下北沢や三軒茶屋、二子玉川、成城学園前といった人気のエリアが点在し、そのイメージの良さは抜群な「世田谷区」。今回リクルート住まいカンパニーは、世田谷区にある駅を集計し『家賃相場が安い街ランキング』を発表した。
家賃7万円台で住める魅力的な街が多数ランクインしているので、引越しを考えている人はぜひ参考にしてほしい。
世田谷区の家賃相場が安い街ランキング
シングル向け(10㎡以上、40㎡未満)の相場が安い街第1位は「桜上水」。京王線で新宿までは15分で、快速や急行なども利用できる。また、駅徒歩1分圏内に商店街やスーパーがあり、生活に必要な買い物環境が整っている。交通利便性・生活利便性ともに高いため、シングルで住む人にとって魅力的な街といえそうだ。
さらに、16位の「上野毛」まで家賃相場が7万円台になっており、先日発表した「港区の家賃相場が安い街」1位の「品川」が10.8万円ということを考えると、世田谷区には穴場な街が多いといえるかもしれない。
また、16位までにランクインした駅の多くは小田急線や京王線が通っており、新宿に乗り換えなしで行くことができ、さらにバス便も充実していることから、都心までのアクセスを重視してお得に家を探す際は、検討してみてもいいかもしれない。
2人暮らし以上向けランキング
2人暮らし以上向け(40㎡以上、70㎡未満の物件)のランキングに関してもベスト10の顔ぶれは、シングル向けとそれほど大きな変化はなかった。
その中で同率9位の「成城学園前」は子育て世代には注目だろう。新宿までは急行に乗れば15分、渋谷までは下北沢で京王井の頭線に乗り換えれば22分ほどで行けるので、都心へのアクセスは抜群。
また、ロマンスカーも停車するため、箱根方面にも簡単にアクセスでき、レジャー面でも便利。閑静な住宅街というイメージがある成城学園前だが賃貸物件(40㎡以上、70㎡未満の物件)は14万円で借りられるので、意外にもお得感が高いといえるだろう。
世田谷区は、ターミナル駅までのアクセスの良さと、落ち着いた暮らしが両立できる街が多い。仕事と日々の生活のメリハリをつけたい人は世田谷区でぜひ家探しをしてみてはいかがだろうか。
調査概要
調査対象駅:世田谷区の駅(38駅)
調査対象物件:駅徒歩15分以内、住戸名寄せあり、物件数11件以上、中古マンション価格は築年数40年未満
(1)10平米以上~40平米未満、1K・1DKの物件(定期借家を除く)
(2)40平米以上~70平米未満、1LDK/1SLDK/2K~2SLDK/3K~3SLK(定期借家除く)
データ抽出期間:2019/3/1~2019/5/31
家賃の算出⽅法:上記期間でSUUMOに掲載された賃貸物件(アパート/マンション)の管理費を含む⽉額賃料から中央値を算出。(シングル4万~15万以下、ファミリー7.5万円~28万以下)
構成/ino