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トラブルにつながる注意点も解説!覚えておきたい子どもにあげるお年玉の相場

2019.12.21

子どもたちにとってお正月の楽しみといえば、お年玉です。自分の子どもや甥・姪などへのお年玉に頭を悩ませる人もいるのではないでしょうか。お年玉のマナーや相場を知って、失敗のないようにお年玉をあげましょう。

お年玉をあげる範囲

社会人になり数年経つと、甥や姪、友人の子どもなど周囲に子どもが増えていきます。自分の子どもが誕生すると「お年玉をあげたい」と考えるものです。

しかし、知っている子ども全員にお年玉を配ることはなかなか難しいでしょう。お年玉はどのくらいの年齢層、関係性の子どもにあげるのが適当なのか見ていきます。

大学生になるまでが一般的

関係性や考え方にもよりますが、子どもが何歳を迎えた頃からお年玉をあげ始めるかについては、幼稚園でいう年長を迎える『5歳』くらいからの人が多いようです。

ただし、自分の子どもや近しい間柄の子どもへは、赤ちゃんの頃からお年玉を用意する人も少なくありません。

一方で、子どもが何歳までお年玉をあげるかは『高校を卒業する年』か『成人を迎える年齢』までが一般的なようです。こちらもあくまでも目安で、社会人になってもお年玉をあげる人もいます。

お年玉をいつまであげるかは、あげる人やもらう人の考え方、子どもとの関係性によって変わってくるものと考えましょう。

甥や姪にもあげるべきか

お年玉をあげるかどうかは、その子どもとの関係性によって判断します。自分のきょうだいの子どもである甥や姪には、お年玉をあげるのが一般的なようです。

しかし、いとこやいとこの子どもにまでお年玉をあげる人は減っています。

子どもがお年玉をもらうと大人同士のやりとりが発生してしまうため、近年では友人や近所の子どもにお年玉をあげるのも珍しいようです。

なかには、自分の子どもにはお年玉をあげないといったポリシーの家庭もあります。それぞれの家庭の考え方によって、お年玉へのスタンスはさまざまです。

年代別 お年玉の相場

お年玉をあげる側が最も気になるのが金額の相場でしょう。お年玉の金額が極端に少ないと恥をかいたり子どもが機嫌を損ねたりして、トラブルになることも考えられます。

反対に、お年玉が高額すぎても相手の保護者に気を使わせる可能性が高いでしょう。お年玉の相場を確認して、高すぎず少なすぎない額を準備することが大切です。

お正月は1年の始まりにあたるおめでたい行事といえます。『4(死)』や『9(苦)』といった、不吉なことを連想させる数字を使わないのがベターです。

小学生

小学生へのお年玉には『1,000~3,000円程度』の金額が相場とされています。低学年には『1,000~2,000円』、高学年には『3,000~5,000円』程度が目安です。

ただし、低学年と高学年の小学生のきょうだいにお年玉を渡すとなると、金額に差をつけてよいものか悩むところかもしれません。

金額の差について、きょうだいがもめることも考えられます。そんなときに便利なのが『年齢×500円』のお年玉相場の方式です。たとえば、8歳の子どもに渡すお年玉は4,000円になります。

「計算式から導き出された金額で毎年増えていくよ」と伝えたうえで渡すのであれば、縁起やきょうだい差を気にせずに済むでしょう。

中学生

中学生へのお年玉は『5,000~1万円』が相場です。ほかに小学生や高校生のきょうだいがいる場合は、バランスを見て金額を決めるのがよいでしょう。

たとえば、1万円渡す予定の高校生の兄と3,000円渡す予定の小学生の妹がいる中学生には『5,000~7,000円』くらいが無難です。

また、学年の違う中学生きょうだいには『一律5,000円』あげるのがよいでしょう。ちなみに中学生へのお年玉全国平均額は『5,000円』です。

もし、お年玉をもらった子どもがもっと大きな金額を期待していた様子であれば、平均額を伝えると納得してくれるでしょう。

高校生

高校生へのお年玉も『5,000~1万円』が相場です。中学生から引き続きの5,000円でもお年玉として妥当であるうえ、1万円にランクアップするのも珍しくないでしょう。

自分でお金を管理できる高校生には、渡す人や家庭の考え方によってお年玉の金額が異なります。

1万円を超す額のお年玉を渡したい場合は『端数を図書券や商品券にする』のも一つの手です。受験対策で書籍代が増える高校生には、喜んでもらえるでしょう。

まだ小さい子どもにあげる場合

赤ちゃんや未就学児などにも、お年玉を渡すのが正解なのか迷うところです。子どもが小さい場合にお年玉を用意すべきかどうか、また金額的にいくらくらいがよいのか見ていきましょう。

赤ちゃんはプレゼントでもOK

本人がお金の意味を理解していない赤ちゃんなどには、金銭ではなくおもちゃや絵本などのプレゼントをお年玉代わりに渡すのがよいでしょう。

出産祝いや誕生祝いを渡していない場合は、両親に向けて商品券などを準備するのもOKです。金額の相場ですが、赤ちゃんへのプレゼントは『1,000円』程度で十分でしょう。

プラスαとして両親にお金や商品券を包む場合は、関係性や以前自分の子どもに包んでもらった金額を目安にします。

未就学児のお年玉はいくら?

就学前の保育園児・幼稚園児には『1,000円~2,000円』が相場です。ただし、甥や姪以外の親戚の子どもや友人の子どもには、お菓子やおもちゃで十分でしょう。

年中や年長などの子どもであっても、両親の教育方針でお金を持たせない家庭もあります。現金でお年玉をあげたい場合は『両親に渡す』のがベターです。

親戚の集まりなどでほかの人が未就学児に現金を渡している場面や、きょうだいやいとこなどが現金のお年玉をもらう場面に遭遇することもあります。

両親が見ているときであれば、同じタイミングで本人にお年玉を直接手渡すのは問題ないでしょう。

お年玉をあげるときの注意点

子どもたちにとってはお正月最大の楽しみといえるお年玉は、大人同士のトラブルがないようにスムーズにやりとりしましょう。お年玉をあげるときに注意すべきマナーや、注意点を見ていきます。

親戚間でのトラブルを防ごう

お年玉を子どもに渡すときは「あげた」「もらっていない」といったトラブルを避けるため『大人が同席している場』で渡すようにしましょう。

ぽち袋の表面には渡す子どもの名前、裏面には自分の名前を書きます。『誰が誰に渡したお金か』をはっきりとわかるようにするのが大切です。

親戚での集まりの場合、自分の子どもや甥・姪などの近しい子ども以外にもいとこや遠い関係性の子どもがいる場合もあります。

関係性の違いで子どもに渡すお年玉の金額に差が出るとトラブルになりかねません。『同じ学年の子どもには同一の金額を包む』ようにしましょう。

相場にとらわれることなく、大人の間で金銭やどこまでの関係性の子どもにお年玉を用意するかなど、事前にすり合わせておくと安心です。

目上の人の子どもには渡さない

お年玉の由来は諸説ありますが『正月にお供えした餅のお下がり』だともいわれているようです。上司や先輩など、立場が上の人の子どもにお下がりの金銭を渡すのは失礼にあたります。

普段お世話になっている上司や自分の子どももかわいがってくれる先輩などの子どもには、おもちゃや絵本といったプレゼントをお年玉代わりにあげるのがよいでしょう。

子どもが小学校高学年以上の場合は、図書カードや商品券などでも大丈夫です。目上の人の子どもに渡すケースでは、お年玉ではなく『お年賀』と書かれた袋を用意しましょう。

喪中の場合は言葉を変える

お年玉を包む相手に不幸があった場合、お年玉を渡してよいものか悩みます。たとえ喪中であっても、子どもには幸せな気持ちでお正月を過ごしてほしいものです。

お年玉として現金を包むなら『文具代』『図書代』などとして渡しましょう。華やかすぎるぽち袋も避けたほうが無難です。

無地の白封筒の表面に名目代と子どもの名前、裏面に自分の名前を書きましょう。

本来予期していなかった通夜や葬式で現金を包むなら『旧札』、ご祝儀やお年玉は『新札』を準備するのがマナーです。現在は、簡素化されてお年玉にわざわざ新札を準備する人が減っています。

しかし、喪中である相手こそ、受け取った子どもやその家族が明るい気持ちになるような渡し方を心がけましょう。

文/編集部

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