最高出力421PS、最大トルク500Nm!世界で最もパワフルな2ℓ、4気筒ターボエンジンを搭載したメルセデス・ベンツ「CLA 45 S 4MATIC+」
2019.11.22メルセデス AMG CLA 45 S 4MATIC+
メルセデス・ベンツは、 「メルセデスAMG CLA 45 S 4MATIC+」と「メルセデスAMG CLA 45 S 4MATIC+ シューティングブレーク」の注文受付を開始した。納車は、本年12月以降を予定している。
CLA 45 S 4MATIC+ (以降シューティングブレーク含む)は、Aクラスと共に、世界で最も パワフルな2リッター4気筒ターボエンジンを搭載。
最大過給圧2.1バールと なるこのターボエンジンは最高出力421PS、最大トルク500N・mを発生。シャシー やサスペンション、四輪駆動システムやESPの制御なども全て最新の技術が惜しみなく 投入され、メルセデスAMG社のブランドスローガン「ドライビングパフォーマンス」を体現 したモデルだ。
メルセデスAMG CLA 45 S 4MATIC+ シューティングブレーク
CLA 45 S 4MATIC+には、完全新設計の2.0リッター直列4気筒ターボエンジンの「M139」 を搭載。
量産の2.0リッター4気筒エンジンとしては世界最高の421PS、最大トルク も500N・mを発生。
また、最大トルクを5,000から5,250rpmの範囲で発生するなど、 トルクカーブは自然吸気エンジンに近い特性を実現しエモーショナルな加速感を味わう ことができる。
また、レスポンスや吹け上がりの改善も行い、レブリミットも高く、 7,200rpmに設定するなど、ピュアスポーツカー並みのエンジン性能を備えている。
このエンジンは、従来と異なり、ターボチャージャーとエグゾーストマニホールドがエンジン 後方に、インテークマニホールドなどの吸気系がエンジンの前方に位置。これにより、 エンジン搭載位置を下げることにより、操縦性能に貢献するだけでなく、空力的にも有利 なものとすることができた。
2.0リッター直列4気筒ターボエンジン「M139」
シリンダーブロックはクローズドデッキ構造を採用し、最大160barの燃焼圧を可能にして いる。
シリンダーライナーにはピストンとシリンダーの間に発生する摩擦を低減する目的で、 特許技術のNANOSLIDEのコーティングを施している。
このコーティングはAMGのM156エンジンに初めて使われて以来、メルセデスのエンジンに広範に採用されているほか、フォーミュラー1用のエンジンにも採用されている。
ターボチャージャーのコンプレッサーとタービンのシャフトには、AMG GT 4ドアクーペの63 S に採用されている、ローラーベアリングを採用した。
これにより、ターボチャージャー内 の機械的摩擦が低減され、ターボチャージャーのレスポンスが向上し、短時間で最高回転数に 到達するようになった。
また、電子制御ウエストゲートによって過給圧をより正確かつ 柔軟に制御することが可能になり、最大過給圧2.1barと、クラス最高の値を実現している。
ターボチャージャーの冷却にはオイルと冷却水だけではなく、外気も利用するため、エンジン カバーをエアディフレクターとして働くよう設計するとともに、ボンネット下にダクトを設けている。
なお、エンジンはメルセデスAMG本社があるドイツ、アファルターバッハで“One man – one engine” という哲学のもと、厳格な品質基準に従って、ひとりのマイスターが一基のエンジンを 最初から最後まで責任を持って手作業で組み上げるという生産方式を採用している。
関連情報:https://www.mercedes-benz.co.jp/
構成/DIME編集部