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音質をアップしたい時は「台を変える」という手も!意外と知らないスピーカースタンドの効果と活用法

2019.12.11

スピーカーの音質に納得がいかなくて、音質向上の方法を考えているという人もいるのではないでしょうか。正面から聴こえるクリアな音を求めるなら、スピーカースタンドを使うことがおすすめです。スピーカースタンドの機能や選び方を見ていきましょう。

スピーカースタンドを使うメリット

音楽を再生するためには、音楽データとして保存された音をなんらかのスピーカーで出力することが必要です。音の出口になるスピーカーが耳に対してどの位置にあるのか、スピーカーがどのように振動するのかによってリスナーの音楽体験が変わってきます。

リスナーがこれらをコントロールしやすくなるアイテムがスピーカースタンドです。スピーカースタンドとはどのようなものなのかを見ていきましょう。

スピーカースタンドとは

スピーカースタンドとは、スピーカーを設置するための台座です。スピーカーメーカー純正のものもあれば、市販のものもあります。

構造は、底板と天板を支柱でつなぐタイプが一般的です。木製なのか金属製なのかといった素材によって音が変わってきます。

天板の大きさや全体の高さ、揺れに対する強度もさまざまです。リスニング環境やスピーカーの構造と性能によって、最適なスピーカースタンドは異なります。

スピーカースタンドの役割

スピーカースタンドの主な役割は、『振動・高さの制御』です。スピーカーが音を再生するときには、スピーカーユニットだけでなくスピーカー全体が振動します。この揺れが設置面に伝わって、共振を起こしたり減衰したりします。

床に直置きするのではなくスピーカースタンドの上に置くことで、クリアな音像を得ることが可能です。音は振動として耳に届くため、振動の制御をするかしないかでは音楽体験が大きく異なります。

高さの制御というのは、耳とスピーカーユニットの高さを合わせるということです。低音域を再生するウーファーの振動は放射状に広がりますが、高音域を再生するツイーターの振動は直線的に進みます。

リスニングポイントに合わせてスピーカーの高さを変えることで、正面から聞こえる正確な音像を得ることが可能です。

スピーカースタンドの種類

スピーカースタンドは、スピーカーの種類によってベストな選択が異なります。ホームユースのスタジオモニターなのか、ライブ会場などの広い劇場で使うことを想定したSR用スピーカーなのかといった違いです。

ここでは、ホームユースを想定して天板にスピーカーを乗せるタイプのスピーカースタンドについて紹介します。

高さや天板の大きさによって選ぶ

音を楽しむときに、椅子に座るかソファーに座るかではリスニングポイントの設定が変わります。ツイーターの高さと耳の高さがだいたい合うことが重要です。

ホームユースのスピーカースタンドは、支柱の高さが変えられないものが一般的ですので、スピーカーの高さは正確に測るようにしましょう。

スピーカーのサイズに対してスピーカースタンドの天板が小さすぎると、再生中の揺れで落下する危険があります。逆に天板が大きすぎると共振が起こりやすいため、スピーカーのサイズやパワーに合った天板のサイズを選びましょう。

素材による違い

スピーカースタンドの素材の違いは、再生音の違いに直結します。どのような音を求めるかによって、素材の選び方が変わってくることを意識しておきましょう。

木製は柔らかい音になり、鉄製はダイナミックな再生音が得られます。アルミ製は高音がよく響き、ガラス製はクールでスピード感のある音が特色です。

これらの特性を組み合わせた、ハイブリッド型のスピーカースタンドもあります。手持ちのスピーカーの特性や現在のリスニング環境との変化を考え合わせて、どのように音が変わるのかをイメージしてみましょう。

スピーカースタンドの選び方

スピーカースタンドを選ぶ際には、まずは耳の高さにツイーターの高さが合わせられるかがポイントです。形状や耐荷重も音像の正確性やスピーカーの安定性にかかわってくるため、製品情報や商品画像を十分にチェックしましょう。

高さ

スピーカースタンドの高さは、低いものでは10cmほどで、高いものは1m以上です。数cmの高さの違いにこだわるなら、天板や床板の厚さを含んだ高さかどうかをチェックしましょう。

スピーカースタンドのなかには、支柱の高さを変えられる可変タイプのものもあります。微調整が必要なリスニング環境であったり、リスニングポイントが一定でなかったりする場合には、可変タイプがおすすめです。

形状や耐荷重

ホームユースのスピーカースタンドは、天板に置くだけのものが一般的です。なかには落ち止めの返しがついているものや、ネジで固定できるものもあります。

スピーカーのサイズだけでなく、パワーや日常的な再生音量によってもスピーカーの安定性に影響があることを意識しましょう。床への共振を抑えるためのスパイク付きのものもあります。

大型のスピーカーを使っているなら、耐荷重もポイントです。角度を調整して、低い位置からスピーカーユニットを耳に向けられるものもあります。あまり高さを出したくないなら、角度が変えられる可変タイプのものを選ぶのもよいでしょう。

デザイン性

最後に考えたいのは、スピーカースタンドはインテリアにマッチしているかという点です。基本的には音質の向上を目的としているため、デザイン性は選択肢が複数ある場合のオプションとして考えるとよいでしょう。

スピーカースタンドの素材や構造もデザイン性にかかわります。商品を総合的に見て、デザイン性にも納得のいくものが選べるならベターです。

おすすめのメーカー

スピーカースタンドを選ぶ際のもう一つの観点は、コストパフォーマンスです。高級なものでは安価なスピーカー本体を上回る価格のものもあります。性能や価格を加味して比較するうえで、おすすめの三つのメーカーを紹介します。

ハヤミ

『ハヤミ工産』のスピーカースタンドは、安定性やデザイン性と価格のバランスがよく、定番といえる人気を誇ります。

ハヤミ工産はテレビ台やAVラックなども手掛けており、同メーカーの商品でデザイン性の統一がしやすいところもポイントです。

スピーカースタンドは『HAMILeX(ハミレックス)』というブランド名で展開しています。コストパフォーマンスの高いスピーカースタンドを求めているなら、特におすすめのブランドです。

Iso Acoustics

『ISO Acoustics(アイソアコースティック)』のスピーカースタンドは、スピーカーの配置とフォーカスとアイソレーションという3つの要素を重視した設計です。

音響におけるアイソレーションとは、設置面からの反響音を分離させる『ノイズキャンセリング』を指します。

3つの要素の高度なバランスを実現するスピーカースタンドは、上部と下部を4本の支柱で組み合わせる独特の形状です。プロユースとしても人気が高く、音質向上を重視したスピーカースタンドとしておすすめといえるでしょう。

アイシン高丘

『アイシン高丘(アイシンたかおか)』は、愛知県豊田市に本社を置く自動車部品や音響機器のメーカーです。アイシン高丘のスピーカースタンドは、『TAOC』というブランド名で展開しています。

アイシン高丘は鋳鉄の技術が高く、スピーカースタンドにおいても高度な鉄製のものが主流です。天板や支柱は複数の層を組み合わせた複雑な構造になっており、振動制御と音質向上に強みがあります。

デザイン性でいえばテレビ台などとの親和性も高く、見た目はスッキリしていて性能も確かというスピーカースタンドを求めている人におすすめです。

文/編集部

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