キャッシュレス事業の新サービスやキャンペーンなどの競争が激化する中、GVは全国20歳~69歳のキャッシュレス決済利用者1000人を対象にキャッシュレス決済の利用調査を実施した。
今、消費者に1番利用されているキャッシュレス決済はどれなのか?
最も利用者の多いカード決済サービス
クレジットカード利用件数は1192件とキャッシュレス決済方法のうち最も多く、決済システム導入店舗数が多いこともありメジャーな決済手段といえる。なかでも、「楽天カード(364件)」はクレジットカード利用者のおよそ3人に1人が保有・利用していることがわかった。
また、デビットカード利用件数は172件とクレジットカード利用件数に比べて3割と少ない印象だ。うち、「VISAデビット(84件)」がデビット利用件数のおよそ半数を占めていることが判明した。
最も利用者の多い電子マネー決済サービス
交通系・流通系電子マネー(カード型)の利用件数は1175件で「nanaco(263件)」が最も多く、次いで「Suica(240件)」、「WAON(224件)」と交通系・流通系電子マネーの代表3社が割合を占めている。
スマホ決済(コード決済・ポストペイ型)利用件数は1097件で「LINE Pay(313件)」が最も多く、次いで「PayPay(218件)」、「楽天ペイ(202件)」と大規模な還元キャンペーンを実施したサービスの利用率が目立つ。
キャッシュレス決済時に最も重視するのは「ポイント還元率」
キャッシュレス決済時に重視する項目として、「ポイント還元率(26.6%/1596ポイント)」が最も高く、消費増税に伴うポイント還元策への意識が高いことがわかる。
次いで、「セキュリティ(20.0%/1200ポイント)」、「利用店舗数の多さ(15.8%/948 ポイント)」、「スムーズな支払い(13.7%/820 ポイント)」の順に回答が多く、4項目で8割近くを占める結果となった。
およそ7割が「現金よりもキャッシュレス決済が便利」
決済手段として、“現金とキャッシュレス決済どちらが便利ですか”という問いでは、「現金(4%)」、「どちらとも言えない(27%)」に対して「キャッシュレス決済(69%)」と7割近くの人がキャッシュレス決済を支持する結果となった。
ポイント還元施策と利用店舗数の増加などの理由から利用しやすい環境になり、キャッシュレス決済の普及がわかる。
調査概要
調査方法:インターネット調査
調査期間:2019年8月1日~2019年8月3日
調査対象:全国20歳~69歳男女1000名(キャッシュレス決済利用者限定)
構成/ino