗いできる?
一般的にサイクロン式掃除機は、フィルター掃除が必要です。製品によって掃除方法や時期は異なりますが、水洗いできるフィルターが搭載されていることが多くあります。ここではダイソンのサイクロン式掃除機を参考にお手入れの仕方をご紹介します。
ダイソンの掃除機のフィルターは水洗いできる?
ダイソンの掃除機『V8 slim』の場合、フィルターは“冷水のみ”で水洗いができます。最低でも月に1回は、フィルター・ポストフィルターを取り出し、軽く叩いてゴミを落としてから水を外側にかけ、残ったゴミを軽く叩いて落とします。きれいになるまで繰り返してください。ゴミが落ちたあと絞って水を切り、最低24時間“日陰”に置いて乾燥させてください。
ダイソンの掃除機のフィルター掃除をしても臭いが取れない時は?
ダイソンの掃除機『V8 Fluffy』の場合、サイクロンが濡れると湿ったニオイやカビのようなニオイがすることがあります。また、液体を吸引していなくても、濡れたゴミを吸い込むことによってサイクロンに湿気が入り、ホコリと混ざってニオイの原因になることがあります。お手入れ後にフィルターが完全に乾燥していないままで取り付けた場合も、ニオイを発する場合があるので注意が必要です。
ダイソンの掃除機のフィルターを交換したい時は?
ダイソンの掃除機のフィルターを交換したい場合は、公式ホームページから製品製造番号を入力し、対応した純正フィルターを購入してください。製品保証に登録することで、メーカー保証やダイソン専門スタッフによるサポートを受けることができます。
ティッシュを使うことでフィルター掃除がラクになる掃除機がある?
日立のサイクロン式クリーナーには、ティッシュを使うことでフィルターのお手入れが楽になる製品が販売されています。立体フィルターにティッシュペーパーをセットすることで、付着するゴミを軽減して目詰まりを抑えるので、お手入れが簡単にでき、ゴミの舞い上がりを抑えてくれます。
【参考】日立:サイクロン式クリーナー『CV-SF80A』詳細ページ
掃除が面倒な方にはフィルターレス掃除機がおすすめ!
サイクロン式掃除機でフィルター掃除が面倒な方には「フィルターレス」掃除機がおすすめです。パナソニックのサイクロン式掃除機『MC-SR570G』の場合、プリーツフィルターを「8気筒遠心分離ユニット」に変え、高速回転の遠心力などでゴミと空気を分離することで、ダストボックス内のフィルター掃除が不要になっています。
【参考】パナソニック:サイクロン式掃除機『MC-SR570G』詳細ページ
強力な吸引力が持続する! フィルター掃除が簡単なサイクロン式掃除機5選
掃除機の中には、フィルター掃除の必要ないフィルターレス掃除機や、フィルター掃除をすることで強力な吸引力を持続させるサイクロン式掃除機などが販売されています。ここでは、吸引力が長持ちするサイクロン式掃除機やフィルターレス掃除機をご紹介します。
フィルター掃除で強力な吸引力を持続する三菱のサイクロン式掃除機
三菱 掃除機『TC-ZXH30P』
大口径のサイクロンを搭載し、高速遠心分離で強力な吸引力を持続させるサイクロン式掃除機。また、ヘッドの自走式パワーブラシは、前側のメイン吸引と後側のサイド2か所で吸引するため、壁際などのゴミをしっかり吸い取ってくれます。
フィルター掃除なし! 東芝のフィルターレスサイクロン掃除機
東芝 コードレスクリーナー『VC-CL1600』
6気筒の気流で微細な粒子を分離することで、排気フィルターの目詰まりを抑えて吸引力を持続するフィルターレス掃除機。高速気流でゴミと空気を分離することで強い吸引力を発揮し、吸い込んだゴミを約1/3に圧縮してくれるためゴミ捨てが簡単です。
【参考】東芝:コードレスクリーナー『VC-CL1600』詳細ページ
ティッシュペーパーでフィルターのお手入れが簡単になる日立の掃除機
日立 サイクロン式クリーナー『CV-SF80A』
ダストケース内の立体フィルターでサイクロンを発生させ、ゴミと空気を分離してクリーンフィルターで微細なチリを捉えるサイクロン式掃除機。立体フィルターにティッシュペーパーをセットすることで、ゴミの付着を軽減することができます。
【参考】日立:サイクロン式クリーナー『CV-SF80A』詳細ページ
約2年間お手入れ不要!? パナソニックのフィルターレス掃除機
パナソニック サイクロン式掃除機『MC-SR570G』
8気筒遠心分離ユニットでゴミを強力に分離し、静電気を防ぐメタルコートの通路を通ってダストボックスに蓄積することで、掃除機内にゴミが付着するのを抑えられるフィルターレス掃除機。お手入れの手間が少なく、強い吸引力が持続するサイクロン式の掃除機です。
【参考】パナソニック:サイクロン式掃除機『MC-SR570G』詳細ページ
フィルターの水洗いなし! 水も吸えるマキタの充電式掃除機
マキタ 充電式集じん機『VC750DRG』
マキタの掃除機は、粉塵を捕らえてクリーンな排気を出す「ヘパフィルタ」を搭載しています。また、乾湿両用なので最大4.5Lの水を吸うこともでき、様々な場所の掃除に活躍します。充電式なので室外にも使用でき、強力な吸引力を実現しています。
【参考】マキタ:充電式集じん機『VC750DRG』詳細ページ
掃除機の吸引力を落とさないためにも定期的なフィルター掃除を心がけましょう。また、お手入れが面倒な方は、フィルターレス掃除機を使ってみてはいかがでしょうか。
※データは2019年12月上旬時点での編集部調べ。
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文/Sora