パナソニックとコンビが”コンビ”を組んだ電動アシスト自転車
そんな中、パナソニックとベビー用品メーカーのコンビがコラボして新たな子乗せ電動アシスト自転車を開発した。2019年12月4日に発売予定の『ギュット・クルームR』がそれだ。
「暮らしのプロフェッショナル」パナソニックと「育児のプロフェッショナル」コンビがコラボをして「育児のために最適な電動アシスト自転車」が誕生したのだ。その目の付け所は「さすが!」とうならされるものばかり。
その1つが「クルームリヤシート」と名付けられたシートの設計にある。
パっと見てお気づきだろう。そう、サンシェードが付属するのだ!
こちらは開閉ができて、不要な場合はオープンカーのように畳める(写真は前乗せタイプのサンシェード)。
まさに、目からうろこが落ちる思い。ベビーカーでサンシェードがないモデルは探すのが難しいくらいだが、実はこのサンシェード、電動アシスト自転車に標準搭載するのは業界初なんだとか。これで、表面温度上昇を最大で約19度も抑えてくれるのだ! 子どものデリケートな肌を日光から守ってくれるというわけだ。
自転車に乗る子どもはヘルメットをかぶるため、普段より頭部に熱がこもりやすい。そこでサンシェードが活躍するわけで、もしかしたら今後、子乗せ自転車の新常識になるかもしれない!!
さらに、ヘッドカバーやベルトカバーは洗濯OK! 代謝がよくて汗をかきやすい子どものカラダを清潔に保てると、ママ・パパ・じじ・ばば、み〜んな安心だ。
もちろんクッション部分にも配慮がなされており、「EVAクッション」を採用してサッと一拭きでお手入れ簡単! これは便利だ。
そして、チェストグリップが子どもをしっかりとサポート。後ろの席だと気になる、子どものベルトからの抜け出しリスクを軽減する。
しかも、子どもを乗せおろししやすい工夫もされている。「ウェルカムベルト」と名打たれた通り、肩ベルトが立体的に設計されていて手を通しやすく、子どもを座らせるのが簡単だ。また、ガードは左右から開閉できて、自転車のどちら側からでも乗せおろししやすい。
背もたれの角度は112.5度に設計されていて、子どもが移動中に寝てしまっても倒れにくいように包み込む。まさに「クルームリヤシート」なのだ。
さらに、U型をしたユニークなフレーム形状のためまたぎやすく設計。ワイヤーを極力フレームの中に通すことでスッキリした外観となった。
育児のための製品のプロフェッショナル、コンビ株式会社 グローバルR&Dセンタージャパン 岩井大典さん