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危険信号は色でわかる!頭皮が青→黄→赤→茶に変わるほど美髪レベルが低下するサイン

2019.11.04

あなたの頭皮は何色だろうか?……と聞かれても、自分で日頃確認できる類のものではないため、わからない人がほとんどだろう。

実はこの頭皮の色、信号機のように、大きく3つの色味に分類することができる。

青信号が理想的な状態なのに対し、黄・赤信号の頭皮は美髪レベルを下げてしまう可能性が…。そこで今回、頭皮の色味別に考えられるトラブルとそのケア方法を紹介していく。

美髪を決めるポイントは、頭皮の色味!

■青白い頭皮:健康な状態

健康な頭皮の色は、青白く、透けるような色合いをしている。青白く見えているのは、頭皮の毛根などが肌に透けて見えている為と言われている。

皮膚の表面のキメが整い、うっすら艶を感じるのが理想的な状態。黒く豊かな髪は、このような青白い頭皮から生まれる。

■黄色い頭皮:地肌が酸化し、エイジング毛が増えやすい状態

黄色い頭皮は、体の内側・外側からの「酸化」のサイン。年齢とともに体の抗酸化力は衰えていき、紫外線やストレスなども酸化を進める要因になる。

頭皮が酸化してしまうと黄ぐすみを生じるだけでなく、生えてくる髪の毛の形状まで変わってしまう。酸化が進行した黄ぐすみ頭皮からは「エイジング毛」と呼ばれる独特なうねり毛が生えやすくなり、髪のツヤの低下につながる。

■赤い頭皮:炎症を起こし、白髪や抜け毛が増える不健康な状態

頭皮が赤くなっている場合、炎症を起こしている可能性が高いと考えられる。

炎症の原因は様々で、寝不足や疲れによる一時的なものもるが、中には「白髪」「抜け毛」「髪やせ」を引き起こす慢性的な炎症であるケースも。特に白髪率の増加は、美髪レベルを大きく低下させてしまう。

■茶色い頭皮:黄ぐすみと赤味の両方が起きている状態

頭皮の色味は信号機のように大きく3つに分けられるが、実はさらなるトラブル頭皮がこちら。

茶色い頭皮は、黄色い頭皮と赤い頭皮の両方が合わさった状態。50代後半~60代に多い傾向にあり、黄色い頭皮からくるエイジング毛、赤い頭皮からくる白髪や抜け毛、これらの現象が複合して現れる。

頭皮状態と美髪レベルの関係……10歳近く老けて見えることも!

さて、ここまで「美髪の基盤」である頭皮の色味を信号機に例えてご紹介してきた。理想的な状態である青色の頭皮と比べ、黄色、赤色、そしてそのダブルパンチとなっている茶色の頭皮では、実際の美髪レベルにどれほど影響があるのだろうか。

上記のグラフは、50代の女性たちを頭皮の色味のグループ別に分けた際の美髪レベルの平均値を示している。

理想的な青白い頭皮のグループは美髪レベルが高い状態をキープしているのに対し、頭皮のトラブルを抱えているグループではレベルが低下している。

特に、茶色い頭皮のグループでは美髪レベルが2レベル以上低下しており、年齢に直すと10歳近く老けて見えることがわかった。

40代、50代は頭皮の曲がり角……頭皮の状態が髪に出るのは40代から!

頭皮の状態と「白髪率」や「髪の太さ」には関連が認められ、頭皮の色味によって美髪レベルが左右されることを伝えてきたが、頭皮は加齢とともに色味が悪化していく。では、具体的にどんなケアが必要なのだろうか?

頭皮の色味別:適切なケアとは?

■黄色い頭皮……抗酸化に着目したケアを

頭皮に黄ぐすみを生じている場合、大切なのは内と外からの抗酸化ケア。加齢とともに体の抗酸化力は徐々に低下してしまうが、例えばビタミンCやポリフェノールを摂取することは一定の効果があるといわれている。

さらに、頭皮の酸化にダイレクトに対処し、髪のエイジングを防ぐためには「抗酸化」に特化した専用のヘアケアアイテムを使用したり、ヘッドスパで頭皮をクリアにすることが効果的だ。

■赤い頭皮……炎症の原因に対処が必要

頭皮の炎症の原因は様々。乾燥による肌のバリア機能の崩れであれば保湿ケア。頭皮から分泌された皮脂が変質し、刺激となっている場合は皮脂を取り除くケアが必要だ。

また、近年明らかになったのが常在菌の影響。腸内環境に影響を及ぼす腸内フローラのように、頭皮の表面にも数多くの細菌群(スカルプフローラ)が存在する。

赤みが強い頭皮では、コリネバクテリウムという菌が増加してスカルプフローラのバランスが崩れ、抜け毛、髪のやせ細り、白髪につながることをミルボンが見出した。

この場合、適切なヘアケアアイテムを選ぶことでスカルプフローラのバランスを元に戻すことが可能だ。

なお、茶色い頭皮の場合は、これら2つのケアを合わせて取り組む必要がある。

未来の髪の状態を決めるのは頭皮!まずは美容室で相談を

いかがだっただろうか。

普段なかなか気に留めることのない「頭皮の色味」だが、青白い理想的な状態から離れてしまっている場合、うねり毛によるツヤの低下や白髪の増加といった様々な髪のエイジング現象につながっている場合がある。

美髪の基盤は頭皮。今生えている髪の毛のためには、トリートメントやドライヤー前のオイルなど様々なアイテムでのケアが可能だが、これから生えてくる髪を良くするには「頭皮ケア」しかない。

頭皮の状態と美髪レベルの関係は40代以降強まっていくので、早め早めのケアが肝心。とはいえ、なかなか自分自身の頭皮の状態というのはわからないもの。

ぜひ、「髪と頭皮のプロ」である美容師に一度相談をしてみてはいかがだろうか。特に、美容室でのヘッドスパは頭皮を柔軟にし、美髪をはぐくむ土壌を整えるのにとても重要だ。

出典元:の株式会社ミルボン

構成/こじへい

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