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"夫は高く、妻は低い"配偶者への満足度!結婚5年未満の夫婦の会話は1日平均83.9分

2019.12.03

夫婦円満のために「会話」が重要なのは言うまでもない。しかし、結婚生活が長くなるにつれて夫婦は、良く言えば「空気みたいな存在」、悪く言えば「惰性」になってくる。そうなると、結婚直後と同じ会話量を保つのは難しいはずだ。

そんな夫婦の会話のリアルが明らかになったアンケート調査がこのほど、江崎グリコ株式会社により行われたので、紹介していきたい。なお本調査は、既婚の男女1,000人を対象としている。

97%が夫婦円満のために「会話」が必要と回答

夫婦円満のために夫婦での会話は必要かと尋ねる調査が行われたところ、全体の97.2%が「必要だと思う」と答えていた[図1]。

夫婦が円満でいるためには、夫婦間の会話が欠かせないと誰もが認めており、会話は夫婦間コミュニケーションの基本となっていようだ。

「言葉にしなくても、雰囲気で言いたいことが分かる」というのはもう昔の話なのかも知れない。

会話量の満足度と夫婦時間の満足度は比例する!

夫婦間の会話量について満足度調査が行われたところ、全体の7割が「満足」(71.5%)と答えている[図2]。

次に夫婦で過ごす時間の満足度を尋ねる調査が行われたところ、こちらも73.2%が「満足」と回答[図3]。

しかし、夫婦で過ごす時間の満足度を会話量の満足度別に見ると、会話量に満足と答えた人は、夫婦で過ごす時間の満足度も90.6%(とても満足+満足+やや満足)と高いのに対し、会話量が不満と答えた人は、夫婦で過ごす時間の満足度が23.8%と低く、6割近くが「不満」(58.4% とても不満+不満+やや不満)と答えていた[図4]。

また、配偶者への総合的な満足度を尋ねる調査が行われたところ、会話量に満足していると総合的な満足度は94.4%と高いのに対し、会話量に不満があると41.6%と低くなっている[図5]。

配偶者への満足度は“夫は高く、妻は低い” 結婚20年を超えると回復基調に

[図6]は、配偶者への総合的な満足度を尋ねる調査が行われた結果だ。

男女別で見ると、男性は24.6%が「とても満足」と答えているのに対し、女性は14.2%と低く、「満足」を加えると、男性63.6%:女性49.6%と夫婦間の温度差が浮き彫りになった。

この満足度(とても満足+満足)を年代別に見ると40代(50.5%)が、結婚期間別では「5年~20年未満」(49.7%)の満足度が最も低くなっている。

また、配偶者への満足度の男女差が一番大きいのも40代(男性64.0%、女性37.0% 27.0pt差)だった。しかし、その後はいずれも回復傾向を示していることから、40代は夫婦の曲がり角となっているようだ。

結婚期間が長くて子どもと同居している夫婦は、会話量の満足度が低下する傾向に

夫婦間の会話量の満足度について、結婚期間との関係を見ると、 結婚期間が5年未満の場合、夫婦間の会話量に82.4%が満足と答えているが、5年以上になると67.3%と15ポイントも低くなっている[図7-1]。

子どもとの同居の有無で比べると、子どもと同居している人の夫婦間の会話量の満足度は66.7%、同居する子どもがいない夫婦2人暮らしでは78.6%となり、子どもと同居していない夫婦の方が会話量の満足度は高い、という結果になった[図7-2]。

結婚期間が長くなったり、子どもがいたりすると、夫婦で向き合い会話をすることも少なくなってくるのかもしれない。

会話量の不満は夫婦時間への不満につながりやすい。夫婦関係が気になったら、まずは「会話すること」を意識してみるといいかもしれない。

一緒に過ごしたい気持ちは一緒?変わらない夫と下がりがちな妻

前述[図6]の通り、配偶者の満足度は“夫が高く妻が低い”となっていたが、普段の生活で夫婦一緒にいたいかと尋ねる調査が行われたところ、全体の82.5%が「一緒に過ごしたい」(いつも一緒に+なるべく一緒に)と答えており、夫婦円満ぶりがうかがえる。しかし男女別で見ると、夫88.2%:妻76.8%となり、ここでも温度差が見られた[図8-1]。

これを男女年代別に見ると、20代では男女ともに9割(男性92.0%、女性94.0%)が一緒に過ごしたいと答えており、男性はそれ以降も一緒に過ごしたい意向が高いままキーブされているのに対し、 女性は低下傾向を示し、50代では20ポイント(男性89.0%:女性68.0%)もの差が開いている[図8-2]。会話によってお互いの気持ちをしっかり理解し、夫婦円満な日々を続けていきたいものだ。

夫婦の会話時間は1日平均62.7分 「必要」と考える時間より18分/日も足りていない

夫婦円満に欠かせない夫婦の会話だが、1日何分ぐらい必要か尋ねる調査が行われたところ、平均で80.6分となった。

実際にはどのくらい会話しているのか尋ねる調査が行われると、平均で62.7分となり、必要と思う時間に18分も足りていないという結果になった[図9-1]。

これを結婚期間別に見ると、結婚期間が5年未満の場合の会話量は1日平均83.9分となり、上記の必要な時間(80.6分)を満たしているが、5年以上になると54.5分と30分も短くなっている[図9-2]。

同居する子どもの有無で見ると、子どもと同居していない夫婦は83.9分と必要な時間を満たしているが、子どもが同居する夫婦の会話時間は48.5分と35分も短くなっている[図9-3]。

前述[図7]の通り、結婚5年以上の方や、同居する子どもがいる場合は、会話量の満足度がより低くなっているが、実際の会話時間も随分と短くなっていることが明らかになった。

会話の量が足りていると、夫婦時間の質的満足度も高い

次に夫婦間の会話量について足りているかを尋ねる調査が行われたところ、65.9%が「足りている」と答えていた[図10-1]。

この意識別に夫婦2人で過ごす時間の満足度を見ると、足りていると答えた人は84.4%が2人の時間に「満足」しているのに対し、足りていないと答えた人の満足度は51.6%と低くなり、26.7%が「不満」と答えている[図10-2]。

会話量が足りないと感じることは、夫婦時間の満足度の低下につながるようで、十分な会話量をとることが夫婦時間の質の向上をもたらすようだ。

「会話の量」は普段あまり考えるものではないのかもしれないが、少し意識してみるのもいいかもしれない。

話したいのに話せていないのは、実は自分たち「夫婦2人の将来」について

普段、夫婦で話す内容を尋ねる調査が行われたところ、「子どもの近況」(48.0%)、「ニュース・流行」(45.0%)、「健康・病気」(40.9%)が上位となった[図11]。

次に夫婦で話したい内容を尋ねる調査が行われたところ、「子どもの近況」(50.3%)より、「休暇・旅行」(52.9%)、「夫婦2人の将来」(52.3%)など自分たちのことを話したいと望んでいるようだ[図12]。

普段の会話と話したい話題の差が大きい項目は、「夫婦2人の将来」、「休暇・旅行」、「趣味」となり[図13]、これらが話したいのに話せていない話題となる。

夫婦で話したいことは「夫婦2人の将来」、「休暇・旅行」。妻は「ニュース・流行」の話も

[図12]の夫婦で話したい内容を男女別に見ると、男性は「夫婦2人の将来の話」(50.0%)、「休暇・旅行の話」(49.6%)、「子どもの近況」(46.0%)の順で、女性は「ニュース・流行の話」 「休暇・旅行の話」(同率56.2%)、「夫婦2人の将来の話」「自身の子どもの近況」(同率54.6%)となり、2人で話したい内容にも夫婦差が生じているようだ[図14-1]。

そこで、夫婦で話したい内容の男女差の大きい項目を見ると、「お互いの親の話」(夫18.8%:妻32.2% 13.4pt差)、「ニュース・流行の話」(夫43.2%:妻56.2% 13.0pt差)、「自身の近況」(夫41.4%:妻53.4%12.0pt差)、「健康・病気の話」(夫41.6%:妻53.2 11.6pt差)、「休暇についての話」(夫39.6%:妻50.6% 11.0pt差)などが上位に上げられた[図14-2]。

夫婦関係の満足度は夫より妻の方が低い傾向が明らかになっているが、妻が話したいと望んでいる話題を察してあげるのも、夫婦関係に良い影響をたらすかもしれない。

お菓子は夫婦のコミュニケーションツール、「おやつタイム」が会話のきっかけに

夫婦で会話をしたいとき配偶者に対して話しかけにくいと感じることがあるかと尋ねる調査が行われたところ、42.6%が「話しかけにくいと感じることがある」と答えている[図15]。

そこで、夫婦で会話をする際にお菓子などがあるとどうか尋ねる調査が行われたところ、76.6%が「会話のきっかけになると思う」と答え、68.4%が「会話が弾むと思う」と答えている[図16]。

また、生活のタイミング別に夫婦の会話量を尋ねる調査が行われると、「食後」(46.8%)や「食事中」(44.8%)と並んで「おやつタイム」(44.3%)も夫婦の会話量が多いコミュニケーションタイムとなっているようだ[図17]。

夫婦にとってお菓子は、2人のコニュニケーションを円滑にする役割を担ってくれそうだ。

「いい夫婦の日」参加意向は8割

去る11月22日は「いい夫婦の日」だった。この日に夫婦でイベントを行っているのは、わずか5.5%しかいなかったが[図18-1]、いい夫婦の日にイベントを行っている人は、配偶者への総合的な満足度は96.4%。

全体平均(81.8%)よりもぐっと高く、夫婦でのイベント参加がまったくない人(59.7%)と比べると、一目瞭然の結果が出ている[図18-2]。

そこで、いい夫婦の日に夫婦で何かやりたいかと尋ねる調査が行われると、8割(79.4%)の人が意向があり、「外食」(41.0%)に次いで、「家でまったり」(28.9%)したいという意見が多くなっている[図19]。

<調査概要>
■実施時期:2019年8月29日(木)~9月1日(日)
■調査手法:インターネット調査
■調査対象:全国の20代~60代の配偶者と同居し、配偶者との離婚意向のない男女1,000人(男女500人ずつ)
※構成比(%)は小数点第2位以下を四捨五入されているため、合計しても必ずしも100%にならない場合がある。

出典元:江崎グリコ株式会社

構成/こじへい

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