飼い主が高齢になると、犬より猫を飼いやすい?
ペットブームが続く中、ペットの健康や介護にも関心が高まっている。
そこでプラネットは、ペットとして一般的な犬と猫に的を絞り、「ペットと高齢化」についてアンケートを実施した。
調査の結果、犬も猫も1割強の人が「現在、飼っている」と回答。2018年の調査結果と比べ、犬も猫も増加していた。 ここでおもしろいデータを紹介したい。
性年代別で「現在、飼っている」に注目すると、ほとんどの性年代で犬が猫を上回っていた。しかし、男性では50代、女性では60代以上のみ、犬より猫が高い。また、男性の60代以上では、犬の「現在は飼っていないが、以前飼っていた」が目立って高い。
年代が高くなると、犬より猫を飼う人のほうが増えるようだ。猫のほうが長寿で長く飼い続けているとも考えられるが、加齢に伴い、飼育に手間や体力が必要な犬よりも、手のかからない猫を飼いやすくなるのかもしれない。
飼っている犬・猫の最多年齢層は人間で言えば50〜80代
次に、飼っている犬・猫(以前飼っていた人は、最も長寿だった犬・猫)の年齢を聞いた。犬も猫も、最も高いのは「10〜15歳くらい」。想像以上に長く飼い続けるものだなという印象だ。
以前飼っていた犬・猫の最長年齢では、犬では「7〜10歳くらい」が次いで高いが、猫では「15〜20歳くらい」が続き、「20歳以上」も8%。猫のほうが長生きしているようだ。
とはいえ、犬も猫も「15〜20歳くらい」が2割近くを占めている。犬・猫の10歳は50代、15歳は70〜80代、20歳は100歳くらいに当たると言われている。飼い主がペットの健康を気遣ったり介護の心配をしたりするのも無理はないだろう。
調査機関:インターワイヤードによる、「ペットと高齢化」に関する意識調査。
期間:2019年7月12日~7月16日、インターネットで1,101人から回答を得ている。
※2018年の調査は、2018年8月8日〜24日に実施し、3,640人が回答したものとなる。
構成/ino