電子レンジを選ぶ時の大事なポイントは、加熱方式・サイズ・テーブル方式・価格など様々あります。自分に合った製品を見つけるためには、電子レンジとオーブンレンジの違いや必要な設置スペース、ターンテーブル式やフラットテーブル式などの庫内容量を知っておくと、生活環境に適した電子レンジが選びやすくなります。
ここでは、自分に合った電子レンジを見つけるためのポイント「加熱方式・サイズ・テーブル方式・価格」をご紹介します。
電子レンジとオーブンレンジどっちがいい? 生活環境に合った選び方
電子レンジの種類を大きく分けると、単機能レンジ・オーブンレンジ・スチームオーブンレンジに分かれます。それぞれ使用できる加熱方法が違い、温めのみに向いた方式や、調理に役立つ機能を搭載した方式など様々です。ここでは、3種類の加熱方式の特徴やサイズ、テーブル方式についてご紹介します。
電子レンジの選び方のポイントは「オーブン」があり?なし? オーブン機能の使い方
電子レンジを選ぶ時は、オーブン機能があるかないかによって、使い方に大きな違いがあります。「温め」のみを使用する場合は単機能レンジ、「焼く」調理がしたい場合はオーブンレンジ、さらに「蒸す」機能を使いたい場合はスチームオーブンレンジを選びましょう。使える加熱方式が多いほど作れる料理の幅が広がります。
オーブン機能には、本体に内蔵したファンによって熱風を循環させて加熱する「熱風循環式」と、上下のヒーターで庫内を加熱する「上下ヒーター式」があります。さらに、グリル機能を搭載しているオーブンレンジでは、焦げ目を付けたい肉料理や焼き魚、トーストを作ることも可能です。
電子レンジを選ぶ前に確認すること 設置スペースとは?
電子レンジを購入する前には、外寸サイズ・設置スペース・庫内容量の確認が大切です。電子レンジは本体が高温になるため、上方・背面・左右にスペースが必要な場合があるので、設置場所に外寸サイズ以上にスペースが取れるかチェックしましょう。また、庫内容量はお弁当の温めなど、調理したい食品が入るかどうか確認してください。
【参考】『@DIME』:電子レンジのサイズ・設置スペース・使用環境
一人暮らしに合ったサイズは? 電子レンジの選び方
1人暮らしに合った電子レンジの庫内容量の目安は、20L以下です。自炊をする方で食材を多く調理したい場合は、2人暮らしサイズの20~25Lをおすすめします。3~4人暮らしの場合は25~30L、4人以上の場合は30L以上を選びましょう。
電子レンジのおすすめテーブル方式は? 「ターンテーブル」と「フラットテーブル」
電子レンジのテーブル方式は、お皿を回して食品を加熱する「ターンテーブル式」と、マイクロ波を拡散させて加熱する「フラットテーブル式」があります。ターンテーブル式は、お弁当などを乗せてお皿が回らない状態で使用すると、加熱ムラができてしまい上手く温まらないことがありますが、フラットテーブル式は、お皿が必要ないので庫内容量が広く、庫内に入る大きさであれば、食品を均一に温めることができます。
安い電子レンジのおすすめは? 加熱方式やサイズ、テーブル方式によって異なる
一般的に電子レンジの価格は、加熱方式やサイズ、テーブル方式によって変わります。「温め」のみの単機能レンジよりも「焼く」機能が使えるオーブンレンジのほうが高く、「蒸す」調理ができるスチームオーブンレンジは、さらに高価で販売されていることが多くあります。また、庫内容量の大きさによっても価格が異なり、ターンテーブル式よりもフラットテーブル式のほうが比較的高価で販売されています。
2018〜2019年製のおすすめ単機能・オーブン・スチーム電子レンジ
電子レンジの中には、単機能・オーブン・スチームレンジのほかに、単機能レンジでも専用容器を使うことで「焼く」調理ができる製品や、水で食材をヘルシーに焼き上げるウォーターオーブンなど様々あります。ここでは、2018~2019年製の単機能・オーブン・スチームレンジを4点ご紹介します。
レンジ・グリル・オーブン・スチームを搭載したパナソニックの電子レンジ
パナソニック スチームオーブンレンジ『NE-BS2600』
スマートフォンと連動し、レシピを本体に送信することで調理メニューを増やすことができるフラットテーブル式のスチームオーブンレンジ。らせん状にマイクロ波を放射し食品中央から穏やかに加熱するレンジ機能、大火力のグリル機能、2段同時調理が可能なオーブン機能・短時間でムラなく水蒸気を発生させるスチーム機能が使用でき、調理の幅が広がります。
【参考】パナソニック:スチームオーブンレンジ『NE-BS2600』詳細ページ
オーブン機能を搭載したパナソニックの電子レンジエレック『NE-MS265』の上位モデル
パナソニック オーブンレンジ『NE-MS266』
日持ちに配慮した作り置きメニューや、シーンに合わせて人数が設定できる自動メニューを搭載したオーブンレンジ。高さ34.7×幅50.0×奥行き40.0cm・26L容量なので3~4人家族向けです。
【参考】パナソニック:オーブンレンジ『NE-MS266』詳細ページ
ウォーターオーブン機能を搭載したシャープの電子レンジ「ヘルシオ」
シャープ ウォーターオーブンヘルシオ『AX-XW600』
水蒸気をさらに加熱した100℃以上の気体「過熱水蒸気」を使用し、水で焼き上げるウォーターオーブン。過熱水蒸気は、食材の表面を洗い流してくれるため減塩・脱油効果があり、食品をヘルシーに仕上げてくれます。また、食材の量や温度を自動で検知し、様々な食材を一度に温められる「まかせて調理」などの便利機能が多数搭載しています。
【参考】シャープ:ウォーターオーブンヘルシオ『AX-XW600』詳細ページ
価格が安い単機能レンジでも「焼く」調理ができるアイリスオーヤマの電子レンジ
アイリスオーヤマ かんたん両面焼きレンジ『IMGY-T171』 価格:1万4400円
専用の両面焼き容器を使用することで、食材を「焼く」こともできるターンテーブル式の単機能レンジ。「温め」と「焼き」ができ、高さ26.4×幅45.5×奥行き32.5cm・庫内容量17Lサイズなので、自炊する1人暮らしの方におすすめです。
【参考】アイリスオーヤマ:かんたん両面焼きレンジ『IMGY-T171』詳細ページ
電子レンジを選ぶ際は、加熱方式・サイズ・テーブル方式・価格などを参考に、生活環境に合った製品を選んでみてください。
※データは2019年10月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
文/Sora