高音質のBluetoothイヤホンは、IPX、ノイズキャンセリングなど、様々な機能が充実しており、何を基準に選べば良いのか迷うことも多い。そこで今回は、スマホの機種、スポーツ用、ノイズキャンセリング機能といったテーマごとにオススメを紹介しよう。
ポイントは用途で絞る! Bluetoothイヤホンの選び方
Bluetoothイヤホンを選ぶポイントは、「音質」「装着感」「バッテリーの持ち」「軽さ」「防水性能」「遮音性」「ノイズキャンセリング機能」「デザイン」「電波の届く範囲」など多岐にわたる。多機能なイヤホンは便利だが価格も高くなりがちなうえに、結局使わない機能があっても無駄になりかねない。
自分が求めるものが音質なのか、スポーツで使うから防水性能か、騒音が気になるからノイズキャンセリングなのか、用途から絞っていこう。
iOSやAndroid別! コスパ最強の高音質で安いおすすめワイヤレスイヤホン
高音質で機能性が良いイヤホンが欲しい人に向けてスマホのOS別に紹介しよう。
Androidユーザーおすすめ! コスパが良くて安いワイヤレスイヤホン
・TAOTRONICS SoundElite 71
TAOTRONICS SoundElite 71
【参考】Amazon詳細ページ
音源元に近い高音質が楽しめるコーデックapt-X HDに対応。高音や中音域はクリアに、低音は迫力のあるサウンドが楽しめる。防水性能はIPX6で、汗や雨にも強い。Amazon販売価格は3599円。
iPhoneユーザーおすすめ! コスパが良くて安いワイヤレスイヤホン
・SoundPEATS(サウンドピーツ) Q35Pro
SoundPEATS(サウンドピーツ) Q35Pro
【参考】Amazon詳細ページ
高音質に対応するiOS機器のコーデックAACに対応。防水性能IPX6。高音域、中音域、低音域がバランス良く楽しめる。iOS6以上であれば接続時にバッテリー残量が確認できる。Amazon販売価格は3990円。
高音質でスポーツ用のワイヤレスイヤホンの選び方
スポーツやアウトドアで使うなら、「防水性能」「外れにくさ」をポイントに選ぼう。
・Mpow S11
Mpow S11
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AAC、apt-Xコーデックに対応。防水性能IPX7。人工工学に基づいたデザインで、付属のイヤーフックを付けると耳にしっかりフィットする。イヤホンの先端にマグネットが入っているので、使わない時は先端同士をくっつけて首から下げておける。Amazon販売価格は2988円。
スポーツ用ワイヤレスイヤホンを買う時に知っておきたい防水レベルIPX
防水性能にはレベルがある。IPXという文字は防水規格のコードで、この後ろに付く数字が大きくなるほど性能が強くなる。以下は数値と耐水性能になる。
・IPX4…全方向からの水の飛沫でも影響を受けない
・IPX5…全方向からのノズルによる噴流水でも影響を受けない
・IPX6…全方向からの水の強いジェット噴流でも影響を受けない
・IPX7…連続的に水の中に入れても影響を受けない
・IPX8…潜水状態でも影響を受けない
IPX7は水深1mに30分放置してもイヤホンに水が侵入しないというテストを受けている。スポーツで使うなら、できればIPX7は欲しいところだ。注意点として、このIPXはお風呂、温泉、プール、海水の場合はテスト対象外のため、万が一壊れても保証対象外になる。
ワイヤレスイヤホンはノイズキャンセリング機能付きもおすすめ!
最近では、周囲の騒音を軽減してくれるノイズキャンセリング機能付きワイヤレスイヤホンも登場している。
ハイレゾ音源も楽しめる! ノイズキャンセリングワイヤレスイヤホン
・SONY ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン WF-1000XM3
SONY ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン WF-1000XM3
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ハイレゾ相当の音源を楽しめ、高音質ノイズキャンセリングも搭載した優れものがSONYから発売している。「高音質ノイズキャンセリングプロセッサー QN1e」と「デュアルノイズセンサーテクノロジー」で、飛行機のエンジン音といった低音から、人の声などの中高音域まで、様々なノイズを大きく低減してくれる。Amazon販売価格は2万5771円とかなり高額だが、値段に見合った機能と音質だ。
安いノイズキャンセリング付きワイヤレスイヤホンもある
音楽を楽しむため周囲の騒音を軽減するノイズキャンセリング機能付きの製品は、価格が高くなりがちだ。数千円台のものが欲しい場合は、以下の製品がおすすめだ。
・SONY ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン MDR-NWBT20N
SONY ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン MDR-NWBT20N
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周囲の騒音を分析して最適に軽減してくれる、AIデジタルノイズキャンセリング機能が搭載。レシーバー部分にイヤホンを挿しているので「レシーバー」や「ウォークマン」と表記されることもあるが、Bluetooth接続ができるAndroid、iPhoneで使える。SONY製品だけあって音質は良い。Amazon販売価格は5480円。
iPhoneの音楽を高音質で! おすすめワイヤレスイヤホン
iPhoneにはApple製品のワイヤレスイヤホンAirPodsがある。価格が高いことを除けば、アクティブノイズキャンセリング機能付き、遅延が少ない、高音質、Apple端末と接続しやすいといいことだらけだ。
しかしあまり高いものはちょっと……という人のために、なるべく価格を抑えた商品を紹介しよう。基本的にコーデックがAAC対応なら高音質なサウンドが楽しめるので、AACに対応しているかをポイントに探そう。
おすすめワイヤレスイヤホン:iPhone 6/iPhone 6s
旧世代で気をつけたいのは、イヤホンに特殊な機能がある場合だ。まずは、iOSのバージョンが対応しているかをチェックしよう。そこに気をつければ、あとは好みのものを探せばいい。
・第二世代 完全ワイヤレスイヤホン (JPRiDE) TWS-520
第二世代 完全ワイヤレスイヤホン (JPRiDE) TWS-520
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Amazon販売価格は5280円。AAC対応。プロ仕様のREALTEKチップセットを採用し、音質もよく、立体的なサウンドが楽しめる。
おすすめワイヤレスイヤホン:iPhone7以降
・BeatsX ワイヤレスイヤホン
BeatsX ワイヤレスイヤホン
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Amazon販売価格9707円。AAC対応の表記はないが、クリアなサウンドが楽しめる。この製品はApple W1チップによりAppleデバイス間であれば、設定や切り替えがスムーズ。ただし、iCloudアカウントとmacOS Sierra、iOS10、watchOS 3またはそれ以降のバージョンが必要になる。なお、RemoteTalkでSiriも起動できるのでiPhoneユーザーには使い勝手抜群だ。
おすすめワイヤレスイヤホン:iPhone XS/iPhone 11
iPhone XSやiPhone 11だから気をつける点はないので、先述で紹介したTWS-520やBeatsX ワイヤレスイヤホンをおすすめしたい。
iPhoneとワイヤレスイヤホンを接続する方法
iPhoneとワイヤレスイヤホンを接続するのは以下の方法になる。
①iPhoneの設定→Bluetoothをオンにする
②イヤホンの電源を入れてペアリングモードにする。製品によって電源の入れ方は異なるので説明書をよく読もう
③iPhoneの設定→Bluetoothの「デバイス」に表示されるイヤホン機種名を選択
④「接続済」になれば接続完了
ワイヤレスイヤホンを使うとiPhoneの充電の減りが早くなる?
ワイヤレスイヤホンを使うと、音楽とBluetoothの両機能を使うためiPhoneのバッテリーの減りは早くなる。
有線のわずらわしさがにが手な人におすすめ!高音質の完全ワイヤレスイヤホン
完全ワイヤレスイヤホンとは、左右のイヤホンがコードなどで繋がっておらず完全に独立したものを言う。ここからは、完全ワイヤレスイヤホンのおすすめを紹介しよう。
安いけど優秀! おすすめ完全ワイヤレスイヤホン
・Soundcore Liberty Neo 第2世代
Soundcore Liberty Neo 第2世代
【参考】Amazon詳細ページ
Amazon販売価格は4999円。AACコーデックに対応。防水性能IPX7。独⾃のGripFitテクノロジーでイヤホンを耳に入れて、ひねれば固定され落ちにくい。再生時間は5時間。充電ケースを使用すれば最大20時間。
コスパが重視! おすすめの完全ワイヤレスイヤホン
・Mpow M5
Mpow M5
【参考】Amazon詳細ページ
Amazon販売価格5999円。AACとapt-X両方に対応。防水性能IPX7。再生時間6時間。充電ケースを使えば最大42時間。右イヤホンだけでの使用もできる。
Bluetoothイヤホン高音質ランキング
今回の記事で紹介した中で、個人的におすすめなものを1位から3位までランキングにした。
1位:TAOTRONICS SoundElite 71
apt-X HD対応で低価格な点と、AACにも対応しているので、iPhoneに買い替えても使える点で1位。
2位:SONY ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン WF-1000XM3
高音質で音楽を楽しむならやはりこの製品。1位に推したいが価格が2万円を超えるので2位に。
3位:Mpow S11
防水性能IPX7で低価格なところと、完全独立型だと落とすのが不安な点をマグネット搭載でカバーしている点が初心者に優しいので評価。
イヤホンは自分の耳に合うか、また好みの音質かどうかは実際に使うまでわからない。初心者の人は3000円~5000円前後をめどに購入し、もし満足できない性能があればそこを補える製品を探してみよう。
※データは2019年11月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
文/ねこリセット