子どもを乗せて電動アシスト自転車でお出かけする時、意外と忘れていたものがある。パナソニックとベビー用品メーカーのコンビがコラボして誕生した子乗せ電動アシスト自転車『ギュット・クルームR』。そこには、「ベビーカーを作る会社ってやっぱり育児のプロなんだ!」と納得する、英知が詰まっていた。
後ろに子どもを乗せる電動アシスト自転車が大人気
電動アシスト自転車の売れ行きが好調なのはご存じだろう。
パナソニック サイクルテック社の調べによれば、2018年に自転車は約730万台売れた。しかし、これは前年比で97%と微減した数字なんだそう。
しかし、電動アシスト自転車は2018年に約68万台を販売。こちらは前年比106%と好調だ。
さらに、子どもを乗せる「子乗せモデル」の場合、同社の販売台数は過去6年で年率約17%の急成長をしているというのだ。
また、子乗せモデルは前に子どもを乗せる「前子乗せ」タイプと、後ろに子どもを乗せる「後子乗せ」タイプがあり(前後に子どもを乗せるタイプもある)、同社によれば65%が「後子乗せ」を選んでいるようだ。
その理由としては、
1.後子乗せタイプは前にバスケットを設置できて荷物が積みやすい。
2.前子乗せタイプは子どもを乗せられる”使用年齢”が後子乗せに比べて短い。
=前は100cm/15kg以下(1〜4歳児)、後は115cm/22kg以下(1〜6歳児)が乗車可能範囲とされる
3.後子乗せタイプは子どもが自分で自転車に乗れるようになったら大人用として使える。
以上が挙げられるようで、今後はさらに後子乗せタイプに人気が移る模様。
説明するパナソニック サイクルテック株式会社 専務取締役 大西一正さん