〈日本一大きい大仏〉茨城県
特撮映画の世界に迷い込んだ錯覚を覚える、この巨大な大仏は、浄土真宗東本願寺派本山東本願寺の霊園に祀られる阿弥陀如来像。全高は何と120m! 2019年に公開された映画『ゴジラ キングオブモンスターズ』におけるゴジラの設定が全高119.8mなので、わずか20㎝の差だが、牛久大仏のほうが大きいのだ。
このほかの〝巨大さ〟情報は、左手の平=18m、顔の長さ=20m、目の長さ=2.5m、口の長さ=4m、鼻の高さ=1.2m、耳の長さ=10m、人差し指=7mなのだとか。やはり、ゴジラに勝てる気がしてならないーー。
SF感はまだ尽きない。何と、内部にエレベーターを搭載しており、その胸部(地上85m)にある小窓から、周囲の景色を眺めることもできるのだ。天候が良ければ東京スカイツリーや富士山も見えるとか。巨大ロボットを操縦しているような気持ちで景色を見れば、より気分が高揚するかも。ちなみに日本一どころか「世界一の大きさのブロンズ製仏像」として、1995年にギネスブックにも登録されている。
住所:茨城県牛久市久野町2083
文/寺田剛治