「eスポーツ」はスポーツか?
近年、ゲームを取り巻く環境や市場、人々の意識は変化しつつある。そこで紹介したいのが『eスポーツは本当にスポーツなのか?』というアンケート結果。
クロス・マーケティングが実施した「eスポーツに関する調査(2019年版)」では、さまざまな運動やレクリエーションの中から“自分の気持ちとして”スポーツだと思うものを回答してもらうと、サッカーや野球、水泳などが上位になるなか、オンライン対戦ゲームは8.2%となった。体を大きく動かす要素の低いものは下位になり、スポーツだと思わない人が多い傾向がみられた。
また、eスポーツをスポーツだと思うかどうかでは「とてもそう思う」「わりとそう思う」の合計が19.6%となり、eスポーツをスポーツだと思わない人が大多数を占めた。年代別にみると若年層は高齢層よりも「スポーツだと思う」割合が高いが、それでも「スポーツだと思わない」割合は上回らなかった。
eスポーツの認知度では「見聞きしたことはない」とeスポーツを知らない人が19.7%で、名称のみの認知者や内容認知者、大会参加経験者は合計で8割となった。eスポーツの今後の浸透・普及については「浸透・普及していくと思う」が48.0%、「浸透・普及していくとは思わない」が52.0%と約半数ずつの結果となった。ゲームを取り巻く環境や市場、人々の意識の変化などによって動向が変わっていくことも考えられる。
調査概要
調査手法 : インターネットリサーチ
調査地域 : 全国47都道府県
調査対象 : 15~69歳の男女
調査期間 : 2019年6月11日(火)~6月12日(水)
有効回答数 : 1,200サンプル
構成/ino