今回の新型ホンダN WGNは、既報の標準車、NA、カスタムターボに続き、ある意味、レアグレードの標準系ターボモデル、L・ターボ Honda SENSINGの試乗記をお届けしたい。L・ターボ Honda SENSINGの価格は10%の消費税込みで152万1200円。NAのL Honda SENSINGが136万4000円。カスタムL・ターボ Honda SENSINGが169万4000円となり、L Honda SENSINGに対して15万7200円高く、カスタムL・ターボ Honda SENSINGに対しては17万2800円安い。つまり、L Honda SENSINGとカスタムL・ターボ Honda SENSINGのちょうど中間という価格になるわけだ。
ズバリ、最初に述べておくと、L・ターボ Honda SENSINGは、カスタムより、新型のテーマとなる「ニューシンプル」らしさをより強く感じさせる標準車のエクステリアデザイン、明るいインテリアがお気に入りだが、いかに新型N WGNのNAの動力性能が街乗り、高速走行を含め必要十分だとしても、長距離の高速走行、登坂路走行、フル乗車する機会が多いので、1.3L並みのトルク、パワーを誇るターボエンジンは不可欠・・・という人にぴったりの選択ということになる。
標準車のほのぼのとしたエクステリアにターボエンジンという強心臓を搭載したL・ターボ Honda SENSINGは、NAのL Honda SENSINGに対して15万7200円高だが、L Honda SENSINGではオプションのLEDヘッドライト(夜間の安全視界に直結)、アレルクリーンプラスシート、オートリトラドアミラー、そしてスポーティーな走りのシーンだけでなく、首都高や高速道路などでのスピードコントロールのしやすさ、スムーズな減速効果も得られるパドルシフトまで付いているのだから、ターボエンジンを含む商品力という点では、価格差は一気に縮まるという印象だ。