『シーリングライト』は、天井に直接固定するタイプの照明器具です。日本では、白い円盤型のシーリングライトが主流でしょう。シーリングライトの選び方やおすすめメーカーを分かりやすく紹介します。ライトを交換して部屋の雰囲気を変えてみませんか。
照明について知ろう
賃貸物件の場合、もともと付いている照明をそのまま使っている人がほとんどではないでしょうか。
照明は、部屋の明るさはもちろん、雰囲気や過ごしやすさにも関わる重要な要素です。この機会に、シーリングライトや『ペンダントライト』といった照明について知り、過ごしやすい部屋づくりに役立てましょう。
シーリングライトとは
シーリングライトとは、天井に直接固定するタイプの照明のことです。日本では白い円盤型のシーリングライトがメジャーです。
シーリングライトには、次のような特徴があります。
- 広い部屋を一つの照明でまかなえる
- 部屋全体をまんべんなく照らせる
- すっきり開放感ある空間に仕上がる
シーリングライトの明かりは優しいものが多く、リビングなどの広い部屋の照明に向いています。フレームの有無や素材によってライトの印象が大きく変わるので、デザイン面でもこだわって選びましょう。
ペンダントライトとは
ペンダントライトとは、コードやチェーンによって吊り下げるタイプの照明のことです。おしゃれなカフェやセレクトショップなどで見かけることが多いのではないでしょうか。
ペンライトは主に次のような特徴をもっています。
- 光の範囲が狭くなる
- 強い光で照らせる
- 部屋の雰囲気が引き締まる
ペンライトはコントラストの強い光が特徴的です。部屋では強い存在感を放ち、ぐっと引き締まった印象を与えます。和紙で作られた和風テイストや、クールなテーブルライトなど種類も豊富です。
シーリングライトの選び方
シーリングライトを選ぶとき、どのような点に注目すべきでしょうか。シーリングライトを選ぶポイントを紹介します。
部屋の大きさ
部屋の大きさに合わせてシーリングライトを選びましょう。部屋が広いにもかかわらず弱い光だと、明るさが物足りなくなります。
部屋の広さごとに、適切な明るさ目安は以下のとおりです。
広さ | 適切な明るさの目安 |
8畳 | 3300~4300lm |
10畳 | 3900~4900lm |
12畳 | 4500~5500lm |
ファミリータイプのリビングのような広い部屋の場合、少し暗めの照明を二つ付けてもよいでしょう。もちろん部屋の用途にもよります。細かい作業をする部屋なら、明るめのライトを選ぶのがおすすめです。
シーリングライトは、広範囲に光が広がるタイプですが、それでも部屋の隅では暗さを感じることもあります。不便さを感じるとストレスがかかりますし、眼の疲労や集中力の低下にもつながるため、適切な明かりのものを選ぶようにしましょう。
調光機能と調色機能
『調光機能』は、光の明るさを変えられる機能のことで、『調色機能』は光の色味を変えられる機能のことをいいます。
リモコンで調光できるタイプが多く、選べる明るさの段階は商品によって違なります。どのくらい調整できるのかチェックしましょう。
また光の色は『明るさを感じる白色』と『温かさを感じるオレンジ色』の2色に分けられます。調色機能はこの2色のバランスを変えて、オレンジ色から白系の色へと明かりの色味を調整します。
調色機能があると、細かい作業をするときは手元が見やすい寒色系、友達を呼んで盛り上がりたいときは暖色系の色など、用途に合わせて色を変えることができて便利です。調光機能と調色機能を巧みに使って、快適な空間を実現しましょう。
デザイン
シーリングライトのデザインは好みが分かれるところですが、一般的には、洋室ならシンプルな丸型、和室ならスクエア型が人気です。
洋室は、賃貸物件を借りると備え付けられているようなスタンダードな丸型が好まれています。存在感を出したいなら、ふちを木で覆ったデザインやワイヤーフレームなどを選ぶとよいでしょう。
和室は、畳の形に合わせやすいスクエア型がおすすめです。ふすまと似た和紙のような質感をイメージして作られた素材や、サイドを竹や木で装飾したデザインのものがあります。
照明は存在感があるので、お気に入りのデザインをじっくり選びましょう。
広さ別のおすすめシーリングライト
シーリングライトを選ぶ際にもっとも大切なポイントは『部屋の広さ』です。そこで、部屋の広さごとにおすすめのシーリングライトをそれぞれご紹介します。
6畳までなら
6畳の部屋用に紹介したいシーリングライトは、アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)のLED シーリングライトです。
調光は10段階設定で、シーンに合わせて使い分けることが可能です。また、前回使った明るさを記録する機能があり、点灯した際には前と同じ明るさになるため、いちいち調整する手間も必要ありません。
取り付け用スペーサーも付属しているので、手軽に取り付けられます。寿命も長く電力も抑えられるため、1人暮らしの人にもぴったりです。
- 商品名:アイリスオーヤマ LED シーリングライト 調光タイプ CL6D-5.0
- Amazon:商品ページ
8畳までなら
8畳の部屋におすすめなのが、日立(HITACHI)の LEDシーリングライトです。こちらの商品は手元を明るくしたいときに、ワンタッチで1.2倍の明るさに調節できます。細かい作業や読書をする際に、パッと明るく調整できるのがポイントです。
光を効率よく広げるレンズカバーが用いられており、部屋全体に光が広がります。3段階の常夜灯と、明るさと色を調節する機能も便利です。
2種類の防虫パッキンが付けられていて、虫の侵入を許さない構造になっています。掃除やお手入れをする際にも、気持ちよく作業ができるでしょう。
- 商品名:日立 LEDシーリングライト スタンダードタイプ LEC-AH800R
- Amazon:商品ページ
14畳までなら
14畳の部屋は、ファミリー向けのリビングなどの大きな部屋です。シーリングライトは光量が大きく、部屋全体を明るく照らせる点がポイントになります。
そこでおすすめしたいのが東芝ライテックのLEDシーリングライトです。プレーンなデザインのため、さまざまなタイプの部屋にマッチします。常夜灯は6段階の調光ができるのもポイントです。
大きさは直径約61cmと、14畳の部屋を照らすにしては小さめなので威圧感もほとんどありません。広めのリビングにぴったりのライトです。
- 商品名:東芝ライテック LEDシーリングライト 14畳 LEDH86806-LC
- Amazon:商品ページ
デザイン別のおすすめシーリングライト
シーリングライトには、一般的な円盤形以外にもさまざまなデザインのものがあります。デザイン別におすすめの商品を紹介しますので、自身の部屋に似合うデザインのライトを選んでみてください。
スクエア型
スクエア型は厳粛な雰囲気を演出する、和室などにぴったりのデザインです。円盤形と比べると存在感が強いので、部屋に溶け込ませるよりもインテリアの一つとして考えたほうがよいでしょう。
そんなスクエア型のシーリングライトでおすすめなのが、パナソニック(Panasonic)のLEDシーリングライトです。左右と中央の合計3枚のパネルから構成されていて、点灯パターンを組み合わせることができます。昼光灯以外にもオレンジ色にも調色が可能です。
小さな文字でも見やすい『文字くっきり光』の他、時間によって調光・調色を自動で行う機能もあります。
- 商品名:パナソニック LEDシーリングライト HH-CC1285A
- Amazon:商品ページ
クローバー型
クローバー型のシーリングライトは主張が強く、大きいタイプのものが多くあります。どちらかというと、広めのリビングに向いたデザインです。散光する形状のため、部屋全体を明るく照らせます。
タキズミ(TAKIZUMI)から販売されている『GCH50003』は、そんなクローバー型の中でもおすすめのシーリングライトです。壁スイッチ機能があるため夜に帰宅した際にも照明をつけやすく、またメモリ機能によって好みの明るさ・色を記録しておくことができます。
明るさフリーコントロール機能によって自由に明るさを調節でき、好みの明るさにしやすいのも便利なポイントです。5つの照明からなるおしゃれなクローバー型ライトは、広めの洋室にしっくりなじみます。
- 商品名:タキズミ LED 洋室 シーリングライト GCH50003
- Amazon:商品ページ
多機能型
単純な照明としての役割以外の機能をあわせ持つ、多機能型のシーリングライトを紹介します。ポップインアラジン(popIn Aladdin)からは、世界初のプロジェクター付きのシーリングライトが発売されています。
40インチ〜120インチ以上にもなるスクリーンが投影できるプロジェクターを搭載しており、映画やテレビを投写して視聴可能です。リビングや寝室が自分だけのシアターに早変わりします。
それぞれ6段階の調光と調色によって36段階のライトから選べる他、音声操作もできるので操作が簡単です。取り付けにも工事は必要ありません。
朝にニュースを流したり、夜に子供の絵本を投写したりとさまざまな使い方ができます。
- 商品名:ポップインアラジン プロジェクター付きシーリングライト
- Amazon:商品ページ
文/編集部