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ワイドボディー、木目調の床、シートや袖仕切りの改良、小田急線が12年ぶりに投入した新型車両5000形を徹底解剖

2019.11.18

安心快適な車内とスピード感ある外装デザイン

ほかにも車内には小田急の通勤車両では初めて車内に防犯カメラを設置。各車両に4台ずつ設置され、より安心感ある車内を作り出している。

こちらの防犯カメラについても、「イーサネットを採用したことで車内でも大容量のデータをやり取りすることが可能になり、乗務員室からリアルタイムで映像を確認できるだけでなく、車内の非常通報ボタンが押されると自動的に最寄りの防犯カメラの映像が乗務員室のモニターに表示されるようになっています」(稲垣さん)とのことだ。

また、他社でも採用されている空気清浄機についても5000形では「ナノイー」を採用し、各車両に8台搭載している。

ドア上部に防犯カメラを設置

車いすスペースも各車両に設置。先頭車のスペース横はおたがいの目線が気にならないようにすりガラス調の袖仕切りを採用

続いて外観を見てみよう。若干傾斜された先頭車両と先頭部にあしらわれたワンポイントのブルーラインは「スピード感」を表現。これにも利用者からのイメージが反映されている。

「小田急というと『混んでいて遅い』というイメージをお持ちの方がいらっしゃいまして……」と稲垣さんが苦笑する。確かに複々線化が完成するまではラッシュ時などを中心にどうしても信号待ちやノロノロ運転を強いられていた時代もあった。これについては先の複々線化完成を持ってだいぶ改善された。

そして「混んでいる」ということについてもこの工事だけでなく、拡幅車体を採用した5000形でイメージを打破したいと稲垣さんは意気込む。

また、各駅停車列車の10両編成化もすすめられてきたプロジェクトの1つだが、新たに10両編成の5000形の導入が進められることで間接的にこのプロジェクトも推進されていくことになる。

インパクトある先頭部には白い装飾灯もデザインされた

スピード感を表現した先頭形状。小田急伝統の青を基にアズールブルーとインペリアルブルーの帯を纏う

5000形の運転室 アナログ表示の計器類はモニターで表示する形式になった

5000形への熱い思いを語る板垣さん

小田急線というとどうしてもロマンスカーの存在感が際立つが、この5000形にもブレーキ制御や運行管理システムなど、見えないところでロマンスカー開発で培った技術力が反映されており、小田急らしさを利用者目線でも車両目線でもちりばめられた。

5000形のデビューは2020年の3月中の予定で、特急を除いて列車種別に関係なく新宿から小田原、片瀬江ノ島、唐木田の各方面行きの列車で運行される予定。

新ダイヤと複々線化完成から1年が過ぎた小田急の次なる一手がとても楽しみだ。

取材・文/村上悠太

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