【AJの読み】ロボットがフツーに存在する近未来を体験できるオシャレカフェ
錚々たる各業界のスペシャリストが集結して作り上げたカフェだけあって、ロボットカフェ=近未来的といったステレオタイプではなく、居心地の良い上質な空間に仕上げており、さすがとしか言いようがない。
Pepperは受付と相席の二役を担う。だれもがPepperに触れられる場として機能する受付では、注文から支払まですべてPepper を通じて行う。受付でヒマそうにそっぽむいているPepper君がいたので、早速注文をしてみることに。
メニューから注文したい画面をタップ、Pepperの案内や画面に従って支払いまでスムーズに行えるが、メニュー選択に迷っている場合は「Pepperがおすすめするワッフル」の項目をタップしてみよう。これはPepperが客の年齢や、見た感じの様子を察知してデータを基に提案する機能。
「顔を見てあなたにぴったりのワッフルをおすすめします!」の後、2~3秒ほどにらめっこ。Pepper君の診断は「お疲れ」(おいっ!!)。疲れている年配者の私には甘いものをどうぞということか、和をテーマにしたスイーツワッフル「白玉とラズベリーの粒あんバター」(1480円・税抜)を勧められた。
相席Pepperは客の話し相手になったり、ゲームで一緒に遊んだり、写真を撮ったりして盛り上げてくれる。記念撮影をしているとき下を向いているなど、マイペースなPepper君だがそれもご愛敬。
NAOはソファの上に4台並んでおり、15分に1回の割合で、世界の様々な国をイメージしたダンスを披露する。また、特定の時間にしか見られないパフォーマンスもあるので要チェック!WhizはAIを使った自動清掃ロボットで、この大きさの店舗なら1台でカバーできるとのこと。今回はお披露目ということで公開されたが、通常は営業終了後に黙々と床を掃除しているそうだ。
今後、新しいロボットも登場する予定とのことで、スイーツやお茶を楽しむオシャレなカフェに“フツー”にロボットがいる、近未来的な空間をぜひ体験してみては。
文/阿部 純子