日本が世界に誇る空調メーカー『ダイキン』の空気清浄機は、独自のストリーマ技術を搭載するなど、高い空気清浄効果が得られることで人気を集めています。ダイキンの空気清浄機がもつ特徴や、おすすめの商品を紹介します。
ダイキンの空気清浄機の特徴
ダイキン(DAIKIN)の空気清浄機にはさまざまな特徴があります。多くの製品に共通する主な特徴を解説しましょう。
有害物質に強いストリーマ搭載
ダイキンの空気清浄機は、さまざまな生活上の有害化学物質を分解する『ストリーマ』を搭載しています。
外出中に付着しているおそれのある花粉の分解や排ガスなどの有害物質を酸化分解、PM2.5の粒子を除去する効果が期待できるでしょう。
さらに、浮遊ウイルス・付着ウイルス・浮遊カビ菌・付着菌などの有害物質を抑制する効果も期待できます。
ストリーマとはプラズマ放電の一種であり、その分解力は約10万℃の熱エネルギーに匹敵するものです。
ストリーマから放出された高速電子が空気中の窒素・酸素と衝突・合体し、分解力を持つ4種の分解素が生成されます。分解素により生み出された分解力で有害物質を分解する仕組みです。
脱臭効果もあり本体内部も清潔
ストリーマの分解力で室内に付着した臭いの元を分解することにより、タバコ・カビ・料理・生ゴミ・ペットなどの生活臭に対する脱臭効果が期待できます。
空気清浄機内部にある臭い吸着用のフィルターは『吸着能力が再生する性質』を持っているため、脱臭能力が持続することも特徴的です。
『集塵フィルター』や『加湿フィルター』なども除菌されることから、本体内部が常に清潔な状態に保てるでしょう。
雑菌が発生しやすい加湿用の水もストリーマで繁殖が抑制されるため、きれいな状態が長く続きます。
「飛び出す」「吸い込む」ダブル方式
ダイキンの空気清浄機は、飛び出す『アクティブプラズマイオン』と吸い込んで分解するストリーマがダブルで働くことによって室内をより快適な空間にしてくれます。
ストリーマへの吸い込みは、本体下部にある前方と左右の3方向の吸い込み口から強い力で行われる設計です。より多くの有害物質を短時間で捕えられるでしょう。
アクティブプラズマイオンは、プラズマ放電によりイオンを空気中に放出します。空気の成分と合体して、酸化力の強い活性種を生成可能です。
活性種は浮遊するカビ菌などの表面に付着して空気中でタンパク質を酸化分解するため、空気がよりきれいな状態になります。
空気清浄機の選び方
空気清浄機には、さまざまな特徴や機能が備わっています。商品選びに失敗しないための、気を配るべきポイントを紹介します。
適用床面積
空気清浄機を選ぶ際は、製品ごとに設定された『適用床面積』を確認しましょう。適用床面積とは、使う部屋の広さではなく『30分できれいにできる部屋の広さ』を示した数値です。
例えば、適用床面積が8畳の空気清浄機では、8畳の部屋をきれいにする時間は約30分ですが、適用床面積が31畳の空気清浄機なら、8畳の部屋は約9分できれいになります。
適用床面積が15畳の場合は約18分、25畳の場合は約11分の時間を要します。つまり、適用床面積の数値が大きければ大きいほど、部屋をきれいにするための所要時間が短くなるでしょう。
できるだけ短時間で室内の空気をきれいにしたいと考えるなら『部屋の広さに対して適用床面積が3~4倍以上』の空気清浄機を使うのがおすすめです。
目的と機能
空気清浄機を利用する目的を確認して最適な機能を備えたものを選ぶことも、空気清浄機を購入する際に重視したいポイントです。
家族が大勢集まるうえに多くのホコリや汚れが集まりやすいリビングなら、加湿・除湿・脱臭・吸引粉塵・空気循環の機能がマルチに備わった空気清浄機が便利でしょう。
寝ている間に汗をかきやすく布団をめくるたびにホコリが舞う寝室には、加湿と吸引粉塵の機能が最低限備わったものがおすすめです。
利用する場所ごとにどのような空気のリスクがあるのかを考えて、より効果が期待できる機能を備えた空気清浄機を探せば効率よく商品を選べます。
おすすめのモデル
ダイキンからはさまざまな種類の空気清浄機が販売されています。その中でもおすすめのモデルを厳選して3点紹介します。
加湿ストリーマ空気清浄機 MCK70W
『加湿ストリーマ空気清浄機 MCK70W』は、ツインストリーマとタフフィルターを採用した、リビングに最適なハイグレードモデルです。
従来機に比べて2倍のストリーマユニットを搭載しており、有害ガスの分解スピードや脱臭性能も2倍に向上しています。
撥水・撥油効果の高い素材を使用した『TAFU(タフ)フィルター』は、汚れが広がりにくく静電力が落ちにくい素材です。10年間交換しなくても集塵能力が持続します。
スマホと連携できる機能によって、PM2.5・ホコリ・ニオイといった3種類の汚れを6段階のレベルで『見える化』できるのも魅力です。
- 商品名:加湿ストリーマ空気清浄機 MCK70W
- Amazon:商品ページ
ストリーマ空気清浄機 MC55W
『ストリーマ空気清浄機 MC55W』は、充実した空気清浄能力を備えた圧迫感のないコンパクトタイプの空気清浄機です。
高さはわずか50cm、横幅と奥行きもそれぞれ27cmとスリムに収まっています。ローチェストの上において使用するなど、レイアウトの自由度が広がるでしょう。
0.3μmの微小な粒子をほぼ100%除去する性能を備えた『静電HEPAフィルター』搭載で、優れた集塵・脱臭効果を発揮します。人が感じる運転音に配慮している点も特徴です。
ワイドな吹き出し口を採用すると同時に、フィルターの下部にファンが配置されていることによって防音効果も期待できます。
- 商品名:ストリーマ空気清浄機 MC55W
- Amazon:商品ページ
加湿ストリーマ空気清浄機 MCK55W
『加湿ストリーマ空気清浄機 MCK55W』は、スクエアフォルムでさりげなく部屋にとけ込む、暮らし目線のスリムタワー型空気清浄機です。
パワフルかつ清潔な加湿を実現しており『のど・はだ運転』や選べる3段階加湿など、使いやすい『加湿モード』も充実しています。加湿しても清浄能力は低下しません。
前方と左右にある吸い込み口の吸い込み領域を最大20%アップすることで、より広範囲のホコリを吸引できます。
パネルを開けずにフィルターの掃除ができたり吸水タンクを簡単に取り外せたりと、手入れがしやすいこともうれしいポイントです。
- 商品名:加湿ストリーマ空気清浄機 MCK55W
- Amazon:商品ページ
掃除や手入れのポイント
いつまでも長持ちさせながらきれいな状態で使い続けたい空気清浄機は、掃除や手入れをしっかりと行うことも重要です。メンテナンスに関して押さえておきたいポイントを確認しましょう。
説明書をしっかり読もう
ダイキンの空気清浄機にはさまざまな種類があり、本体内部にあるフィルターや各種ユニット類もいろいろなものがあります。
それぞれの製品やパーツごとに掃除や手入れの正しい方法が異なるため、取扱説明書にしっかり目を通してからメンテナンスを行いましょう。
スイッチを入れても運転しなかったり異常な音や振動がしたりといった症状がみられる場合は、故障の可能性があります。手入れの前に『ダイキンコンタクトセンター』へ相談しましょう。
製品をお使いのお客様サポートサイト | ダイキン工業株式会社
フィルターなどの清掃方法
空気中のホコリなどを集める『プレフィルター』は、水洗い可能です。掃除機でホコリをしっかりと吸い取ってから水洗いをしましょう。
2週間程度の間隔で掃除ができるなら、フィルターの裏から流水を当ててホコリを押し出すように洗えばきれいになります。
月に1度の頻度になる場合は、中性洗剤を少量溶かした水で『漬けおき洗い』をするとよいでしょう。1時間程度漬けた後に洗剤を洗い流し、風通しのよい日陰で乾かします。
脱臭フィルターは紙でできているため、水洗いはできません。『2週間~1カ月に1回』のペースで、掃除機をかけてホコリを吸い取りましょう。
数年前のモデルの中には『空清フィルター』を使用しているものもあります。こちらは水洗いできないため、新しいものと交換が必要です。
構成/編集部