子どもの野菜嫌いを克服するメニューを開発！子育てママやパパを支援する西友のプロジェクト「KIDS LOVE VEGETABLES」

【AJの読み】素材感はそのままでも味付けの変化で子どもは食べるのかも

西友赤羽店で開催された野菜料理試食会での子どもたちの反応は面白かった。ぱくっと食べて「おいしい」と数種類を試食する子もいれば、ブロッコリーが入っていると知り「イヤイヤ」と猛烈に拒絶する子も。店頭での試食会でも、子どもたちにジャッジしてもらって「オイシイ」「ニガテ」のどちらかにスプーンを入れてもらうスタイル。ママが「おいしいよね？」と誘導しても、毅然と（？）「ニガテ」にスプーンを投入する子もいた。

レシピカードが配布されている6品を試食した。支持率約97％と堂々の1位を獲得した「にんじんと胡麻の炊き込みご飯」は、あっさりとした味付けでにんじんらしさを感じずに食べやすい。色もきれいで冷めてもおいしいのでお弁当にも◎。2位は約90%と支持率同位の「にんじんの春巻き」と「にんじんとチーズのカリカリ焼き」。春巻きはにんじんしりしりを具材に入れたような感じで（実際は甜麺醤で味付けしている）とてもおいしく、何本でもイケそう！チーズ焼きはにんじんの風味をチーズでマスキングして食べやすく、シャキッとした食感も良し。大人ならワインのおつまみにもおすすめできる。

4位は支持率約88％の「ブロッコリーのチーズカレー炒め」。これも子どもが好きなカレー味でマスキングしているが、思った以上にブロッコリーの素材感もあり、味付けで変化をつければ子どもは食べるということかも。5位は支持率約87％の「ブロッコリーボール」。肉団子のたねに刻んだブロッコリーが入っているので食べやすく、照り焼き風の甘しょっぱさも子どもが好きな味。

6品の中で約78%と唯一「お墨付き」を得られなかった「ブロッコリーポテサラ」だが、小尾さんが話していたように、大人が食べればおそらく8割以上はおいしいと答えるであるだろうシンプルかつ王道のポテサラ。ブロッコリーが露骨過ぎて子どもには嫌われたのだろうか？とはいえ78%の子どもには支持されているので、マヨ好きか否かの差なのかもしれない。サンドイッチや、コッペパンに挟んで食べてもおいしいので、個人的にはイチオシ。いずれも、野菜嫌いの子どもだけでなく、野菜不足の大人にもおすすすめできる料理なので、ぜひ日常の献立に活用してほしい。

文／阿部 純子