「山の手帖2020」(山の手帖編集会著・編集、信濃毎日新聞社、税込1320円)
通常のマンスリー&ウィークリーのスケジュール手帳に、登山者に人気の日本アルプスと八ヶ岳の情報を盛り込んだ、山好き向けの専門手帳。
マンスリーのページには世界の主要な山の山開き日程が、ウィークリーのページには山の美しい写真が配され、登山欲をかきたてる。
日本アルプスと八ヶ岳に特化した情報コーナーには、ご当地の宿泊施設や高山植物の情報、果ては雲の図鑑など盛りだくさんで飽きさせない。
特設サイト:https://www.shinmai.co.jp/corporate/books/yama.html
「元素手帳2020」(化学同人編集部著、化学同人、税込1320円)
月刊雑誌『化学』や、『元素生活』『元素検定』などの書籍を刊行している出版社がプロデュースした手帳で、2年分の年間カレンダーと年間スケジュールに、2020年のマンスリーとウィークリーのページがある。
元素周期表はもちろん、資料編では、元素研究で名高い科学者たちや単位換算表など、学術的情報からウンチクまであり、受験生から化学に興味のある社会人まで幅広い層が楽しめる趣向になっている。
メーカーサイト:https://www.kagakudojin.co.jp/book/b471701.html
「発酵手帳 2020」(丸ごと小泉武夫 食マガジン編集、IDP出版、税込2200円)
「発酵に親しみ、発酵が学べる」という基本コンセプトで制作され、発酵食をテーマとした日本初の手帳として2018年に発売開始。2年目の「2020」版は、前年版の利用者の意見を参考にしてバージョンアップされている。
マンスリー(2019年12月~2021年3月)とデイリーのページがあり、デイリーには欄外のコラムに発酵食に関連した記念日などの情報が掲載。巻末付録は、発酵食品に関するデータ集(都道府県別・世界の発酵食品一覧、玄米納豆の作り方など)があり、発酵学の第一人者、小泉武夫東京農業大学名誉教授が監修しただけあって、読み応えのあるものになっている。
「朝活手帳 2020」(池田千恵著、ディスカヴァー・トゥエンティワン、税込1760円)
著書『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』で一世を風靡し、現在は朝型勤務導入コンサルティングに携わる、池田千恵さんの開発した手帳。
ほかの大半の手帳と同じくマンスリーとデイリーのページが設けられているが、特徴的なのは、記入欄は午前4時からあり、朝のスケジュールが実のあるものとなるよう、スペースが広く取られている点。起床時間の「目標」時刻と(実際に起きた)「実行」時刻の記入欄まであり、いやが上にも朝型生活を習慣づける仕掛けが随所にある。
朝型生活に切り替えて、自己投資の時間を確保したい、出社を早めて残業をしないで帰宅するワークスタイルを確立したいという方は、活用してみるとよいだろう。
メーカーサイト:https://d21-store.jp/?pid=144977627