アドビは、Adobe Acrobat DC、Acrobat Reader、Adobe Scanの新機能を発表した。働き方改革が企業の重要な経営課題となる中、モバイルデバイスとクラウドを活用して、組織やデバイスの境界を超えた柔軟なコラボレーションをしやすくすることで、ドキュメントワークフローの変革と業務効率化を支援するとしている。
まずAcrobatモバイル版アプリでは、スマートフォンでもPDF編集できるようになった。これまでモバイルデバイスでのPDFの編集はタブレットに限定されていたが、今回iOSおよびAndroid OSのスマートフォンでの編集も可能になったのだ。Acrobat Pro DCの利用登録を行なえば、さらにテキスト編集、書式設定、画像の追加・回転・サイズ変更などもタッチパネル操作で行なうことが可能だ。
また、Acrobat DCでは、PDFファイルへのアクセス性を高める星付け機能が追加。Acrobat DCに保存された星付きファイルは、どんな端末でもホームから簡単に開くことができる。共有機能も強化され、関係者によるレビュー(校閲)を行う際に、「@メンション」で簡単にレビュー依頼を送信することが可能となった。
さらに、ファイルの圧縮やパスワード保護をワンクリックで実行できるようになったほか、フォーム作成機能が強化され、新たに白紙からフォームを作成することが可能に。
そのほか、Adobe Scanでは撮影時の紙の折り目、汚れなどの不要な要素を消去できる消しゴムツール機能が追加されている。
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構成/立原尚子