iPhone X以降の機種ではなくなってしまったが、現行のiPhone 8を含め、以前のモデルではiPhoneに搭載されていたホームボタン。iPhone 5Sからは指紋認証機能を持ったTouch IDが搭載され、iPhone 7からは感圧式になるなど、そのメカニズムは進化してきた。本記事では、いまだに愛用者も少なくないであろうiPhoneのホームボタンに、トラブルが起きた時の対処方法を紹介していく。
そもそもiPhoneの修理はどこですれば良い?
ホームボタンに限らず、iPhoneにトラブルが起きたときはどこに修理を依頼すれば良いのだろうか? Appleから直接iPhoneを購入した場合と、大手キャリアから購入した場合で違いがあるのか見ていこう。
【参考】Apple公式サイト
ホームボタンを含め、iPhoneの修理はAppleが認証した修理サービス拠点へ
Appleが認めている、正規のApple製品修理サービス拠点は3か所。「Appleリペアセンター」、「Apple正規サービスプロバイダ」、「Apple Store」だ。
ドコモやauで買ったiPhoneのホームボタン修理はどこに頼む?
各キャリアでは基本的に修理の取り次ぎサービスを行っている。例えばドコモでは、修理の依頼は「Apple正規サービスプロバイダ」や「Apple Store」へ相談するように案内しているほか、ドコモショップ丸の内店とドコモスマートフォンラウンジ名古屋でも故障受付を行っている。
基本は本体交換!? iPhoneのホームボタンを修理すると料金はどのくらい?
Appleに修理を依頼した場合は、修理箇所のほかにAppleCare+に加入しているかどうか、AppleCare+の利用回数によって料金が変わる。修理のためにiPhoneを預けると、どのような修理が必要か検査の上で料金を提示してくれる。
ただし、画面とバッテリーの交換以外は基本的に本体の交換となってしまう。ホームボタンのみの交換(修理)はできないので、データはすべてバックアップしておく必要がある。
【参考】iPhoneの修理サービス
iPhoneのホームボタンの修理費用を抑えるには?
本体交換となれば、AppleCare+に加入していればまだしも、加入していなかった場合はかなり高額な修理料金になってしまう。安く抑える方法はないのだろうか?
iPhoneホームボタンの修理には、料金の安いショップを使う手もある
Appleの正規サービスではないが、iPhoneの各種修理を請け負っているショップは数多くある。ホームボタンの修理を依頼した場合には部品だけを交換してくれるので、正規サービスプロバイダよりリーズナブルな修理料金だ。ただし注意点もあるので、このあと紹介していこう。
指紋認証が使えなくなる!? iPhoneのホームボタン修理を正規以外に依頼するなら、自分の責任で!
正規でないショップを使う場合、費用は抑えられるかもしれないが、Appleの保証が受けられなくなる。Apple製品1年限定保証はもちろん、AppleCare+も無効になってしまう。またTouch IDを搭載した機種の場合、指紋認証が使えなくなってしまうので、これも注意が必要だ。
iPhoneのホームボタンが陥没したくらいなら自分で修理できる?
例えば、ホームボタンが陥没して戻らなくなったくらいなら、自分で本体を開けて直そうと考えるかもしれない。しかし、iPhoneの本体を開けると保証対象外となってしまう。iPhoneはとても繊細な部品が多い機器なので、自分での修理はおすすめしない。