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クラウドファンディングで人気の高いプロジェクトのジャンルランキング、3位音楽、2位地域活性化、1位は?

2019.12.10

成し遂げたいプロジェクトや夢を実現すべく、クラウドファンディングを資金調達の手段として活用する人が増えている。

世界のクラウドファンディング市場は、2017年の推定で1,700億円、現在も伸長中で2022年までに総額11兆円を超えるとも言われている。また昨今は、テレビやネットなどのメディアを通じクラウドファンディングを見聞きする機会も増え、生活者にとって身近なものになってきているかもしれない。

では実際のところ、クラウドファンディングは今、どの程度浸透しているのだろうか。

そこで今回、クラウドファンディングでプロジェクトを支援したことがある人を対象に、利用にあたっての意識や実態について尋ねる調査が株式会社マクロミルにより行われたので、その結果を紹介していきたい。

クラウドファンディングの認知率は79%、プロジェクトの支援経験率は7%

クラウドファンディングは今、生活者にどの程度浸透しているのだろうか。全国2万人の男女に調査した結果から見ていく。

クラウドファンディングの認知率は79%。その内訳は「どのようなサービスや仕組みなのか知っている」が28%、「詳しくは知らないが、名前は聞いたことがある」が51%となった。

実際の利用状況について見てみると、クラウドファンディングの「サイトやアプリを閲覧した」ことがある人は16%、起案されたプロジェクトを「支援」したことがある人は7%、プロジェクトを「起案」した人は2%という結果だった。

プロジェクト支援者に人気のプロジェクト、1位は「テクノロジー・ガジェット」系

ここから、クラウドファンディングのプロジェクトを実際に支援したことがある500名の回答を見ていこう。

支援者に人気があるプロジェクトはどのようなテーマなのだろうか。1位は「テクノロジー・ガジェット」で21%、2位は「地域活性化」で14%、3位以降は「音楽」、「アニメ・漫画」、「映像・映画」、「写真」とアート系のテーマが続いた。

テクノロジー、ガジェット、ゲーム開発系のプロジェクト支援者の6~7割が「リターン目的」と回答

プロジェクト支援者を対象に、プロジェクトを支援する目的について尋ねる調査が行われた。最多は「プロジェクトの成功」が半数を超えダントツ。2位が「リターンで入手できる権利」で32%、3位が「リターンで入手できる一般発売されていないもの・サービス」で30%と続いた。

では、支援者に人気のプロジェクトで1位だった「テクノロジー・ガジェット」は、どのような目的で支援されているのだろうか。

「テクノロジー・ガジェット」を支援した人のうち、最も多い回答が「リターンで入手できる一般発売されていないもの・サービス」で6割を超え、「ゲーム・サービス開発」のプロジェクトを支援した人も同じく6割を超えた。これら2つのプロジェクト支援者は、他のプロジェクト支援者に比べて、「リターンで入手できる一般発売されていないもの・サービス」のスコアが高くなっている。また、「ゲーム・サービス開発」を支援した人は「プロジェクトからのリターンで入手できる権利」が目的だという人が7割を超えていた点も特徴的だ。

このように、テクノロジー、ガジェット、ゲーム開発系のプロジェクト支援者は、リターンで入手できる最新の商品やサービス、イベント参加といった権利を目的にしている人が多いようだ。

リターンされたもの・ことに「愛着がわいた」人は、91%にのぼる

クラウドファンディングの支援者はプロジェクトの企画や運営、達成などを確認することができる。支援したプロジェクトが生み出し、リターンされた商品やサービスなどに対する愛着度はどの程度なのだろうか。

結果は91%と高く、内訳は「とても愛着がわいた」が44%、「少し愛着がわいた」が47%だった。

クラウドファンディングはプロジェクトの企画や達成状況など、過程を見ながら支援・応援できるものだが、社会貢献を目的とする人もいる中で、新しく生みだされる商品やサービスに興味を持ち、いち早く入手しようという層も存在する。今後、クラウドファンディングが生活者へさらに浸透した場合、新しい“購入経路”の1つとなるかもしれない。

※株式会社マクロミル調べ

<調査概要>
調査主体:マクロミル
調査方法:インターネットリサーチ

1. 全国2万人にきく、クラウドファンディングの認知・利用状況 把握調査
調査対象:全国20~69歳の男女(マクロミルモニタ会員)
割付方法:平成27年国勢調査による性別×年代の人口動態割付/合計20,000サンプル
調査期間:2019年11月15日(金)~2019年11月18日(月)

2. クラウドファンディング支援経験者500名調査
調査対象:クラウドファンディングでプロジェクトを支援したことがある人(マクロミルモニタ会員)
割付方法:割付なし/500サンプル
調査期間:2019年11月20日(水)~2019年11月21日(木)

出典元:株式会社マクロミル

構成/こじへい

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