日本唯一！手放しで運転する名古屋の不思議なバス「ガイドウェイバスゆとりーとライン」

ゆとりーとラインの沿線を楽しもう！

「ゆとりーとライン」の沿線には、ナゴヤドームはもちろん、緑ゆたかな広大な公園もある。特に小幡緑地周辺ではこれからのシーズンは紅葉なども楽しめる。

「小幡緑地」の一つ手前である「白沢渓谷」で降りると、少し歩くだけで小さな川と遊歩道がある。桜の時期が特に美しく、地元に愛される遊歩道でせせらぎの音が心地よい。

ほかにも「川宮駅」から10分ほど歩けば、アサヒビール名古屋工場にも行ける。事前申し込みをすれば工場見学後にビールの試飲も楽しめる。

白沢渓谷「駅」となっているところに注目

駅から少し歩けばせせらぎ聞こえる癒しスポット

急勾配にも強い「ゆとりーとライン」。バスだけど時間に正確なのでちょっとした空き時間に訪れるのもおすすめ！

「ゆとりーとライン」は大曾根から中志段味や高蔵寺などを結んでいる。終点まで乗らずとも、大曾根から小幡緑地までの高架専用軌道区間を楽しみ、そのあと軽く散策する程度でもこのバスの特異性を十分に満喫できるので、名古屋への出張時などのスキマ時間にぜひ訪れてみてはいかがだろう？　この区間だけなら片道で13分程度だ。

ちなみに名古屋にはもう1つ「リニモ」というこれまた現在営業している乗り物で国内唯一磁石の力で浮いて走る乗り物もある。もし、時間があればこちらもぜひ合わせて乗ってみよう！

「ゆとりーとライン」は交通系ICが利用可能で、車両中ほどの扉から乗車し、ICカード端末にタッチ、もしくは整理券を受け取り。下車時に清算して前から降車するシステムだ。乗り物的ナゴヤ名物にぜひご乗車あれ！

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取材・文／村上悠太