ハンディ掃除機の最大のメリットは、軽量で持ち運びがラクな点ですが、その中にも吸引力の強いタイプや静音タイプ、お手入れが簡単なタイプなど様々な製品があるので、用途に合った選び方ができます。さらに、コード式や充電式の違いによって使える場所が違うので、自分に合った製品を選びやすい掃除機です。
ここでは、ハンディ掃除機の集塵方法やコード式と充電式の吸引力の違いをご紹介します。
車やソファの溝、狭い場所に活躍するハンディクリーナーの性能とは
ハンディ掃除機には、紙パック式とサイクロン式の集塵方式の違いがあります。また、電源コードに接続するコード式や充電したバッテリーから電力を供給する充電式などの違いがあり、吸引力や重量が異なります。用途によって集塵方式や充電式の選び方が変わってくるので、自分にピッタリのハンディ掃除機を見つけてみてはいかがでしょうか。ここでは、ハンディ掃除機の集塵方式の違いや吸引力、メリットをご紹介します。
サイクロン式ハンディ掃除機のおすすめポイントとは?
吸い込んだゴミをダストボックス内に集塵するサイクロン式は、掃除のたびにゴミ捨てができ、そのつど吸引力が復活するという特徴があります。ダストボックスはお手入れすることで繰り返し使用可能なので、紙パックの購入費用や買い置きの手間は要りませんが、フィルターなどを定期的にお手入れする必要があります。
紙パック式のハンディ掃除機のおすすめポイントとは?
ゴミを紙パックに集塵する紙パック式は、紙パックごとゴミを捨てられるのでホコリが舞い上がらず、ゴミに触れることなく捨てることができます。また、紙パックがフィルターの役割をしているので、お手入れが不要なのも魅力的です。しかし、紙パックの購入費用や買い置きの手間が必要で、紙パックにゴミが溜まると吸引力が弱くなってしまうデメリットがあります。
ハンディタイプの掃除機は軽いので持ち運びがラク!
ハンディタイプのサイクロン式や紙パック式掃除機は、長さがあるスティックタイプやパワーが強いキャニスタータイプと比べると“軽量”というメリットがあります。片手で使用できるので、屋外へ持ち出しての使用や車内の掃除などに役立ちます。
【参考】パナソニック:電気掃除機『MC-D25CP』詳細ページ
ハンディ掃除機の吸引力はどれぐらい強力?
掃除機の吸引力は、JIS規格で定められている吸込力の目安「吸込仕事率」を確認することでわかります。例えば、パナソニックのスティックタイプ掃除機では100W〜200Wの吸込仕事率、電源コードに接続するサイクロン式掃除機では最高250Wの吸込仕事率です。ハンディタイプのパナソニックの電気掃除機『MC-D25CP』の場合、スティックやサイクロン式の掃除機に比べると吸引力は劣ってしまいますが、145Wの吸込仕事率があります。
ハンディタイプの掃除機は静音? 運転音と吸引力をチェック!
ハンディタイプの掃除機は、静音性の高い製品が多く販売されているので、夜間の使用などにも活躍します。吸引力が高い製品のほうが運転音は大きくなる傾向があり、付属のブラシによっても音の大きさが変わります。静音性の高いハンディタイプの掃除機を選ぶ時は、必要な吸引力があるかどうか、付属ブラシを使用した時の運転音なども確認してください。
ハンディタイプの掃除機は価格が安い?
ハンディタイプの掃除機は、スティックタイプやサイクロン式よりも比較的安価で販売されていることが多くあります。パナソニックの電気掃除機『MC-D25CP』はAmazonで5410円(税込み)で販売されています。ハンディ掃除機の中でも、吸引力や搭載しているバッテリー、集塵方式などによって価格が異なります。
【参考】Amazon:電気掃除機『MC-D25CP』詳細ページ
吸引力が強く使いやすい! おすすめのハンディタイプ掃除機
ハンディタイプ掃除機の中にも、吸引力に特化したタイプやお手入れが少なくて済むタイプ、付属ノズルが豊富で活躍する場所が多いタイプなど、様々な製品が販売されています。ここでは、サイクロン式や紙パック式、コード式や充電式のハンディタイプ掃除機をご紹介します。
フィルター掃除が1年に1度だけで済むダイソンのハンディ掃除機
ダイソン 『V7 Trigger』
吸込仕事率100W・本体重量1.76kgのダイソンのハンディ掃除機は、サイクロン式なのでワンタッチでゴミを捨てることができます。プレモーターフィルターは、1年に1度を目安に水洗いするだけで済み、ベッドや布団の繊維からダニアレルゲンなどのハウスダストを取り除く「ミニモーターヘッド」が付属しています。ダイソンデジタルモーターV7を搭載しているため、強力な吸引力を実現しているハンディ掃除機です。
付属アタッチメントが豊富で活躍する場所が多いマキタのハンディ掃除機
マキタ 充電式クリーナ『CL121DSH』
肩掛けでも使用できるマキタのハンディ掃除機は、吸込仕事率28W・本体重量1.6kgの紙パック式です。毛取りブラシを搭載した「シートノズル120」や、先端の突起でマットのゴミを掻き出す「マットノズル120」、先端ブラシの角度調整が可能な「ソフトブラシ360」、ラバー製で部品を傷つけにくい「ラバーノズル330」など豊富なアタッチメントが付属しています。また、排気を利用してゴミを吹き飛ばすブロアーとしても使用できます。
【参考】マキタ:充電式クリーナ『CL121DSH』詳細ページ
紙パック不要! 静音設計のミニマルなパナソニックのハンディ掃除機
パナソニック 充電式掃除機『MC-B20JP』
抗菌加工のイオンパワーノズルを搭載したコードレスのハンディ掃除機。洗えるダストボックスが付いているので紙パックは不要です。約2時間の充電で22分使用でき、65dBの静音設計です(60dBの目安音量は走行中の自動車内やデパート店内です)。
【参考】パナソニック:充電式掃除機『MC-B20JP』詳細ページ
強力な吸引力が魅力のツインバードのハンディタイプ掃除機
ツインバード パワーハンディークリーナー『HC-EB51GY』
本体重量1.9kg・運転音約75dB・吸込仕事率180Wのサイクロン式掃除機。重さや運転音が大きめですが、ハンディタイプの中では吸引力が強く、4つの付属ブラシを付け替えることで様々な場所の掃除に活躍します。電源が必要なコード式ですが6mの長さがあるので、工夫することで車内の掃除などにも使用できます。
【参考】ツインバード:パワーハンディークリーナー『HC-EB51GY』詳細ページ
サイクロン式や紙パック式、コード式や充電式のハンディタイプの掃除機の中から用途に合った製品を選んでみてはいかがでしょうか。
※データは2019年12 月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
文/Sora