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子供の頃、怖いけどなぜか行きたくなった「お化け屋敷」の魅力

2019.11.01PR

 筆者がまだリトルでヤングなチルドレンだった、「昭和」の時代。

 現代のように、課金しすぎで破産寸前になるゲームなんて、まだ存在しなかった世界です。コドモたちの娯楽と言えば、外で遊ぶか、まんがを読むか、ラジオを聴くか、テレビを視聴するか、寝ることくらいしかありませんでした。

 今でこそ、デパートや大型スーパー、遊園地に出かけることは、それほど高いハードルではありませんが、当時は中流家庭といえども、年に数回、これは! と(親が)一大決心しなければ、なかなか出かけることができない時代でした。もう行けば、高額の交通費と多大なる出費が出てしまい、金欠になるのが必須だったからです。

 そんな古き良き時代、遊園地では通年の施設として、またデパートの催し物会場では、(今でこそ余り見かけませんが、当時は夏季限定で、必ずと言っていいほど)頻繁に開かれている企画展がありました。その企画展とは……。

「お化け屋敷」です!!

当時はムチャクチャ怖かった!「お化け屋敷」の定義とは?

「お化け屋敷(お化けやしき、haunted house、haunted attraction、鬼屋)」は、本来あるべき姿から逸脱した姿である、「お化け」が出る環境を構築し、そこに客が足を運ぶことにより、恐怖心が煽(あお)られるように作られた娯楽施設の一種です。

 特に、映像や音響やギミックに工夫を凝らし、お化けに扮(ふん)した役者や人形を突然登場させることで、利用者が恐怖を疑似体し悦びが得られるという、ある意味何でわざわざお金を払ってまで怖い思いをして、しかもそれが娯楽になるのか、ビビリの筆者にとっては全く理解できない施設でありました。

 でも、少し考えてみればジェットコースターも、わざわざ怖い思いをする乗り物ですし、もしかしたら恐怖と娯楽は表裏一体なのかもしれません。

 ちなみに夏限定で、デパートなどで催し物として開催される「お化け屋敷」は、怖い思いをすることで、お客様に、背筋が寒くなる……納涼に最適といったことを主張したかったんだと思いますが、そもそも夏のデパートのフロアは冷房が効いているので、無意味であるばかりだけではなく、さらに怖い思いをしたからといって、特に涼しくなった、とか、寒くなる、なんてことは物理的にあり得ません。

 多分気のせいというか、そんな根も葉もないことを、こういった施設がテーマに挙げてお金を取るのはよろしくないと思います。とまあ、そんな屁理屈をこねる人もさほどいなかった、おおらかな時代でありました、と無理やりまとめることにします。

当時の「お化け屋敷」の形態とは?

 当時の「お化け屋敷」の形態は、基本「ウォークスルー型」と呼ばれるものでした。「ウォークスルー型」とは、施設の決められたコースを歩き、その通路の途中で、お化けに扮した人や、機械仕掛けの人形が、急に飛び出して脅かされる、といった手法を用いてお客を怖がらせる、といったものです。

 この手の施設は、番町皿屋敷を模したセットから、三角頭巾に白装束をまとったお化け屋敷のスタッフが奇声を発して、お客を脅かすアトラクションは定番でした。

 今でこそ、洋風のお化け屋敷も存在していますが、当時はほとんどが和風のお化けであり、出てくるお化けも、日本古来の妖怪や幽霊を模したものがほとんどでした。

 イマドキのような、廃病院や学校、悪魔やポルターガイストをテーマとしたような、ライトなお化け屋敷が登場するのは、かなり後の時代となります。

 ちなみに、ウォークスルー型の「お化け屋敷は」、比較的低予算で作れるため、一時期は、学校の文化祭の模擬店として作られることも珍しくありませんでした。

 最近はどうなんでしょう、まだ文化祭でお化け屋敷やっているクラスってあるんでしょうか。昔ほどではないような気がします。確か、お化け屋敷の企画中に、何かトラブルがあった事件が以前あり、その後下火になった……といったことがあったような、おぼろげな記憶があるような気がしないでもありませんが、定かではありませんので、記憶違いの場合は、SNSで祭りにしないでください。

 まあ当時は、地域の神社や商店街などのお祭りの企画としても、仮設のお化け屋敷を見かけたような気がします。今は余り見かけませんね。お祭りも昔に比べると規模が小さくなったような気がします。それはさておき……。

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