ハーバード大学やMITなど世界トップレベルの大学が集まる学術都市ボストンに住む人々から学んだ、心身共に豊かで健康な生活「ウェルネスライフ」という概念をご存じでしょうか?ウェルネスライフとは肉体的、精神的、そして社会的に良好な状態を目指す生き方です。
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本連載「食から始まるウェルネスライフ」では、健康的な身体づくりや心の整え方など、「ウェルネスライフ」を実現させるための秘訣を、私たちが生活していく上で必要不可欠な「食」と絡めて紹介します。
今回は「バランスの良い食事を取るための方法」について紹介します。
バランスの良い食事を推進するため、各国の政府が独自の「食事ガイドライン」を出しています。
世界各国の食事ガイドラインをいくつか紹介しましょう。
日本
農林水産省が発表している食事バランスガイドがこちら。
http://www.maff.go.jp/j/balance_guide/
ごはんやパンなどの主食が占める割合が最も多く、果物が占める割合が少ないのが特徴。
中国
中国栄養協会が制作した食事バランスガイドがこちら。
http://www.fao.org/nutrition/education/food-dietary-guidelines/regions/countries/china/en/
こちらも米や小麦などの主食が占める割合が多く、一定量の油を摂取することを推奨しています。
アメリカ
2011年に刷新された食事ガイドラインがこちら。
日本や中国のガイドラインと異なり、主食よりも野菜の摂取量が多いのが特徴です。
https://www.choosemyplate.gov/eathealthy/brief-history-usda-food-guides
食文化が見て取れる各国のガイドライン
米の生産国である日本、油をたっぷり使用した中華料理がメジャーな中国、健康志向が高まるアメリカ…食事ガイドラインにその国の食文化・トレンドが見てとれます。
国ごとに全く異なるガイドラインを発表していますが、果たしてどのガイドラインが最も健康なのでしょうか?
オススメはハーバード大学が提唱している「Healthy Eating Plate」
ヘルスコーチとしては、ハーバード大学が提唱しているガイドライン「Healthy Eating Plate」を推奨したいです。
https://www.hsph.harvard.edu/nutritionsource/healthy-eating-plate/
アメリカ政府が発表しているガイドラインと似ていますが、大きく異なるのは「乳製品の代わりに、健康的な油や水の摂取を推奨している」という点です。