クリスマスの飾り付けを、イラストを交えて手作りしたいという人もいるのではないでしょうか。100均アイテムや家庭にある道具を使って、オリジナリティのある飾り付けが可能です。ツリーやリースの手作りアイデアや、折り紙での作り方を紹介します。
クリスマス飾りの定番アイテム
クリスマス装飾の定番といえば、クリスマスツリー、クリスマスリース、それにイルミネーションです。
ここでは、それぞれの手作りアイデアをご紹介します。作り方の基本を知り、オリジナリティあふれる飾り付けに挑戦してみてはいかがでしょうか。
クリスマスツリー
クリスマスツリーは、素材やサイズ感に豊富なバリエーションがあります。背の高い本物のモミの木を使う必要はありません。インテリアに合わせて、卓上サイズのミニツリーの手作りも可能です。
オーナメントハンガーとモールを組み合わせると、小さなオリジナルツリーが作れます。DIY専門店や100均で枝や針金を購入して、スッキリした印象にまとめるのもよいでしょう。
ペーパークラフトのツリーなら、壁面に立てかけたり貼り付けたりできます。置き場所を選ばない、省スペースなツリーとしておすすめです。
ツリーやオーナメントのカラーや素材感に合わせて、プレゼントボックスやキャンドルを添えると雰囲気が高まります。
クリスマスリース
クリスマスリースは、壁に飾るだけでなく冠として被ったりテーブルに置いたりするものです。頭に乗せることをイメージすると、自然なサイズ感のリースを作れます。
リースの土台は100均でも手に入りますが、針金や木の枝を環状に編んでオリジナリティを出すのもよいでしょう。
松ぼっくりや赤いリボンが装飾の定番です。緑や赤を基調にして、ボール状の毛玉や花を付けると雰囲気が出せます。
テーブルに置く際には、4本のキャンドルをリースに差す(立てる)と『アドベントリース』に早変わりです。それぞれのキャンドルは、希望、平和、喜び、愛を意味します。
クリスマスシーズンの食卓にアドベントリースを置いて、特別なディナーを演出するのもよいでしょう。
イルミネーション
クリスマスの飾り付けは、ツリーやリースだけではありません。イルミネーションライトやジュエリーライトを用いて、空間をデザインすることも可能です。
ミニツリーや小型のリースを配置するだけでは、少し物足りないかもしれません。設置場所にイルミネーションを飾り付けることで、クリスマス装飾の雰囲気が高まります。
イルミネーションを用いれば、モミの木をモチーフにしたツリーを手作りする必要もありません。観葉植物にイルミネーションを巻き付けるだけで、クリスマスツリーらしさが演出できます。
手作りの飾り付けのアイデア
ここまでは、クリスマス装飾のメインとなる飾り付けについて紹介しました。飾り付けを手作りするなら、低予算でユーモラスなアイテムを考えてみるのも面白いでしょう。
ここでは、包装紙ツリーとソックス雪だるまについて紹介します。保育園などで子どもと一緒に作る際にもおすすめのアイデアです。
包装紙ツリー
クリスマスツリーは、包装紙と厚紙での手作りも可能です。円錐形のツリーを手作りするには、まず、厚紙をくるっと巻いて下地を作ります。セロハンテープで固定したら、まっすぐ立つように底面を水平にカットしましょう。
これにクリスマス柄の包装紙をテープとノリで貼り付け、はみ出す部分をカットします。ビーズやオーナメントで飾り付ければ、低予算な包装紙ツリーの完成です。
きれいな円錐型を作るには、はじめにコンパスを使って底面にあたる曲線をカットしておく方法もあります。
靴下を使った雪だるま
子ども用の小さな靴下を使って、雪だるまを手作りする方法をご紹介します。お好みのボタンやリボンを準備すれば、あとは家庭にあるもので簡単に手作りが可能です。
まずは、靴下をかかと部分で上下半分にカットします。上部分を裏返して、カット面を輪ゴムで閉じましょう。表面に戻して、お米を詰めたビニール袋を2袋準備します。
袋を詰めて輪ゴムで縛ると、胴体部分と頭部分の出来上がりです。輪ゴムで縛ったほうを頭にして、目やお腹にボタンやビーズを縫い付けましょう。
靴下の下部分を巻き込んで帽子を作り、頭に被せます。リボンを首に結び付ければ、ソックス雪だるまの完成です。
100均アイテムを使った飾り付けアイデア
クリスマスの飾り付けは、アイデア次第でさまざまな材料が使えます。小物の商品数が豊富な100均アイテムは、手作りクリスマス装飾を考える際に重宝するでしょう。
ここでは、100均アイテムで壁面、天井、テーブルやツリーの飾り付けをするアイデアをご紹介します。
壁の飾り付け
100均でも手に入る粘土を使って、穴開きのオーナメントを手作りして『ガーランド』にする方法もあります。
粘土はお菓子作りの型で抜いて、紐通しの穴はストローで開けると簡単です。乾く前にスタンプを押したり、乾いてから彩色したりして、オリジナルガーランドを手作りしてみましょう。
ガーランドに小さなプレゼントをくくり付けることで、壁面装飾を兼ねた『アドベントカレンダー』にもなります。
壁面にクリスマス柄のマスキングテープを貼り付けておけば、プレゼントが減っていっても変化のあるデザインを楽しめるでしょう。
天井の飾り付け
天井の飾り付けは、立体的なアイテムと平面的なアイテムを組み合わせるのがおすすめです。糸の長さも変えることで、インテリアに溶け込む自然な飾り付けができます。
1本の糸に複数のモチーフで飾り付けしたり、大きな平面モチーフと小さな立体オーナメントを組み合わせたりしてみましょう。複数のアイキャッチを持たせることで、少ない本数でも立体感のある装飾が作れます。
イルミネーションやガーランドを、天井から飾り付けるアレンジも考えてみるのもよいでしょう。
テーブルやツリーの飾り付け
テーブルは、100均の網目ランチョンマットの下に、クリスマス柄の包装紙やマスキングテープで飾り付けするだけで雰囲気が変わります。厚紙に包装紙を貼り付けて、オリジナルランチョンマットを作るのもよいでしょう。
キャンドルを置くだけでは物足りないなら、小型のアドベントリースやクリスマスツリーを手作りするのもおすすめです。
カッティングボードやコルクボードに、ツリーを貼り付けるというアイデアもあります。シャンパンコルクを割いて幹にして、グリーンモスや木の実でツリーの雰囲気を演出すれば、立体的な壁掛けツリーの完成です。
折り紙を使ったアイデア
クリスマス装飾は、折り紙で作ることもできます。低予算であるうえ、作る楽しみも味わえるのが折り紙です。
ここでは、クリスマスツリーとクリスマスリースの作り方の例をご紹介します。これらをベースに、オリジナルの折り方に挑戦してみるのも面白いのではないでしょうか。
ツリーの折り方
まずは、緑色の折り紙を用意し、白い面が内側になるように縦半分、横半分を山折り、対角線2本が谷折りになるように折り目を入れます。これを折り目に沿って四角形に折り畳み、それぞれの辺を立てて、三角形を真ん中から潰すように折っていきましょう。
4辺全てを折り終わると、細長い二等辺三角形になっている緑色の部分が枝葉、下部の白色の三角形がちょうど幹にあたる形になっています。幹の部分を幹らしく四角形にカットし、枝葉の部分を横向きに数段の切り込みを入れていきます。
枝葉部分に入れた切り込みを斜め上に折り返していくと、ツリーの立体感が高まります。枝葉を開いて、折り紙で作った箱に収めれば完成です。
リースの折り方
リースを折る場合は、同じ形の部品を8枚折り、差し込んで作ります。2種類の緑色の折り紙を8枚用意しましょう。
まずは、裏面が見える状態で半分に折り目を付け、片側だけ中心線まで折り返します。白色が見えているほうの中心線の頂点から、白色と緑色の境目の頂点に向けて折り返しましょう。
折り目が付いたら1度開いて、白色側の頂点から折り目に向けて折り返します。この状態で、さきほどと同じように折りましょう。
次に、緑色の重なりの線と、白色と緑色の境界線を内側に折り畳みます。後者を開いて、もう一方の境界線で裏側に折りましょう。白色の境界線で内側に折り、飛び出た部分を折り返します。これが袋になるため、開いた状態でほかの部品を差し込んで閉じることを繰り返せば完成です。
参考動画:How to make an Origami Robin Star(YouTube)
文/編集部